March 4: Dev Consultant (March 5 BBL), Trade&Dev, Education, NGO, Africa, Latin America, GRIPS, Human Security, Afghanistan, G7, Evaluation, Harmonization, BBL Schedule

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(3/4付)は次の15点です。

【1】 次回のBBLのご案内:開発コンサルタント(3/5)
【2】 前回・前々回のBBLのご報告:貿易と開発(2/26)、教育(3/3)
【3】 地球に乾杯!NGO:マラウイ食糧危機/エンパワメント
【4】 アフリカ・ネットワーク:仏アフリカ首脳会議、NEPAD、大湖地域
【5】 T&D Net:UNDP報告書、アフリカ貿易、先進国市場開放政策
【6】 GEFA(教育):教育開発援助の流れ、教育エコノミストの視点等
【7】 ラテンアメリカ:地域統合・域内協力、ブラジル
【8】 GRIPS開発フォーラム:ODA総合戦略会議、援助協調、ベトナム
【9】 人間の安全保障国際シンポジウム:川口外務大臣演説等(2/25)
【10】 カルザイ・アフガニスタン大統領訪日(2/20-23)
【11】 アフリカ投資東京会合(2/26)/TICAD3準備会合(3/3-4)
【12】 G7財務大臣・中央銀行総裁会議(2/22)
【13】 評価と結果重視マネジメント:DAC用語集
【14】 調和化ハイレベルフォーラム(2/24-25)
【15】 3〜4月のBBL日程
―――

【1】 次回のBBLのご案内:開発コンサルタント(3/5)

明3月5日(水)に、本フォーラムBBL「日本の開発コンサルタントに期待する
もの」を開催する予定です。世界銀行東アジア太平洋局都市部門開発部首席業
務統括官の鈴木博明氏より、日本及びその他諸国の開発コンサルタントととも
に世界銀行で仕事をしてきた経験を踏まえて問題提起をいただき、引き続き出
席者間で意見交換を行います。案内状は次のウェブサイトまたは本メール末尾
をご覧下さい。
http://www.developmentforum.org/invitation/030305.htm

日本の開発コンサルタントについては、コスト競争力や国際機関等での経験を
はじめ、本フォーラムBBLで幾度も議論になっています。(例えば昨年9月の
「世銀と日本の関係強化」に関するBBLの議事録にも言及されています。)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/pm12.pdf
今回のBBLで、可能な範囲で当地を中心とした様々な見方をとりまとめたいと
考えております。

出席される方は、それぞれの本4日(火)正午までに、本フォーラムBBL担当
(江尻、yumiejiridev@aol.com)に氏名・所属先をご連絡いただければ幸いで
す。また、当地以外の方も含め、出席できない方におかれては、ご意見や問題
提起を電子メールでいただければ幸いです。
info@developmentforum.org

【2】 前回・前々回のBBLのご報告:貿易と開発(2/26)、教育(3/3)

2月26日(水)のBBL「貿易と開発をめぐる最近の動向と日本にとっての意味合
い」では、世界銀行開発経済局貿易チーム・アナリストの大槻恒裕氏と、
ヴァージニア大学経済学博士課程の吉野裕氏をお招きし、約20名の出席を得
て、世銀の取り組み、ODA政策の観点からの課題、マルチ優先かバイ優先か、
貿易キャパシティビルディングの地域的優先度、貿易政策の開発への活用等に
つき意見交換が行われました。席上の議論の概要は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/summary030226.htm

大槻氏の資料(貿易と開発を巡る最近の動向)と吉野氏の資料(ODA政策とし
ての貿易キャパシティビルディングに関する一考察)は次の通りです。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/bbl0226otsuki.htm
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/bbl0226yoshino.ppt

3月4日(月)のBBL「日本の国際教育協力の課題を考える−グローバルな取り
組みとの連携を中心に−」では、外務省経済協力局調査計画課課長補佐の横林
直樹氏をお招きし、約10名の出席を得て、先週パリで行われた教育ファストト
ラック関連会合等も踏まえつつ、学校建設のコスト引き下げ、経常経費支援や
アフリカ支援拡充の必要性につき問題提起があり、アウトプット目標を掲げた
イニシアティブや教育分野等の専門性を持った人材の活用・キャリアパス構築
の重要性等につき意見交換が行われました。席上の議論の概要は次の通りで
す。
http://www.developmentforum.org/records/summary030303.htm

席上配布資料(我が国の国際教育協力、世銀ファスト・トラック・イニシア
ティブ(FTI)の現状)は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/material/0303edu.doc
http://www.developmentforum.org/records/material/0303fti.doc

現在いずれもメーリングリスト(devforum)で議論継続中です。是非ご意見等を
info@developmentforum.orgまでお寄せいただければ幸いです。

【3】 地球に乾杯!NGO:マラウイ食糧危機/エンパワメント

「地球に乾杯!NGO」では、新たに次のコラムを掲載しています。
http://e-NGO.net

●3月3日/マラウイ徒然(10) 食糧危機(3) (小林由季)
→マラウイの食糧不足に関するウェブサイトの紹介。
●2月28日/マラウイ徒然(10) 食糧危機(2) (小林由季)
→マラウイでは食糧不足の結果、健康・栄養状態の悪化で、幼児や年寄
 り、病人等の弱者が多数死亡。皆、必死に生き延びようとしている。
●2月26日/エンパワメント−世界銀行での位置づけ− (杉原ひろみ)
→なぜ世銀で今「エンパワメント」が語られるのか?世銀におけるエンパ
 ワメントの概念とその歴史的背景、世銀内外での問題点について考察。

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)

(連絡担当・紀谷より:南部アフリカの食糧危機の惨状については、もっと多
くの人が関心を持って良いのではないかと思います。是非上記コラムをご覧い
ただければ幸いです。)

【4】 アフリカ・ネットワーク:仏アフリカ首脳会議、NEPAD、大湖地域

先週のアフリカ関連ウェブサイト新着情報 (2 / 22−28)では、第22回フラン
ス・アフリカ首脳会議にて、シラク仏大統領が、先進国は一時的に農業輸出に
対する補助金を停止するべきであるという、これまでのフランスの保護的な貿
易政策を覆す提議をし、国際社会の波紋を呼んでいること、アフリア諸国では
守られていない内容の宣言が採択され、その二重性が批判されていること等を
紹介しています。また、NEPADの科学技術に関するワークショップで、NEPAD国
境を越えた地域的なアプローチが科学技術という一分野に焦点をあてて議論さ
れていることも取り上げています。(その他情報満載です。)
http://www.developmentforum.org/africa/Feb22-28_03.htm

また、ワシントンDCで2つ大変興味深いイベントがあります。
3月5日(水)NEPADに関するセミナー
NEPAD, the African Union and African Conflict Management
http://www.developmentforum.org/africa/NEPAD_AU.htm
3月6日(木)(ルワンダのカガメ大統領を迎えて)大湖地域の平和問題
(出席できなくてもLive Webcastがあり、Webサイト上で講演会の時間
帯に映像を見ることができます。)
http://www.usip.org/oc/events/2003/0306_CIBkagame.html

3月12日(水)には東京の国連大学で公開シンポジウム「アフリカにおける
『平和の定着』を求めて」が開催されます。
http://www.jiia.or.jp/conference/africa2003/j_index.html

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
http://www.developmentforum.org/africa/

【5】 T&D Net:UNDP報告書、アフリカ貿易、先進国市場開放政策

T&D Netでは、UNDPの事務局チームの執筆による「Making Global Trade Work
For People」と題する報告書の発表を紹介しています。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/news.htm

また、アフリカ貿易における運送コスト問題についてのエッセイを新たに掲載
しました。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/transporation_cost.htm

更に、「サブサハラ・アフリカにとって必要な先進国国内市場開放政策は何か
?」と題する書評も掲載しています。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/unrestricted_access.htm

(T&D Net フォーカルポイント:吉野裕)
www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/top.htm

【6】 GEFA(教育):教育開発援助の流れ、教育エコノミストの視点等

GEFA (Good Education For All)のウェブサイトをリニューアルしました。そ
れに伴いトップページのアドレスも以下のように変更しました。
http://www.developmentforum.org/education/

今回から、新たな試みとして、教育開発に関する題材を決め、「概要」、それ
に関連する教育関係者の「インタビュー」、「出版物」、「リンク」をご紹介
することとしました。第一回目は「教育開発援助の流れ」です。教育援助の流
れが分かりにくいという声がありましたので、微力ながら自分なりにまとめて
みました。
http://www.developmentforum.org/education/vol1.htm
本件関連リンク集も作りました。
http://www.developmentforum.org/education/vol1paper.htm

第二回目は、「教育エコノミストの視点からみた教育開発」です。教育エコノ
ミストである世銀の小川啓一氏にインタビューし、教育エコノミストの仕事、
経常経費(recurrent cost)支援についての見解、世銀の教育協力、日本の教育
協力のあり方等についてお答えいただきました。
http://www.developmentforum.org/education/vol2.htm
本件関連リンク集も作りました。
http://www.developmentforum.org/education/vol2paper.htm

今後日本の教育援助政策の流れについても特集を組みたいと思っております
が、その他、ご希望のトピックがございましたらお申し付けください。なにぶ
ん、新たな試みであり、改善すべき点が多いかと思います。ご意見、ご感想、
お待ちしております。

なお、Articleの項に、理論家/研究者と政策決定者/実務家がコミュニケー
ションを高めていくアプローチについて取り上げた論文や、ユネスコ・ユニセ
フの万人のための教育(EFA)関連のペーパーへのリンクを掲載しました。
http://www.developmentforum.org/education/article.htm

(GEFAフォーカルポイント:細谷祐子)
www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/top.htm

【7】 ラテンアメリカ:地域統合・域内協力、ブラジル

Articlesに、米州開発銀行理事上田氏の「中南米とアジア両地域での地域統合
・域内協力の動向とその比較」と、「米州開発銀行(IDB)ジャパンプログラ
ム」を掲載しました。近年急速に進展している中南米とアジア両地域の地域統
合・地域協力についての、JBIC・IDB・ADB共催セミナーの概要です。
http://www.developmentforum.org/latin/articles.htm
米州開発銀行のジャパンプログラムについては以下のサイトもご覧下さい。
http://www.iadb.org/int/jpn/

Latest Newsに、「世界銀行がブラジルの人間開発支援のため5億500万ドルの
融資決定(2月25日)」を加えました。これは、世界銀行がブラジル新政権に
対するはじめての融資で、ブラジルの人間開発プロジェクトを支援するための
ものです。
http://www.developmentforum.org/latin/news.htm
世界銀行のブラジルに対する開発援助の詳細は以下のサイトに載っています。
http://www.worldbank.org/br

(ラテンアメリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:大島千枝)
http://www.developmentforum.org/latin/

【8】 GRIPS開発フォーラム:ODA総合戦略会議、援助協調、ベトナム

次の新着情報をご連絡します。

ODA総合戦略会議(第8回):GRIPS大野健一教授による報告 
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_senryaku8.htm

援助協調への日本の取組み〜「東アジア型」と「サブサハラ・アフリカ型」モ
デルで参画を〜(援助協調への取組みに対する提言を冊子にまとめ、発行しま
した。是非ご一読のうえ、コメントをお寄せ下さい。)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/enjo_kyocho.pdf

大野健一・川端望編『ベトナムの工業化戦略』が3月中旬に日本評論社より発
行されます。国際協力事業団(JICA)とベトナム国民経済大学(NEU)が共同で
行う「ベトナム貿易産業政策研究」の中間的な成果をまとめた本です。ぜひご
一読下さい。価格:\2800、ISBN4535552924

なお、GRIPS Policy Minutes No.1-No.7を増刷しました。ウェブサイトにも掲
載しております。
http://www.grips.ac.jp/forum/download.htm

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
www.grips.ac.jp/forum/

【9】 人間の安全保障国際シンポジウム:川口外務大臣演説等(2/25)

2月25日に人間の安全保障国際シンポジウムが東京で開催されました。川口外
務大臣と土屋政務官の挨拶が次のウェブサイトに掲載されています。(報告書
概要等は追ってウェブサイトに掲載予定です。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/15/ekw_0225.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/15/etc_0225.html

【10】 カルザイ・アフガニスタン大統領訪日(2/20-23)

2月20−23日にカルザイ・アフガニスタン大統領が訪日し、アフガニスタン
「平和の定着」東京会議に出席しました。概要と評価は次の通りです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_03/karzai_gh.html
アフガニスタン「平和の定着」東京会議(2/22)の関連情報(議長総括及び出席
者演説等)は次のサイトに掲載されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/afghanistan/heiwa_tokyo.html
カルザイ大統領と川上JICA総裁との会談はこちらです。
http://www.jica.go.jp/press/030221.html

【11】 アフリカ投資東京会合(2/26)/TICAD3準備会合(3/3-4)

2月26日にアフリカ投資に関する東京会合が開催されました。矢野外務副大臣
挨拶は次の通りです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/15/ef_0226.html
会合の概要は次の通りです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/economy/af_toushi.html

また、3月3−4日に地第3回アフリカ開発会議(TICAD3)高級事務レベル準備会
合がアディスアベバで開催されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_0228f.html

【12】 G7財務大臣・中央銀行総裁会議(2/22)

2月22日にG7財務大臣・中央銀行総裁会議がパリで開催されました。開発問題
との関係では、終了後に発表された声明の中で、「モンテレイやヨハネスブル
グでの成果を踏まえ、先進国及び開発途上国は、援助資源を増加させるととも
に、測定可能な目標の設定・達成と成長志向の政策の採用による援助の有効性
を高めるべき。我々は、ミレニアム開発目標に向け前進してきており、今後
も、エビアンに向け、引き続き目標及びファシリティを含めた資金調達に焦点
を当てる。」との趣旨が盛り込まれています。

英文全文と和文ポイントは次のウェブサイトに掲載されています。
http://www.mof.go.jp/english/if/if030222.htm
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_150222.htm

【13】 評価と結果重視マネジメント:DAC用語集

今般、経済開発協力機構(OECD)開発援助委員会(DAC)の評価作業部会がとりま
とめた「評価および結果重視マネジメントにおける基本用語集」の和英対訳
が、外務省・JICA・JBIC・日本評価学会の共同でとりまとめられ、JICAのウェ
ブサイトに掲載されています。
http://www.jica.go.jp/evaluation/00.pdf

JICAの評価関連のリンクは充実しています。
http://www.jica.go.jp/evaluation/link.html

【14】 調和化ハイレベルフォーラム(2/24-25)

2月24−25日に調和化ハイレベルフォーラムがローマで開催されました。ウォ
ルフェンソン世銀総裁をはじめ主要な国際開発金融機関総裁やフォールDAC議
長、途上国の閣僚クラスやドナー国の援助機関幹部が出席し、効果的援助の実
現に向けて、援助実施に際しての調和化の問題につき討議され、調和化に関す
るローマ宣言が採択されました。(日本も1月のアジア地域での準備ワーク
ショップを共催し、ベトナムでの調和化に取り組むなど前向きな貢献を行いま
した。)関連情報は世銀のウェブサイト・トップページにあるImproving Aid
Deliveryから辿れます。
http://www.worldbank.org/

【15】 3〜4月のBBL日程

当面の本フォーラムBBL日程は次の通りです。ご関心とお時間のある回に是非
ご参加いただき、皆様のご意見を伺えれば幸いです。

3月5日(水)
「日本の開発コンサルタントに期待するもの」
キックオフ:鈴木博明氏(世界銀行東アジア太平洋局都市部門開発部
            首席業務統括官)

3月12日(水)
「マネーロンダリング・テロ資金対策と途上国支援の課題」
キックオフ:佐々木清隆氏(IMF特別金融監督部上級エコノミスト)

3月26日(水)
「地球環境ファシリティ(GEF)を通じた地球環境保全への日本の協力」
キックオフ:中尾文子氏(地球環境ファシリティ(GEF)事務局生物多様性部
            山岳生態系プログラム管理官)

4月2日(水)
「ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けて民間投資を如何に促進すべきか
 −MIGAでの経験から考える−」
キックオフ:井川紀道氏(多数国間投資保証機関(MIGA)長官)

[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15-14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
    1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
    Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻、yumiejiridev@aol.com)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連
絡ください。

―――
このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。

ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
www.developmentforum.org
info@developmentforum.org