From Paris/パリDAC通信第32号


2005年3月4日

パリ援助効果ハイレベルフォーラム

先日、紹介差し上げたパリ援助効果ハイレベルフォーラム(2月28日〜3月2日)に関して簡単にご報告差し上げます。

本フォーラムは、調和化・アラインメント、開発成果マネジメント、その他キャパシティビルディング、オーナーシップ等援助効果向上のために必要な取組みに関し議論を行うことを主な目的に開催ました。会合には、OECD/DAC、世銀、MDBs、UNに加え、パートナー国、新興ドナー、CSO等幅広い国・組織から、ハイレベルの参加者を多く得ることができました。

会合の結果、パリ宣言が採択され、今後の取組みが約されました。前回のローマ宣言との大きな違いは、宣言にモニタリングメカニズムが組み込まれていることです。その一部には、12個の指標、それに付随する達成目標(ターゲット)があり、ポストパリの最初のタスクとして、DACの援助効果作業部会にて、ベースライン設定、それに基づくターゲット・指標の設定(レビューを含む)が課され、9月までにこれらのモニタリングメカニズムの全容が確定する予定です。

パリ宣言→
http://www1.worldbank.org/harmonization/Paris/FINALPARISDECLARATION.pdf

会合の詳細に関しては、今後のパリDAC通信で何度かに分けてご紹介差し上げようと
思います。是非ご覧下さい。

(パリDAC通信担当 寺門)


バックナンバー

2005年2月5日第31号「Forum on Partnership for More Effective Development Co-operation
2005年1月23日第30号「脆弱な国家(fragile states)における援助効果向上に関するシニアレベルフォーラム
2005年1月11日第29号「DACアウトリーチ戦略(その2)
2004年12月14日第28号
DACシニアレベル会合(SLM)
2004年11月16日第27号「開発援助における評価の方向性
2004年10月29日第26回「ローマ調和化宣言」のその後−パリ・ハイレベルフォーラムに向けて(その4 調達キャパビル)−
2004年10月15日第25回『ニカラグア通信:現場から見た調和化・アラインメント
2004年10月1日第24回「DACアウトリーチ戦略−対外協力関係の今後−
2004年8月10日第23回「ローマ調和化宣言」のその後−パリ・ハイレベルフォーラムに向けて(その2 開発成果マネジメント)−」
2004年7月28日第22回「ローマ調和化宣言」のその後−パリ・ハイレベルフォーラムに向けて(その1)−」
2004年7月12日第21回「ODAでCO2排出権を買えるのか?」
2004年6月12日第20号MDGsへの貢献はどう図るべきか?
2004年5月30日第19号「対フランス援助審査」

2004年5月18日第18号「OECD閣僚理事会(5/13-14)」
2004年5月4日第17号 「援助量と援助効果の向上」

2004年4月18日16号「DACハイレベル会合 報告」
2004年4月6日15号「DACハイレベル会合(4/15-16)・予告編」

2004年3月14号


2003年12月13号
2003年10/11月12号
2003年7月21日11号

2003年7月7日10号
2003年6月22日9号
2003年6月9日8号
2003年5月5日7号
2003年4月28日第6号
2003年4月17日第5号
2003年4月7日第4号
2003年3月31日第3号
2003年3月24日第2号

2003年3月10日第1号

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