2011年8月23日号(アジ銀総裁再選、OECD報告書 Agricultu ral Progress and Poverty Reduction、他 )

(2011年8月23日発行)
                           http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          -(dev-info)-

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】開発フォーラム新着情報チェック:
    
「外務省・NGO共同レビュー取りまとめ」
「アジ銀総裁再選」
「世界水週間」、他

【2】GRIPS開発フォーラム:
第15回「アフリカ産業戦略勉強会」開催のお知らせ

【3】FASID 国際開発研究センター最新情報:
8月29日(月) 第2回  FASID/GRIPS 夏期公開セミナー

【4】東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から

【5】イギリス通信 -英国開発学勉強会(IDDP)-
夏の勉強会のご案内

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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-日本関連-
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●グローバルフェスタJAPAN2011(10月1日・2日開催)公式サイトがオープンしました。
http://www.gfjapan.com/index.html

●パッケージ型インフラ海外展開支援のための円借款の活用について発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/8/0819_01.html

●外務省・NGO共同レビュー取りまとめ(2011)(PDF)が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/kaigai/human_ah/pdfs/review_torimatome.pdf

●草の根・人間に安全保障無償資金協力(GGP)に関するNGOによるリビューに基づく改善提案(PDF)が発表さ
れています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/kaigai/human_ah/pdfs/review_teian.pdf

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-バイ・ドナー関連-
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● 英政府は、一般からの寄付とのマッチング援助スキームを開始しました。第一回目のアピールでは、
Save the Children の”Born to Shine”プロジェクトへの寄付と同額を、政府が拠出します。
http://www.dfid.gov.uk/Media-Room/Press-releases/2011/British-Government-to-boost-public-support-to-charity-appeals/

●OECDから報告書Agricultural Progress and Poverty Reductionが発表されています。
http://www.oecd.org/document/29/0,3746,en_2649_37413_48473309_1_1_1_37413,00.html

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-マルチ・ドナー関連-
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●黒田東彦氏がアジ銀総裁に再選されました。
http://beta.adb.org/sites/default/files/NR-Kuroda-reelection-jp.pdf

●アジ銀から報告書Key Indicators for Asia and the Pacific 2011が発表されています。
http://beta.adb.org/news/quality-jobs-essential-asias-growth-stability-report

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-国連・関連-
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●8月21日から27日は、世界水週間(World Water Week)です。
http://www.worldwaterweek.org/

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-シンクタンク関連-
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●米国シンクタンクCGDからワーキング・ペーパーScholars Who Became Practitionersが発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1425364/

●同じくCGDからEconomics and Emigration: Trillion-dollar Bills on the Sidewalk?が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1425376/

●英国ODIからワーキング・ペーパーAnalysing the governance and political economy of water and sanitation
deliveryが発表されています。
http://www.odi.org.uk/resources/download/5911.pdf

●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)より、サブサハラ地域における石油企業の環境や開発への影響を
分析したペーパーが発表されました。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/177587

● Guardian紙のPoverty Matters blogに、”Problems with measuring poverty”が掲載されています。
http://www.guardian.co.uk/global-development/poverty-matters/2011/aug/15/problems-measuring-poverty-mic-lic

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【2】GRIPS開発フォーラム:

  ●第15回「アフリカ産業戦略勉強会」開催のお知らせ
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●第15回「アフリカ産業戦略勉強会」 開催のお知らせ

■ 日時:2011年9月6日(火)18:30〜20:30頃

■ テーマ:「BOPビジネスと青年海外協力隊:アフリカの事例を中心に」

BOPビジネスを具体化していく際に、途上国の現場を知り、柔軟な思考で貧困層の
ニーズや潜在力を理解し、さまざまなパートナーと関係を構築していく人材の重要性
が指摘されています。今回の勉強会では、「BOPビジネスと青年海外協力隊」をテー
マに、人材面から産官学によるアフリカ産業開発への取組みを考えたく、スピーカー
にJICA青年海外協力隊事務局の青晴海(あおはるみ)審議役を、そしてコメンテーター
に住友化学ベクターコントロール事業部の水野達男部長をお迎えしてお話を伺います。

まず青晴海氏から、BOPビジネスの推進における海外青年協力隊(JOCV)の役割、
アフリカを含む途上国でJOCVと企業が連携した具体的な事例を中心にお話いただき
ます。青晴海氏はJICA(及び旧JBIC)で長年、途上国支援に携わってこられ、最近は
日本版ギャップ・イヤーの立ち上げにも主導的な役割を果たしておられます。
続いて、アフリカをはじめとする途上国で防虫蚊帳「オリセットネット」の普及に尽力し
ておられる住友化学ベクターコントロール部の水野部長から、企業が途上国でビジネ
スを展開する際のポイント、人材面で同社がJOCV経験者を積極的に登用している
理由、今後の産官学への取組への示唆等についてコメントいだきます。
(*ベクター:病気をうつす虫のこと)

■ スピーカー: 青晴海氏 JICA青年海外協力隊事務局審議役

■ コメンテーター: 水野達男氏 住友化学株式会社 ベクターコントロール事業部長

■会場:
政策研究大学院大学1階 会議室1B&1C
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
a. 都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
b. 東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
c. 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩6分
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html

■前回(第1回〜第14回)までの勉強会資料・議事録等は下記の「アフリカ産業戦略勉強会」サイトからご覧になれます。
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/industrialstrategy.htm

ご出席いただける方は、9月2日(金)までに、GRIPS開発フォーラム飯塚・林田(forum@grips.ac.jp)までご連絡ください。
(車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及びお車の色を事前にご連絡ください)

(GRIPS開発フォーラム:林田篤子)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm

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【3】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
8月29日(月) 第2回  FASID/GRIPS 夏期公開セミナー
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FASID/GRIPS国際開発プログラムでは、毎年夏学期に海外から
有識者を迎えて集中講義を開講しております。同有識者による
セミナーについてご案内します。

【案内状】http://www.fasid.or.jp/kaisai/110829/annaizyo01.html
【テーマ】(Tentative)
改定版条件付補助金支給プログラムが
教育成果に与えるインパクト評価:バングラデシュの事例
Evaluating the Impact of a Modification in a Conditional Cash Transfer
Program on Educational Outcomes: Evidence from Bangladesh

【概 要】
バングラデシュは、90年代初頭に条件付補助金支給プログラムを実施した最初の
国であるが、当初のプログラムは、所得に関わらず、女児のみを対象としたもの
だった。近年、その対象者に男児も加えられ、さらに所得制限も加わった。
本報告は、このプログラムの改定が、子供の教育成果に与える効果を調べたもの
である。分析の結果、貧困層の男児に正の効果が見られ、富裕層の女児を対象外
としたことの負の効果は見られなかった。

【講師】Dr. Nazmul Chaudhury
Country Sector Coordinator, Human Development,
East Asia Pacific Human Development (EAPHD), World Bank
Visiting Lecturer, National Graduate Institute for Policy Studies (GRIPS)

【日時】平成23年8月29日(月)13:20〜14:50
【会 場】政策研究大学院大学(GRIPS)内レクチャールーム(港区六本木7-22-1)
http://www.grips.ac.jp/about/access.html
【主 催】FASID/GRIPS 国際開発(IDS)プログラム
【言 語】英語 (通訳なし)    【参加費】無料
【申込み】案内状URL上の専用フォームからお申込み下さい。
【お問合わせ先】FASID連携高等教育部(服部)
TEL:03-5775-4311 / FAX : 03-5775-4314 /

e-mail : kouza@fasid.or.jp
(FASID担当: 服部 洋子)
http://www.fasid.or.jp/

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【4】東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) 世界銀行、ミッドキャリア募集
(2) 世界銀行、災害リスク・マネージメント(DRM) スペシャリスト募集
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(1) 世界銀行、ミッドキャリア募集

世界銀行と日本政府は世界銀行における日本人採用を強化するため、
32才未満を対象としたジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)を
募集してきましたが、今年より新たに32才以上も対象としたミッドキャリアの
募集を開始いたします。

今回の募集は以下の4つの職種となります。
1. 貧困削減・経済運営ネットワーク総局 エコノミスト(財政)(インドネシア事務所)
2. アフリカ総局 水資源/上下水道専門家(タンザニア事務所)
3. 東アジア大洋州地域総局 エネルギー専門家(ベトナム事務所)
4. 投資環境局 民間投資環境開発専門家(ワシントン本部)

締め切りは9月6日です。

詳細は以下リンクよりご覧ください。
http://go.worldbank.org/LKQI088WT0

(2) 世界銀行、災害リスク・マネージメント(DRM) スペシャリスト募集

世界銀行と日本政府は、今回の東日本大震災から新たな教訓を得、
これを途上国をはじめ世界へ発信し、情報を共有することによって、
世界の開発と防災に貢献する為、共同プロジェクトとして
「震災知見共有プログラム」を二年間にわたり実施することを決定しました。
このプロジェクトを実施するチームの重要な一員として、世界銀行東京事務所にて勤務する
日本人の災害リスク・マネージメント(DRM)スペシャリストを一名募集します。
締め切りは8月26日です。

詳細は以下リンクよりご覧ください。
http://go.worldbank.org/G4NE92KTK0

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

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【5】イギリス通信 -英国開発学勉強会(IDDP)-
夏の勉強会のご案内
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IDDP(英国開発学勉強会)では夏の勉強会を開催致します。
夏休み期間中や論文等でお忙しいとは思いますが、どうぞ奮ってご参加ください。

■題目: 東アジアの経済成長モデルの終焉? 輸出主導のアジア経済成長のこれまでと今後

■講師:  阿部 茂行 教授 (同志社大学政策学部教授、SOAS客員教授)

■講師略歴
ハワイ大学大学院博士課程修了。経済学博士。開発経済学専攻。国連勤務、京都産業大学教授、
神戸大学経済経営研究所教授、京都大学東南アジア研究センター教授を経て現職。

■日時:   2011年8月27日(土) 14:30-16:30(開場14:00)
       懇親会 時間17:00-19:00・場所未定

■会場:  London Business School
      Regent’s Park, London, NW1 4SA
地図: http://www.london.edu/assets/images/other/Getting_to_the_School_260809.pdf

■形式:   講師によるプレゼンテーション

■言語:   日本語

■講義内容: 

1985年のプラザ合意により、円相場は1ドル240円から120円へと急激に変化した。
1970年代の石油危機を乗り切った日本の製造業も、急激な円高により国内での生産を
維持するのが困難になり、東アジア諸国への投資が急増、同地域は世界の電化製品の
製造拠点となった。その結果、東アジア諸国の比較優位は似通ったものとなり、相互
補完性は対米貿易においてのみ存在するようになった。中国に代表される東アジアの
経済成長は、世界経済に好影響を与えているが、同時に東アジア経済が失速すること
への懸念も増しており、バリー・アイケングリーン(Barry Eichengreen)ら、多くの
識者が中国経済が今後10〜15年で失速すると予想している。現在、東アジアで増えつつ
ある多くの自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)は、東アジアの経済成長を支え
るものであり、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は今後の成長の鍵となるものである。
講演では、こうした自由貿易の枠組みの意義や役割を、
東アジア経済の今後の見通しと合わせて説明する。

■定員:   60名

■お申込み期限: 2011年8月25日(木)

■お申し込み方法: こちらのURLからお申込みください
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDlhY3VGQkprMVRmSnN4WXZLT1BvbWc6MA#gid=0

IDDPからの返信をもって、お申し込みを完了させていただきます。お申し込み後3日
以内に返信が無い場合は、大変お手数ですが再度ご連絡ください。また、会場の関係
から申し込みを制限させていただく場合がございます。
参加をご希望の方はどうぞお早目にお申込みください。

■主催: IDDP英国開発学勉強会

(IDDPイギリス通信:鈴木)

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編集担当:早川元貴/江尻由美/小林隼人
発行:ワシントンDC開発フォーラム