10/19付


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ワシントン DC開発フォーラムの皆様、

今回のご連絡(10/19付)は以下の8点です。

【1】開発フォーラム新着情報チェック:

「イラク復興信託基金ドナー委員会東京会合」
「アジア欧州首脳会合」
「佐渡島 志郎参事官−ODAは日本外交の土台振り返って」
     「IFPRI ブリーフィング・ペーパー “Breaking the Links Between Conflict and Hunger” 」
「ユネスコ レポート“ICT Innovations for Poverty Reduction”」
     「ODI ブリーフィング・ペーパー“Good Humanitarian Donorship initiative”」

【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:

    「日本の強み、世銀の強みーさらなる援助
     資源の有効活用を目指して」(10/27)
阿部 義章教授(早稲田大学)

【3】 Friday World – Session Series#3 (ワシントンDC:10/29)

【4】 『国際協力を志す人のためのキャリアフェア2004』 (東京;10/21)

【5】 地球に乾杯!NGO:セネガル/食糧危機

【6】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化): セミナー発表、情報共有、各種ミッション対応

【7】 パリ通信:『ニカラグア通信:現場から見た調和化・アラインメント』

【8】  開発質問箱:第12問 
      「私たちが途上国に援助をしても、途上国の人口を考えれば、
       大海のほんの一滴でしかないように思いますが、どのような
       意味があるのですか?」

[編集後記]  「DCフォーラムとは...」

今回の担当は、リエゾン・グループの窪田 博之さんです。

********************

【1】 開発フォーラム新着情報チェック

−日本関連−

●イラク復興信託基金(IRFFI)ドナー委員会第3回拡大会合
(東京会合)が開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iraq/irffi_0410.html

●第5回アジア欧州首脳会合がベトナム、ハノイで10月7日から
開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asem/asem_5_sk.html

●佐渡島 志郎外務省経済協力局参事官 兼国際社会協力部参
事官へのインタヴュー「ODAは日本外交の土台・経済協力50年を
振り返って」がウェブ公開されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sanka/kouhou/50/kiji_2.html

●国際協力50周年記念テレビスポットCMがウェブ公開されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sanka/kouhou/50/cm.html

−開発銀行関連−

●調和化・アラインメントに関するアジア地域ワークショップが
10月19日からバンコクで開催されます。
http://www.adb.org/documents/Events/2004/Harmonization-and-Alignment/default.asp

−バイ・ドナー関連−

●英国DFIDからレポート“Research on the current state of PRS monitoring systems
”がウェブ公開されました。
http://www.dfid.gov.uk/pubs/files/researchpovertyredstrategymonitoring.pdf (PDFファイル)

−国連関連−

●10月16日の「貧困撲滅のための国際デー」の関連行事
が各地で行われました。
http://www.un.org/esa/socdev/poverty/poverty_link3.htm#Planned%20events%20for%2017%20October%202004
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=23223&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

●10月16日の「世界食糧デー(World Food Day)」の関連行事
が各地で行われました。
http://www.fao.org/wfd/index_en.asp

●国連アフリカ経済委員会主催のAfrican Development Forumが
10月11日からエチオピア、アディスアベバで開催されました。
http://www.uneca.org/adf/

−ワーキング・ペーパー、セミナー報告書−

●IFPRI(国際食料政策研究所)からブリーフィング・ペーパー
“Breaking the Links Between Conflict and Hunger”が発表されました。
http://www.ifpri.org/pubs/ib/ib26.pdf (PDFファイル)

●先月ワシントンで行われたハーバード大学のリサーチ・グループ
B R E A Dのセミナーがウェブ公開されました。
http://www.cid.harvard.edu/bread/conf_2004.09.11.htm

●ユネスコからレポート“ICT Innovations for Poverty Reduction”が発表されました。
http://unesdoc.unesco.org/images/0013/001361/136121e.pdf (PDFファイル)

●英国IDSのワーキング・ペーパー“Sex for Pleasure, Rights to
Participation, and Alternatives to AIDS: Placing Sexual Minorities
and/or Dissidents in Development”のダウンロードが可能です。
http://www.ids.ac.uk/ids/bookshop/wp/wp228.pdf (PDFファイル)

●英国シンクタンクODIからブリーフィング・ペーパー“From Stockholm
to Ottawa: A progress review of the Good Humanitarian Donorship initiative”
が発表されました。
http://www.odi.org.uk/hpg/papers/HPGbrief18.pdf (PDFファイル)

********************

【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:

【10月27日(水)】

「日本の強み、世銀の強みーさらなる援助資源の有効活用を目指して」

キックオフ: 阿部 義章教授(早稲田大学)

趣旨: 2015年に設定されたMDGsを達成するための方策として、
IFFや援助倍増論などが唱えられています。しかし、援助に携わ
る多くの方は開発援助がそんなに単純なものではないとも感じて
おられるのではないでしょうか? 今回のBBLでは日本のODA、
世銀のローンが開発援助に果たしてきた役割を概観し、それぞれ
の有効性を最大限に引き出し、途上国の経済発展につなげてゆ
く方策について議論を深めてまいりたいと思います。キックオフ・
スピーカーの阿部教授は世界銀行ご勤務と日本ODAの途上国
経済発展への貢献についてのご研究を通して、世銀の強み、日
本の強みに最も精通する研究者の一人です。「日本のODAの有
効性と限界」、「ますますニーズが高まるアフリカに対して日本の
ODAの果たすべき役割とは?」など幅広いテーマについて問題
提起していただきます。

―――

上記BBLの開催要領及び出席方法は以下の通りです。

開催要領

時刻: 12:15〜14:00
 (次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
     12:30頃から キックオフ
     13:00頃から 自由討議(14:00終了)

出席方法: 会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本
フォーラムBBL担当(江尻)に出席を希望される方は氏名・所
属先をご連絡ください。Yumiejiridev@aol.com 

場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200

【JICA米国事務所ビル管理方針の変更に伴うお願い】

この度のDC区域の警戒レベルの引き上げに伴い、JICA米国
事務所が入っているビルの管理方針が変更になりました。

今後、事務所は、予めビルのフロントに対して来客予定者リストを
提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをしてもらう
ことが必要となります(エレベーターを動かすためには、指定の
カードキーが必要なため。)

以上を踏まえて、皆様には次についてお願いいたします。

 事前登録を必ず行ってください。
 事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所の
   中村次長か村田宛に連絡を入れてください。
(事務所代表電話番号 202-293-2334)
 上記もしくはを行われた方は、フロントに申し出てください。
   当面、12:00〜12:30間は事務所のインターンをフロントに配置し
   エレベーターまでエスコートします。遅れてこられた方の場合は、
   フロントを通じて事務所にご連絡いただくこともあります(フロントの
   係員がエスコートすることもございます)。
念のため、身分証明書をお持ちください。
 上記を行われていない方は、フロントを通じて事務所に
   ご連絡ください。フロントにインターンがいる場合には、申し出てください。

尚、上記の管理方針変更については期限未定とのことです。
皆様にはお手数をお掛けいたしますが、どうぞご協力お願い
申し上げます。

DC開発フォーラム・BBL担当
江尻由美

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【3】 Friday World – Session Series#3 (ワシントンDC:10/29)

フライデー・セッション第3シリーズは途上国・国別研究を行います。
その第1回は10月29日(金)18:00-21:00 にDCで、”カンボジア”
研究から。 カンボジアの現状および、同国の抱える開発課題のう
ちからいくつかをピックアップして、みなさんで議論していきましょう。

フライデーでは参加型で知見を深めていく方式を採用しています。
実務者などからの事前/事後の示唆も受けることが可能で、単に
受身で開発問題を考えていくのではなく、自らも知的活動者として
参加していくことに重点をおいています。 また、時差を越えての、
遠隔方式での参加も歓迎です. 今回も神戸大学のカンボジア人
留学生が参加し、プレゼンテーション・コメントをする予定で準備中
です。 セッションへの参加希望、さらには、プレゼンテーション・コ
メントご希望は、とりまとめの山下祥子さん ( s0h7o2k4o@hotmail.com )、
あるいは 泉 泰雄 (yasuo_izumi@hotmail.com) までご連絡ください。
 
なお、プレゼンテーションについては英語でご用意いただくことを
前提としますが、セッションでの言語は原則、日本語でおこなって
います。 (カンボジア人メンバーの参加時は、英語となります)

日時: 2004年10月29日(金)18:00-21:00 (DC時間)
場所: 世銀Hビル 12階 201会議室
内容:  国別研究:カンボジア
とりまとめ担当: 山下祥子さん s0h7o2k4o@hotmail.com 

1.カンボジア概要 (含:PRSP/CAS等解説}
とりあげる課題(予定)
2.教育    
3.森林資源 
4.AIDS  
5.ガバナンス

(Friday World担当 泉 泰雄)

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【4】 『国際協力を志す人のためのキャリアフェア2004』 (東京;10/21)

独立行政法人 国際協力機構(JICA)では、国際協力の世界で
活躍を目指す大学生・社会人の方を対象に、『国際協力を志す
人のためのキャリアフェア2004』を開催します。

援助機関・国際機関・NGO・開発コンサルタントなどによる講演や
パネルディスカッション、事業紹介セミナー、キャリアワークショプ、
個別相談コーナーなどが企画されております。

多くの国際協力機関・団体が手を携えて行う国内では初めての、
総合的なキャリアフェアです。将来にわたり国際協力の世界でプ
ロとして仕事がしたいと考えている方は、この機会に是非ご参加
下さい。

URL:http://www.event-information.jp/partner/careerfair2004/

日時:平成16年11月21日(日)
場所:国際ファッションセンター(KFC)ビル(東京・両国)
参加費:無料(定員:1000名)

参加者の条件:
* 国際協力の枠組みやそれぞれの機能・役割について基本的な
 理解のある方
* 国際協力ボランティア、インターンなどの活動経験のある方
* 国際協力関係機関・団体に進みたいと考えている方
* プロとして国際協力関連業務に従事した経験のある方
なお、国際協力での具体的なキャリアパスを考えている方が対象
ですので、年齢層はおよそ20歳から35歳くらいの方としています。

主催:国際協力機構 (JICA)
後援:外務省
共催:国際協力銀行、国連開発計画東京事務所、世界銀行東京
事務所、(特活)国際協力NGOセンター、(社)海外コンサルティング
企業協会、(財)国際開発高等教育機構、(株)国際開発ジャーナル社

申込:事前エントリー制(先着順受付)。11月4日(予定)から専用
URL(http://www.event-information.jp/partner/carrerfair2004
にて申込登録を受け付ける予定です。

お問い合せ:
国際協力を志す人のためのキャリアフェア2004事務局
担当:アイ・シー・ネット株式会社 岡本、立山、新仏、藤本、田中
Email: careerfair2004@icnet.co.jp

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【5】 地球に乾杯!NGO: セネガル/食糧危機

新たにセネガルで活動する位田和美さんが執筆者に加わりました。
また、次のコラムを掲載しています。

●10月18日/セネガル前夜 (位田和美)
→青年海外協力隊の村落開発普及員としてセネガルに暮らしてい
る。住民とファシリテーター間、あるいは住民同士の相互の学習を
通して行動変容を促すPLAの理念を実践に移したいと思っている。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/041018ki.html

●10月11日/第5回:キーワード=「食糧危機」
        マラウイ徒然(9)食糧危機(1)(小林由季)
→マラウイでは2002年2月末に大統領が食糧不足による災害事態を
宣言したが、実際の不足量と、それに対する政府の輸入量や援助さ
れる量がどれくらいか試算。しかし、国内に充分な食糧があって
も、全ての人がその食糧にアクセスがあるのかは別問題である。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030214yk.htm

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net
 http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/ 

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【6】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
     セミナー発表、情報共有、各種ミッション対応

●10月8日に東京で開催された公開セミナー「日本と世界銀行のパートナー
シップ」に、バングラデシュからテレビ会議を通じて堀口松城大使が参加し、
「援助協調とバングラデシュ・モデル」について発表しました。途上国現地で
の開発パートナーシップの課題として、内容面では重点課題での連携推進によ
るオーナーシップと開発効果の向上、体制面では情報・人・スキーム・政策の
拡充の必要性を提示しました。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/041008speech.htm
パワーポイント資料(PDFにしました)はこちらです。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/041008wb_partnership_presentation.pdf

●また、当地では、JICA・AOTS(海外技術者研修協会)・日本留学生の同窓会
行事、外務省招聘事業、日本の財団による奨学金供与などについても、バング
ラデシュ・モデルの中に位置付けつつ、メールマガジン等で情報共有を図って
います。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/mailmagazine18.htm

●なお、10月前半には国別援助計画評価ミッション(次期国別援助計画主査・
事務局も参加)と円借款年次協議ミッションが相次いで来訪し、いずれもバン
グラデシュ・モデル全体で対応しました。進展については追ってご報告しま
す。

(バングラデシュ・モデル運営委員会:紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/

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【7】 パリ通信:『ニカラグア通信:現場から見た調和化・アラインメント』

「ローマ調和化宣言」その後―パリ・ハイレベルフォーラムに向けて
(その2 「Joint Country Learning Assessment」ミッション、パートナー
国ワークショップ、地域ワークショップ)

 今回は、『ニカラグア通信』と題して(といってもパリから書いて
おりますが)、現場(途上国)から見た調和化というテーマで、
(1)先日ニカラグアで実施された調和化・アラインメントに関す
る「Joint Country Learning Assessment」ハイレベルミッション、
(2)同じく援助効果に関するDAC援助効果向上パートナー国
会合、及び(3)パリ・ハイレベルフォーラムに向けた地域ワーク
ショップに関してご紹介いたします。

1. 「Joint Country Learning Assessment(JCLA)」ハイレベルミッション

●背景: DAC援助効果作業部会では、調和化・アラインメントに関す
る進捗確認・方策議論のためのドナー・パートナー国の相互学習とし
てJCLAをニカラグアでとり進めていた。5月のテクニカルミッション
派遣、6月の現地での行動計画の作成等を経た今回のミッションは、
DAC議長を始めとするハイレベルで構成され、本JCLAの最終段階
として、ニカラグア政府及び現地ドナー(DACで設置したIn-country
Donor Facilitator(我が国、UNDP等)等を含む)とともに調査結果や
今後の課題、JCLA報告書案等について議論が行われた。

●議論の概要: ニカラグア政府からは、ドナーとの協議の場としての
「セクター・テーブル」の設置、「オペレーショナル国家開発計画」の
策定等の調和化・アラインメントのための取り組みにつき説明がなさ
れ、今後、パートナー国の主体性やリーダーシップの重要性に着目
しつつ、引き続き本努力を継続する意思が表明された

http://www.aidharmonization.org/ah-cla/ah-browser/index-abridged?rgn_cnt=ni&master=master)。
全体の議論では、調和化を進めるにあたってのイシューとして主に
以下が指摘された。

○セクター・テーブル、オペレーショナル国家開発計画を含め
た現地の調和化のための制度をどのように運用させるのか。
関係政府機関の役割の明確化及びコミットの強化、政府機関・
ドナー・市民社会の連携の強化、セクター・テーブルの機能強
化のためのセミナー開催等の方策が必要。ドナー側本部に
よる、現地事務所への権限委譲やインセンティブ付与も必要。

○パートナー国側のキャパシティ・リーダーシップをどのよう
に確保、向上させるか。(著者私見:ニカラグアはDACパー
トナー国の中でも積極的に調和化に取り組むためのオーナ
ーシップが強いと感じているが・・・)ドナー側の手続きの調和
化・簡素化、政策立案のみでは不十分で、パートナー国政
府側のプロジェクト計画策定、実施及びモニタリング能力を向
上させる必要がある。

○地方政府をどのように巻き込んでいくのか。セクター・アプ
ローチへの地方分権化の結果及び地域開発計画等の視点
の組み込みを保障するシステム、地方政府機関のキャパシ
ティ向上、人材育成が必要。

○セクターワイドアプローチ、共同分析作業・ミッション等に
よるトランザクションコストを以下に抑えるか。

●今後の予定: 11月にJCLAの報告書がDACに提出される。
行動計画案については、現地関係者での協議を経て、年末までの
完成を目指す。

2. 援助効果に関するDACパートナー国会合
●背景: 10月6−7日、同じくニカラグア政府主導のもと、
DACの援助効果向上パートナー国14カ国うち8
カ国(Bolivia, Fiji, Kyrgyzstan, Mozambique, Nicaragua, Senegal,
Vietnam and Zambia)が集い、援助効果向上のための方策等
につき議論が行われた。

●議論の概要: 会合では、援助効果向上に関するパートナー
国による共同提案を作成することを目的に議論が進められた。
この背景には、援助効果向上には、「パートナー国のリーダー
シップ・オーナーシップが不可欠」との強い認識が共有されて
おり、主な議論の結果として特に、パートナー自らの、国家開発
計画・戦略及びそれらを補完するセクター・地方計画、またこれら
を実施するに当たり不可欠となる予算、マネジメント制度、キャパ
シティを強化する必要性が強調された。

3. パリHLF・地域ワークショップ
●2005年3月のパリHLF(http://www.aidharmonization.org/secondary-pages/Paris2005
に先立ち、各地域における「ローマ調和化宣言」の実施状況を
取り纏めて、現場での経験に基づいた議論を行い、パリHLF
へのインプットととする意図で、世界5箇所で「地域ワークショッ
プ」を開催する予定。

●具体的な予定は以下のとおり(http://www.aidharmonization.org/calendar/)。

○アジア地域ワークショップ 10月19〜20日 (於 タイ)
○中央アジア地域ワークショップ 11月4〜5日 (於 キルギス)
○アフリカ地域ワークショップ 11月3〜5日 (於 タンザニア)
○中南米地域ワークショップ 11月9日〜10日 (於 ホンジュラス)

●10月19日より開催の、アジア地域ワークショップでは、同地域
での調和化・アラインメントの進捗確認、援助効果向上のため
の方策としてキャパシティビルディング・開発成果マネジメント・
SWAPsに関する各分科会での議論等が予定されている。

以上

(パリ通信担当 寺門雅代)

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【8】 開発質問箱:第13問 

「私たちが途上国に援助をしても、途上国の人口を考えれば、
大海のほんの一滴でしかないように思いますが、どのような
意味があるのですか?」

いつも開発質問箱への回答をいただきありがとうございます。
慶応大学C-fa(Chances for All)では、2004年4月、ワシントン
DC開発フォーラムと連携して「開発質問箱」を立ち上げました。
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/

今回は「私たちが途上国に援助をしても、途上国の人口を考えれ
ば、大海のほんの一滴でしかないように思いますが、どのような
意味があるのですか?」という質問です。多くのご回答をお待ちし
ております。上記の開発質問箱ウェブサイトにある回答フォームを
ご利用下さい。DC開発フォーラム参加者の方はフォーラム宛にご
投稿いただければ幸いです。

第12問は「日本(先進国)は途上国にどのように依存しているので
すか?」というものでした。食料やエネルギーなど日本での生活に
必要なものの多くを途上国に頼っていること、国内労働力の一部は
途上国の人々であること、また貿易など経済関係だけではない信頼
関係を築くことが必要だとの回答をいただきました。近日中に
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/q&a12.html
に回答がアップされるのでぜひご覧下さい。

これまでの質問・回答についてもぜひ開発質問箱をご覧下さい。過
去の質問に対する回答も大歓迎です。よろしくお願いします。

(開発質問箱:福島・野宮・六人部・紀谷・木村・中村)
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/

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[編集後記] DCフォーラムとは...

といいながら、編集になんの貢献もしていないサボり幹事であり
まして、皆様に合わせる顔は無いんですが、スペースをいただき
ましたので茶飲み話でご機嫌を伺います。ずいぶん前に、DC
フォーラムに集まる面子が固定化されてきたとか、議論が盛り
上がらない、シニアな出席者が少ないなどの懸念が伝えられた
ことがありまして、そのときに思ったことを反芻して記します。

1.これだけ頻繁にBBLを開くようになれば、その時々あつまる
聴衆大多数の関心とテーマがミスマッチになる例があってもそれ
はおそらく避けがたいことです。しかし、開発にまつわる議論もゆ
りかごから墓場までの世界に突入して久しく、何でもありの状態。
今議論が低調でも、事の重要性とは別に流行廃りはこの業界の
常、もしかすると半年後には同じ内容・同じ面子で活発な意見交
換があるかも知れません。タイミングや歩留まりの要素もあること
を承知でやれば双方気が楽なんじゃないでしょうか。分科会やス
ピンアウトしたリンクも増え、サイレントマジョリティがけっこうマメに
読んでいますし、そういう多くの人々にさまざまな議論の存在を知
らせる役割を負っていることは、依然として大きな価値があります。

メールでは、気心が知れぬ相手に率直な言葉を使って意見を言う
ことは感情的な反応を引きおこし、引きずるリスグ、真意が伝わり
にくいリスクがあるのでなかなか難しい面があります。顔をつき合
わせて議論できる会場でこそ、そういう誤解はその場で解くことが
できるので、遠慮のない率直な意見が言いやすいのではないかと
思います。会場での盛り上がりがメールでの意見交換につながり、
その場にいなかった人も別の視点で議論に参加する、といった発
展的拡大があればしめたものだと思います。
 
2.心配するとしたら、せっかく会場に集っていながら、多くのテーマ
で議論が盛り上がらない場合、その理由です。勝手にその心配を、
現状も見ずして申し上げるのでピンズレになるかもしれませんが、
シニアっていうのはなんでしょうか? 対するところの若い層の参加
者?の側からは、たぶん座学で学んだ知識では不安、より多くの
経験をもった人々の声を聞きたい、ということなんだろうと思います。
それはそれで謙虚っぽくて結構ですが、率直に言えばそれは大きな
勘違いがまじっているように思います。

開発関係の機関、行政組織は、現状を見れば誰もがおわかりの
とおり、 それぞれ局部的な成功体験は持ちつつも、掲げる能書き
と対比するなら、関わってきた人々はくやしいことにおしなべてそろ
って落第生です(勝手に道連れにするな、といわれそうです。もちろ
ん幸せな例外は少なからずあるでしょうから、皆、とは申しません。)。
前世紀末に盛り上がり、ようやく山を越えつつある債権放棄の波な
ど、過去半世紀の開発支援システムが、地球上の少なからぬ地域
でワークしなかったことを示す動かしがたい証拠そのもので、どう格
好をつけてみても敗戦処理。一方、成果が挙がったと思える体験が
あることは正当に評価すべきですが、次のチャレンジに使える汎用
性を持たせることが出来るだけの知恵がなかなか身についてくれま
せん。

開発に関わる個人々々として、自身の落第生ぶり、あるいはそれぞ
れの所属する組織の体たらくを口惜しくおもい、転機をめざすから、
あるいはこんな落第生どもにまかせておけるか、と新規参入者それ
ぞれが思うから、あるいは次の10年はこれまでとは少しでも違う結
果を出したいと思うから、DCフォーラムみたいなものが今あるので
はないかと思います。

同じ落第生でも、ガッツのある者とない者の違いは明らかにあり、何
年後かにはその違いが成果のちがいに現れるかもしれません。遠慮
の無い批判・分析、あるいは愛のある叱咤激励?が得られるかどうか、
それにどのように建設的に反応するか、が、「ただの敗戦処理」と
「次につながる敗戦処理」の分かれ目。DCフォーラムなど、まさに相
互による遠慮の無い批判・分析で「過去の経験」や「これからのアイ
ディア」や「政策」の有効性を試す場であって、その場に参加される方
には、改善のヒントを引き出すのは我々だ、という意気込みあるのみ。
聴衆がシニアな落第生?に向かって「勉強させていただきます」という
だけなら、話題提供者も時間をどこで使うか決める権利はあり、得るも
のがないなら誰も立ち寄らなくなるのが道理というものです。

3.ということで、話DCフォーラムの場を、ご意見拝聴の場にしてしまう
のはもったいない。いつまでたってもセキュリティの穴が次々に見つか
るウインドウズのごとく、未完成商品・発展途上業種である開発の世界
に、敬い奉るべき権威などめったにいるわけがありませんし、聴衆は迎
えうつのが役目。一方、向上心をもつ「落第生」は、率直で遠慮の無い
矢を一本でも多く射掛けられ、それを振り払うことで何か改善する機会・
ヒントを求めたい、ということで出かけてくるんじゃないでしょうか。
異論のぶつかり合いを前提としたインターラクションに直面する覚
悟のない話題提供者が提供するネタには火であぶってさしあげる
価値なんかありません。一方で、せっかく火あぶりの刑にされるこ
とで明日への活力・ヒントを得ようと思って話をしてくれた人を手ぶ
らで帰してしまうなら、それはひとえに参加者の責任、ということで
はないでしょうか。

DCフォーラムが名も無く立ち上がった当初、まあ10人か15人ぐ
らいの好奇心が一回りして一年ももてば上出来、そこで手仕舞い
となってめでたしめでたし、などと自分はほざいておりました。分科
会や各種行事、他のネットワークやトレーニングの場までリンクさ
れるようになり、目を見張る発展を遂げたことに、いまさらながら
己の先見の明の無さにあきれつつ、ここまでひっぱってきた皆様
のアイディアと熱意に敬意をはらうものです。ネットという道具の力
もありますが、何より生身の人々が多用な資産を持ち寄って顔を
つきあわせて議論できるというDCならではの地の利を今後とも
是非生かしてくださいますよう。(寛大な大家さん、舞台回し役の
皆様の貢献に今一度感謝しつつ。)(窪田)

***DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」***

ワシントンDC開発フォーラムのBBL関連情報(案内・レ
ジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバ
ルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情報を、「ワシ
ントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)」と
して、電子メールにて2週間に1回を目途に送付しています。
本情報サービスに記事掲載をご希望の方は、ニュース・トピ
ック・人材募集などを簡潔にまとめ
info@developmentforum.org まで連絡いただければ幸いで
す。また、本サービスにご意見やご示唆等ありましたら、お
気軽に御連絡下さい。
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

また、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト
(devforum)」では、毎回のBBLについての意見交換の他、
以前取り上げたテーマを含め、より広くグローバルな開発戦
略と日本の関わりに関する意見交換や情報交換を行っており
ます。相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確
保するため、メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らか
にするとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引
用がされないようご配慮いただきます。本メーリングリスト
への加入をご希望の方は、info@developmentforum.org まで
御連絡下さい。

――――――――――――――――
編集担当:野口 泰
編集担当補佐:早川 元貴
編集後記:窪田 博之
発行:ワシントンDC開発フォーラム