May 12 Issue: Financial Sector in Asia BBL (May 14), ODA Charter Review, NGO, Africa, Japan’s ODA, Iraq, DAC, EBRD, PALM, Career, Human Security, BBL Schedule

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(5/12付)は以下の12点です。

【1】 今週のBBLのご案内:アジアの金融部門の課題 (5/14)
【2】 BBL議事録の公表:ODA大綱見直し (4/9)
【3】 寄稿:開発戦略と世界銀行(書評)、DC開発フォーラム紹介記事
【4】 地球に乾杯!NGO:世銀・IMFとNGOの関係、児童労働
【5】 アフリカ・ネットワーク:米国2004年度対アフリカ予算他
【6】 GRIPS開発フォーラム:日本のODA、イラク支援、アフリカ支援
【7】 OECD・DACによる2002年ODA実績(暫定値)
【8】 EBRD総会:塩川財務大臣総務演説 (5/4)
【9】 太平洋・島サミット(PALM2003) (5/15〜16)
【10】 国際機関キャリアフォーラム(5/31)
【11】 人間の安全保障:緒方貞子氏ヘラルドトリビューン寄稿(5/8)
【12】 5月のBBL日程
―――

【1】 今週のBBLのご案内:アジアの金融部門の課題 (5/14)

5月14日(水)に、BBL「アジアにおける金融部門の課題とIMF及び日本の役
割」を開催します。本問題について財務省とIMFの第一線での政策立案・実施
の経験をお持ちの玉川雅之氏(IMF通貨金融システム局審議役)をお招きし、
冒頭問題提起をいただいた後、出席者間で議論を深める予定です。案内状は次
のウェブサイトまたは本メール末尾をご覧ください。
http://www.developmentforum.org/invitation/030514.htm
出席される方は、前日正午までに、本フォーラムBBL担当(江尻)に氏名・所
属先をご連絡いただければ幸いです。
yumiejiridev@aol.com
また、当地以外の方も含め、出席できない方におかれては、是非関連情報やご
意見を連絡担当までいただければ幸いです。議論に反映させていただきます。
info@developmentforum.org

【2】 BBL議事録の公表:ODA大綱見直し (4/9)

4月9日に開催されたBBL「ODA大綱はいかにあるべきか−DC開発フォーラムから
の貢献−」(キックオフ:紀谷昌彦/在米日本大使館)の議事録を公表しまし
た。日本の政策におけるODA大綱の位置付け、普遍的価値と国益の関係、基本
理念・原則の内容、重点地域(アジア、アフリカの扱い等)、重点分野(平和
の扱い等)、ミレニアム開発目標(MDGs)の位置付け、政策立案・実施体制とそ
の運用などについて、BBLのみならず本フォーラムのメーリングリストでの幅
広い議論をすべて盛り込んだ大部です。是非ご一読いただければ幸いです。議
事録(レターサイズ・A4)は次のウェブサイトに掲載しています。
http://www.developmentforum.org/records/0409Charter.doc
http://www.developmentforum.org/records/0409Charter-A4.doc
なお、BBLの席上資料は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/material/0409oda.doc

【3】 寄稿:開発戦略と世界銀行(書評)、DC開発フォーラム紹介記事

(1)速水佑次郎監修、秋山孝允・秋山スザンヌ・湊直信著『開発戦略と世界
銀行─50年の歩みと展望』(知泉書館、2003年1月30日、198頁) について、
小浜裕久氏(静岡県立大学国際関係学部教授)が『世界経済評論』2003年5月
号に寄稿された書評を、本フォーラム・ウェブサイト寄稿欄に掲載しました。
http://www.developmentforum.org/Articles/book_review.doc

(2)構想日本メールニュース5月9日号に、《「プロ」のネットワーク》途上
国開発のあり方を考える「DC開発フォーラム」として、本フォーラムの活動が
紹介されました。
http://www.kosonippon.org/mailnews/log.html?no=103
本フォーラム・ウェブサイト寄稿欄からもリンクを張りました。

【4】 地球に乾杯!NGO:世銀・IMFとNGOの関係、児童労働

トップページのデザインを一新し、バックナンバーやインデックスを見やすく
しました!
http://e-NGO.net

また、新たに次のコラムを掲載しています。
●5月12日/NGOにまつわるQ&A(7)(杉原ひろみ)
→NGOに関連した世界銀行・IMFの春会合の議題は何でしたか?
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/Q&Ahs.html#2003.5.12

●5月8日/ペルー:天国に近い地獄の村(2)(上岡直子)
→金鉱村の児童労働プロジェクト。学校教育の質や父母・コミュニティの
 生活向上、所得創出の手助けでは、根本原因の社会不正にインパクトを
 与えられない。外部アクターであるNGOはどう働きかけるべきか。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030508nk.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net

【5】 アフリカ・ネットワーク:米国2004年度対アフリカ予算他

アフリカ関連ウェブサイト新着情報(5/3〜9)をアップしました。
http://www.developmentforum.org/africa/May3-9_03.htm

先週は東アフリカの洪水によりケニアなどで被害、コンゴ(民)北東部での戦
闘悪化、同コンゴ(民)で軍用機事故、国連安保理のリベリアに対する制裁の
延長、コートジボワールの停戦協定の維持、ムガベ大統領の退陣に関する動き
などのニュースがありました。また、米国務省・USAIDのウェブサイトに、
2004年度の対アフリカ予算に関する報告が掲載され、米国の最新対アフリカ政
策がわかります。

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
http://www.developmentforum.org/africa/

【6】 GRIPS開発フォーラム:日本のODA、イラク支援、アフリカ支援

(1)経済広報センターより『Japan Economic Currents』4月号が発行され
GRIPS大野泉が「Japan’s ODA at a Crossroads: Striving for a New
Vision」という小論を寄稿しています。『Japan Economic Currents』4月号
と併せて大野泉の論稿も是非ご一読ください。

『Japan Economic Currents』 4月号
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/JECApril.03.pdf
大野泉論稿「Japan’s ODA at a Crossroads: Striving for a New Vision」
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/JEC_Ohno.pdf

(2)2003年4月25日の『日本経済新聞』経済教室に掲載された大野健一の提
言、「イラク支援、理念を明確に:「平和」にどう活用−ODA大綱改定の試金
石」をウェブにアップしました。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/nikkeiApril03.pdf

(3)先月6日に神戸大学の高橋基樹教授、GRIPSの大野健一・泉、そして
JBIC、JICAの有志が集まり、アフリカの援助政策について意見を交わしまし
た。その時の議事録を掲載しました。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/africa_01.pdf

GRIPS開発フォーラムでは、この「有志の会」を具体的な政策提言の活動につ
なげていきたいと考えています。 本5月12日に、高橋教授と大野健一の連名で
「アフリカ支援再編成への提言〜量的制約下における受動から能動へ〜」を
ウェブにアップしました。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/africa_02.pdf

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

【7】 OECD・DACによる2002年ODA実績(暫定値)

以前パリ通信でもご連絡しましたが、今般OECD・DACによる各国の2002年(暦
年)のODA実績(暫定値)公表と日本の実績(暫定値)について、外務省の
ウェブサイトに関連情報が掲載されました。日本は昨年に続き米国に次ぎ第2
位です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/siryo/siryo_2/2002_dac.html

【8】 EBRD総会:塩川財務大臣総務演説 (5/4)

5月4日、タシケントで開催された第12回欧州復興開発銀行(EBRD)年次総会で塩
川財務大臣が行った総務演説が財務省ウェブサイトに掲載されています。EBRD
の支援対象国の状況、パフォーマンス、課題、シルクロード地域への期待につ
いて述べています。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ebrd150504.htm

【9】 太平洋・島サミット(PALM2003) (5/15〜16)

5月15〜16日に沖縄県名護市で第3回太平洋・島サミットが開催されます(小泉
総理とフィジー首相が共同議長)。国連ミレニアム開発目標(MDGs)や昨年9
月のヨハネスブルグ・サミットの原則およびコミットメントを太平洋地域で実
現していく地域開発戦略について、首脳間で忌憚のない議論が行われる予定で
す。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_0508b.html
第3回太平洋・島サミットのウェブサイトはこちらです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ps_sumimt/pif_3/index.html

【10】 国際機関キャリアフォーラム(5/31)

5月31日、東京の日本プレスセンタービルで、国際機関キャリアフォーラムが
開催されます。参加機関は、アジア開銀、IMF、IFC、MIGA、米州開銀、世銀の
予定です。
http://www.worldbank.or.jp/00more/02highlight/highlight_030425.html

【11】 人間の安全保障:緒方貞子氏ヘラルドトリビューン寄稿(5/8)

人間の安全保障委員会共同議長の緒方貞子氏は、5月8日付ヘラルドトリビュー
ンに”A new concept of human security” を寄稿しました。
http://www.iht.com/articles/95516.html

【12】 5月のBBL日程

当面の本フォーラムBBL日程は次の通りです。ご関心とお時間のある回に是非
ご参加いただき、皆様のご意見を伺えれば幸いです。

5月14日(水)
「アジアにおける金融部門の課題とIMF及び日本の役割」
キックオフ:玉川雅之氏(IMF通貨金融システム局審議役)

5月20日(火)
「国際教育協力と日本−最近の動向と今後の課題−」
キックオフ:長尾眞文氏(広島大学教育開発国際協力研究センター教授)

5月21日(水)
「企業利益と開発効果−IFCは如何にそのギャップを埋めているか−」
キックオフ:東眞理子氏(国際金融公社(IFC)信託基金局課長)

[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
    1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
    Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連絡ください。
yumiejiridev@aol.com

―――
このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。

ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
http://www.developmentforum.org
info@developmentforum.org
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://www.developmentforum.org/mail/