2006年10月17日号(潘 国連事務総長就任、MDG  Progress in Asia 2006他)


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                      2006年10月17日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

     「安倍内閣総理大臣の中国訪問」
     「潘 国連事務総長就任」
     「The World Congress on Communication for Development開催」
     「Millennium Development Goals: Progress in Asia and the Pacific 2006」
     「モハマド・ユヌス氏及びグラミン銀行のノーベル平和賞受賞」

【2】 パリ通信第52号
対オランダ援助審査からみたDAC ― その1 ―

【3】 国連フォーラム:
第13回 「国連職員NOW! 」: 税田芳三さん、UNHCRジュネーブ本部

【4】 国際開発研究センター最新情報
BBL Seminar國井修氏(ユニセフNY本部 保健戦略上級アドバイザー):10/18
    Journal Express最近号、のご案内

【5】 国際開発ジャーナル社 「国際協力キャリアフェア2006」開催

[編集後記]   「Google Earthとパキスタン大地震」

今週は教育ネットワークの山近 隆介さんの担当です。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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 −日本関連−
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●北朝鮮の核実験実施の発表に関する国連安保理の決議の採択について
外務大臣の談話が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/18/das_1015.html

●潘基文韓国外交通商部長官の国連事務総長就任について外務大臣の談話
が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/18/das_1014.html

●安倍内閣総理大臣の中国訪問の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_abe/cn_kr_06/china_gaiyo.html

●今週木曜日から中国山東省青島市で新日中友好21世紀委員会第5回会合が
開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/18/rls_1016b.html

●「女性の地位向上」を取り扱った国連総会第3委員会における
大谷美紀子政府代表代理によるステートメント(仮訳)が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/18/un_1010.html

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 −マルチ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●今月25日からローマでThe World Congress on Communication
for Developmentが開催されます。
http://www.devcomm.org/worldbank/public.asp

●アジア開発銀行から報告書Millennium Development Goals: Progress in Asia and the Pacific 2006
が発表されています。
http://www.adb.org/Media/Articles/2006/10790-regional-MDGs/default.asp

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 −国連関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●潘基文韓国外交通商部長官の国連事務総長就任が発表されています。
http://www.un.org/News/Press/docs/2006/sg2117.doc.htm

●10月17日は国際貧困削減の日です。
http://www.un.org/events/poverty/2006/

┏━━━━━━━━━━━━┓
 −ペーパー/セミナー報告書−
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●米国シンクタンク ブルッキングス研究所から報告書Expanding Enterprise, Lifting the Poor:
The Private Sector Fight against Global Povertyが発表されています。
http://www.brookings.edu/global/200508aspen.pdf

●米国シンクタンク CDGからワーキング・ペーパー“Artificial States”が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/10648/

┏━━━━━━━━━━━┓
 −その他−
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●モハマド・ユヌス氏及びグラミン銀行のノーベル平和賞受賞が発表されました。
http://nobelpeaceprize.org/eng_lau_announce2006.html

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【2】 パリ通信第52号
対オランダ援助審査からみたDAC ― その1 ―
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先月、DACにおいて、オランダの開発問題に対する取組み状
況(援助政策・実施状況等)に関する審査―「援助審査」(Peer
Review)―の結果が発表されました(http://www.oecd.org/document/19/0,2340,en_2649_33721_37430483_1_1_1_1,00.html
)。

パリでは、「front runner」と称され、革新的な援助政策・実施で知られる
オランダ。今回、この「審査」でDACを代表して審査国を務めたのは、
(筆者の見る限り、DACの場では、何かとオランダと対立していると見られ
ることが多い)日本・(筆者の見る限り、DACでは、しばしば援助の優等生
といわれる)スウェーデン。

筆者も、審査国代表の活動の補佐を通じて、側面的ながら、こ
の「審査」に関わる機会を得ることができました。そこで、こ
の経験を通じて見えてきた「DACの援助審査」、「オランダの
援助」、そして、「DACそのもの」、に関する様々な点につい
て、何号かに分けてご紹介したいと思います。

1.「ピアレビュー」って何?

DACでは、4〜5年の周期で、メンバー国の開発問題に対する取
組み状況(援助政策・実施状況等)に関する審査、「援助審査
」(http://www.oecd.org/about/0,2337,en_2649_34603_1_1_1_1_1,00.html
)を実施しています。この「援助審査」は、DACメンバー国の
中から2カ国が、DAC全体の代表として、審査国を務め、結果はDAC
メンバー全体で議論されます。同僚・仲間による審査。なのでDAC
ではこの「援助審査」をピアレビュー(Peer Review)と称し
ているのです
http://www.oecd.org/document/43/0,2340,en_2649_34603_35316779_1_1_1_1,00.html)。

(ちなみに、ピアレビューは、OECDのDAC以外の多くの委員会
でも実施されています。しかし、援助に関してこのようなレビ
ューを恒常的・体系的に行っているのは、現時点ではDACだけ
だと思われます。)。

2.何を審査するの?

「援助審査」は間違えかもしれない・・・。

実は、「援助審査」で審査されるのは、メンバー国の援助政
策、体制、実施状況だけではありません。DACでは、Peer Review
は「当該国全体の、途上国の開発問題全般に対する取組み」を
審査するといいます。ここでいう「当該国全体」というのは、
援助担当の省庁もしくは機関だけでなく、当該国の関係省庁、NGO
・ビジネスを始めとした市民社会全体を指します。また、「開
発問題全般に対する取組み」としてある(「援助における取組
み」ではない)のは、これまでにもパリ通信でご紹介さしあげ
た、「開発問題に取り組むには、貿易、投資、環境等の援助以
外の分野を含む包括的な視点・対応(政策一貫性)が不可欠」
というOECDの考え方(http://www.devforum.jp/paris/046.htm
http://www.devforum.jp/paris/047.htm)が背景にあります。

すなわち、開発援助そのものだけでなく、開発に影響を与え
るその他の分野の取組みについても審査されるのです。
このような考えに基づき、「援助審査」では、主に、以下の
ような点に関して包括的な審査が行われるのです。

?開発に対する政策枠組み一般(政策状況、開発に対する世論の状況等)
?援助量・配分(国・セクター・援助チャンネル(バイ・マルチ・NGO等)別の配分状況・戦略等)
?優先セクター・特定分野における取組み状況
?開発に向けた政策一貫性に対する取組み状況
?組織・マネジメント
?途上国現場での実施状況
?人道援助

(パリ通信担当:寺門雅代)
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【3】 国連フォーラム:
第13回 「国連職員NOW! 」: 税田芳三さん、UNHCRジュネーブ本部
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●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式で
お伝えする「国連職員NOW!」第13回では、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ジュネーブ本部
拠出国関係部にて上級関係調整官として
ご活躍されている税田芳三さんにお話を伺いました。
http://unforum.org/unstaff/13.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【4】 国際開発研究センター最新情報
BBL Seminar國井修氏(ユニセフNY本部 保健戦略上級アドバイザー):10/18
    Journal Express最近号、のご案内
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● 第150回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内
第150回Brown Bag Lunch Seminar「MDG目標4(子供の死亡低減)
を達成するために ー世界の動向とUNICEFの戦略ー」

講師:國井修氏/ユニセフNY本部 保健戦略上級アドバイザー
日時:2006年10月18日(水) 12:30〜14:00 (開場12:00)
場所:FASID 4階研修室(千代田会館4階)
詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。皆様のお越しをお待ちしております。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/annai_150th.html

●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、英語新聞・雑誌・シンクタンク情報などを抜粋・
編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、本年5月から始めた
DAKIS(開発援助情報システム)の新しいサービスです。

最近2号分の見出しとURLをご紹介します。

#18 (06.10.4) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx18.pdf
第61回国連総会、日本とカンボジアの演説/地域強化でアフリカに開発を/
労働流動性と開発/次期国連事務総長/IMFの改革、など。

#19 (06.10.11) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx19.pdf
EU、二国間貿易協定へ/米、対グアテマラ債務削減で熱帯林保全/
南アの土地改革/タイの移民問題/経済成長のための南南貿易分析/
対アフリカ援助”Big push”へ反論/新しい「不正な債務」救済案/
災害緊急援助の見直し、など。

(FASID国際開発研究センター担当:村田あす香)
http://www.fasid.or.jp

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【5】 国際開発ジャーナル社 「国際協力キャリアフェア2006」開催
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国際協力に関わりたい、働きたいと真剣に考えている人を
対象に、実際に活動にかかわる関係者の生の声や情報を提供する
イベント「国際協力キャリアフェア2006」を11月11日(土)に
東京で開催します。国際協力の仕事に興味がある方、
すでに働いていてキャリアアップを考えている方、
大学院で国際協力について学びたい方などはぜひご参加ください。

開催日時:2006年11月11日(土)10時〜18時
開催場所:独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力総合研修所
(東京都新宿区市ヶ谷本村町10−5)
地図:http://www.jica.go.jp/branch/ific/map/index.html
主催:国際協力キャリアフェア2006実行委員会
(事務局:株式会社国際開発ジャーナル社内)
後援:外務省
協賛:全日本空輸株式会社(ANA)、味の素株式会社
対象者:大学生、大学院生、社会人(先着700人)
参加費:3,000円(参加者には当日『国際協力ガイド2008』をプレゼント)
ブース出展社:援助実施機関、民間企業(含コンサルティング企業)、
NGO、大学、専門学校など 約20社・団体
主な内容:
・個別ブースでの国際協力関連企業・団体・NGO・大学などによる説明、相談
・セミナー形式による企業・団体・NGO・大学の活動紹介
・キャリアアップのためのセミナー・ワークショップ
・相談コーナー
・国際協力書籍販売・情報展示コーナー
・国際協力分野で働く人たちを交えた懇親会(参加費:1000円)
申し込み方法:専用のウェブサイト
http://www.international-careerfair2006.com)より
お申し込みください。
お問い合わせ:「国際協力キャリアフェア2006」実行委員会
(株式会社国際開発ジャーナル社内)
Tel:03-3584-2191, Fax:03-3582-5745
E-mail:careerfair06@idj.co.jp

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編集後記  「Google Earthとパキスタン大地震」
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近年のWeb進化はすさまじいもので、今では他国の核施設で
すら自宅のパソコンで閲覧できるという。

Google Earthの日本語版が先日公開された。このソフトを使
うと地球儀を回すように世界の衛星写真をパソコンで見られ
る。世界各国の都市や文化遺産に加え、核施設や軍事施設ま
でもが閲覧できる。インドやタイ政府がその機能に対し抗議
をしたことからも分かるように、精密さもなかなかのものだ。

そんなGoogle Earthだが、国際開発ともリンクしつつある。
国連環境計画(UNDP)はGoogle Earthと協力し、自然環境の
変化を衛星写真で見比べる機能を先月から追加した。また世
界の都市化状況や地域格差も衛星写真を使うと視覚的にとら
えることができる。今後もさまざまな形で国際開発と関わり
そうだ。

先週の10月8日でパキスタン地震が起こってから丸1年を迎
えた。現地ではまだ3万人以上がテント生活を強いられ、近
づく2度目の冬を心配している。当日は多くのメディアが被
災地の情報を取り上げた。それでも発生時に比べニュースの
量は減り、世間やメディアの関心が薄れている感じは否めな
い。

その被災地の衛星写真がいま手元にある。メディアで得た情
報とあわせて見ると、その場の「生活」や「人々」がいっそ
う身近に感じられる。今後もさまざまな形で国際開発と結び
つくであろうGoogle Earthだが、「世間の関心が変わっても
人々はその場所で生き続ける」という事実も改めて教えてく
れる。(山近)

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    DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
         「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
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に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

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他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
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相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
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編集担当:早川 元貴
編集後記:山近 隆介
発行:ワシントンDC開発フォーラム