DC開発フォーラム第69回ワークショップ案内:「世界銀行グループの新型コロナウィルス緊急対策プログラムの現状と今後」(米国東部1月15日 (金) 19時、日本時間1月16日 (土) 9時)

DC開発フォーラムでは、途上国の開発に関わる実務家や学生を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しています。

第69回となる今回は、世界銀行グループの新型コロナウィルス緊急対策プログラムに焦点をあて、実際に最前線で本緊急対策プログラムに従事している専門や、ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)等を通じた日本の知見の適用に尽力している日本政府の途上国向けのコロナ対応について、日本理事室からもスピーカーをお招きして本プログラムの達成状況や今後の方向性等について議論を深めます

質疑応答の時間も十分に設けたいと思いますので是非多くの方にご参加いただければ幸いです。

【テーマ】

新型コロナウイルス感染症により2020年は、新たに8,800万人が極度の貧困状態に陥ったとされています。世界銀行グループでは途上国による新型コロナウイルス対策に2021年6月までに全体として最大で1,600億ドルの支援を表明しており、すでに111カ国を対象に緊急対策プログラムを実施しています。このパッケージ内には追加資金として新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの調達と配布、検査、治療のための120億ドルの支援が含まれています。

今回の勉強会では本緊急対策プログラムの効果や具体的なケースについて特にアフリカ地域に焦点を当て、デジタルインフラへのアクセスやワクチンパーケージにも触れながら、最前線で活動されている専門家に本プログラムの現状と課題、そして今後についてお話していただきます。

【パネル】

位田 和美 (いんでん かずみ):

世界銀行 保健・栄養・人口グローバルプラクティス ヘルススペシャリスト

2017年10月世界銀行入行。ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)達成に向けてグローバルなアドボカシーを展開する「UHC2030」を通し、国連UHCハイレベル会合の準備、また、各国の政治的コミットメントのモニタリングおよび提言に取り組んでいる。国レベルでは、ガーナ、シエラレオネ、トーゴにおける、COVID-19緊急支援を含む保健システム強化プロジェクト実施支援に従事。世界銀行入行前は、国連児童基金(UNICEF)のカントリーオフィス(インド、チャド、エチオピア、シエラレオネ、マラウイ)で7年間、水と衛生のプロジェクトマネジメントを担当。2016年のG7伊勢志摩サミット前には、(財)日本国際交流センターにて、グローバルヘルスへの政策提言のため、国内関係省庁、JICA、市民社会団体、民間企業、学術者間の調整を担当。広島大学法学部法学科卒業。国立マレーシア大学社会科学大学院にて国際関係学修士号(MA)およびジョージワシントン大学公衆衛生大学院にて公衆衛生修士号(MPH)を取得。今夏より、ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院にて公衆衛生博士課程(DrPH)に在籍。

木村 薫(きむら かおる):

世界銀行 デジタルデベロップメントグローバルプラクティス シニア デジタルデベロップメントスペシャリスト

2004年より、世界銀行本部にで情報通信技術(ICT)分野における政策、通信インフラセクター整備およびデジタルガバメント(電子政府)、デジタルトランスフォーメーション,デジタルエコノミー融資プロジェクトに携わる。担当した国は東アジア(中国、ベトナム、ミャンマー)及びアフリカ地域(タンザニア、ルワンダ、等)。現在は、英語圏西アフリカ地域のガーナ、リベリア、シエラレオネを担当。国際基督教大学(ICU)卒業後、日本電信電話会社(NTT)及び東日本電信電話会社(NTT東日本)勤務を経て、政策研究大学院大学(GRIPS)国際開発プログラム(修士)修了。世界銀行ガーナカントリーオフィスに駐在予定。

五十嵐 光(いからし ひかる):

世界銀行 日本理事室 理事補

京都大学大学院修了後、外務省入省。ドイツにて研修・大使館勤務(貿易・経済、開発、エネルギー分野を担当)の後、内閣官房に出向し、国の行政事業の総点検に従事。外務省では南西アジア地域担当課、ODA予算・執行の担当課での勤務(河野前外務大臣の下での「ODAに関する有識者懇談会」も担当)を経て、2019年7月から世界銀行日本理事室に出向中。現職ではアフリカ地域を担当しつつ、保健・栄養、教育、ジェンダー、社会保障、雇用といった幅広い分野に従事。

【モデレーター兼司会】

瀬山 奏(せやま そう):

世界銀行  パブリックセクタースペシャリスト

2018年1月、世界銀行入行。主に南アジア地域(パキスタン、アフガニスタン)とカンボジアにおける税務歳入向上や公共サービス・公共財政管理改善等のプログラムを担当。世界銀行入行前は国際航業㈱にて国内外の中央・地方政府、MDBsから発注される開発プロジェクトに従事。サセックス大学開発学研究所にて修士号(ガバナンスと開発)取得。

【日時】米国東部時間:2021年1月15日(金)午後19:00-20:30 日本時間:2021年1月16日(土)午前  9:00-10:30

【会場】Zoom等のビデオ会議システムを活用して開催します。詳細は前日迄に参加登録者にメールにてお送りいたします。

【会費】1ドル(Zoom利用料及びサーバ維持費としてカンパを募っています。振込方法については参加登録者への案内メールにてお伝えします)

【参加登録】

参加ご希望の方は、下記登録フォームより米国東部時間1月13日(水)までに参加登録をお願い致します。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLXa1bmpIz3B9Jn3avn6CLpm4qXsnVNv632m6teHfaOW-npA/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0 [docs.google.com]

登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までにオンライン会議の案内メールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)までご連絡下さい。案内メールがスパムフォルダに入ってしまう事例が多発しておりますのでスパムフォルダもご確認下さい。

過去のワークショップの内容はこちらでご覧いただけます。

http://www.devforum.jp/category/events/workshops [devforum.jp]

皆様のご参加をお待ちしております。

DC開発フォーラム・勉強会担当 瀬山奏

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