【dev-info】2019年12月3日号(2020年度JPO派遣候補者選考試験情報が公開 他)

2019年12月3日発行

                              http://www.devforum.jp/

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

 

          -(dev-info)-

 

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【1】ワシントンDC開発フォーラム便り

タイトル:「足元にレアメタル」

山中瑞樹(世界銀行/ワシントンDC)

 

【2】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック 

    「2020年度JPO派遣候補者選考試験情報が公開」

   「国連開発計画駐日事務所partnership and resource
mobilization specialist (P3)の国際機関幹部候補職員選考試験の応募を受付」

   「OECDが最新の” OECD Economic Outlook”を発表」他

 

【3】国連フォーラム

(1)イベント案内:ニューヨーク勉強会 

「SDG16+ Leaving no one behind実現に向けた法の支配、選挙支援」12月5日 コロンビア大学

 

【4】東京発~世界銀行からのお知らせ

(1) セミナーのお知らせ

 

【5】東京発~世界銀行からのお知らせ

(1) DC開発フォーラム 第63回ワークショップのご案内

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】ワシントンDC開発フォーラム便り

タイトル:「足元にレアメタル」

山中瑞樹(世界銀行/ワシントンDC)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

足元にレアメタル、といっても、どこまでも続くウユニ塩原に眠るリチウムを巡る途上国の資源開発の議論ではありません。自分の身に起こった小さな話です。

 

つい一カ月ほど前のこと。地下鉄の駅を出て付設の駐車場へ入ると、トラクターか何かのようなけたたましい音を立てながら一台のプリウスが走り去った。静かなはずのハイブリッド車があんな爆音とは何事だろう、と思いつつ、自分の車へ向かう。同じ車種。エンジンをかける。最初はモーター走行で無音に近い。スロープに差し掛かった辺りで、エンジンが動き出す。とたん、さっきのあのけたたましい音が、足元から襲いかかる。え?どうなってるの?

 

エンジンとマフラーの間にあって有害物質を除去する触媒コンバータというパーツ。それをとってしまうと、排ガスが直に出て、エンジン音が鳴り響くのだ。熟練(!?)の窃盗グループなら、見張りを立て、ジャッキアップ、電動ノコギリでコンバータを切り取って、立ち去るまで、わずか3分程度で済ませるらしい。

 

故障もほぼなく、メンテも楽、排ガスも少なく、静か。何の不満もなく使ってきた愛車。とはいえ、8年ほど前に中古で購入した、すでに15年落ちの車だ。パーツだって古くなっているわけで、こういった犯罪のターゲットになるとは考えもしなかった。現場に来た警察官の話では、その日その駐車場で、わかっているだけですでに5台がやられたらしい。全てプリウス。大きな駐車場で、高級車だって色々並んでいるのになんでまた、と思って調べてみると、ハイブリッド車のそれはパラジウムやプラチナ等のレアメタルの含有率が高く、窃盗犯たちは一つ200-300ドルとかで海外に売りさばくらしい。レアメタルの価格上昇に伴ってこの犯罪が増えており、台数も多く比較的に窃盗作業(?)のしやすい旧型のプリウスが特に狙われているのだそうだ。車のパーツとして再利用するのではないから、古くても構わないのだ。

 

レアメタルを巡る国際的なニュースはしばしば目に入ってくるけれど、それが自分の足元で突然うなりをあげるとは思いもよらず。予想外の出費に頭を抱えつつ、今後はレアメタル関係のニュースにもっと注目することになりそうだ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【2】 開発フォーラム新着情報チェック

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を

 

|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、

 

└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください

 

 

┏━━━━━━━━━━━┓

– 日本関連 –

┗━━━━━━━━━━━┛

● 国連世界食糧計画(WFP)中央アフリカ事務所との間で、中央アフリカに対するWFPを通じた食糧援助として供与額3.5億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008076.html

 

● ソマリア連邦共和国との間で、無償資金協力「経済社会開発計画(供与額5億円)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000404.html

 

● エチオピア連邦民主共和国との間で、「エチオピア総合運輸プログラム(フェーズ1)におけるジンマ-チダ間及びソド-サウラ間道路改良計画(ジンマ-チダ間)」の円借款の供与(供与限度額96億5,500万円)に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008057.html

 

● ジブチ共和国における豪雨及び洪水被害に対し、日本政府はジブチ政府からの要請を受け、ソマリア・アデン湾における海賊対処行動のためジブチに派遣されている自衛隊部隊の一部をもって国際緊急援助活動を実施させることを決定しました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008059.html

 

● JICAは東京大学とSDGs・プロミス・ジャパンと共催し、ジェフリー・サックス教授を招いて講演会を開催しました。

https://www.jica.go.jp/information/seminar/2019/20191112_01.html

 

● 国際協力・開発業界での就職・転職者を対象に開催される「国際協力キャリアフェア2019」が12月7日東京で開催されます(申し込み締切12月6日)。

【12/7開催】国際協力キャリアフェア2019

 

● 外務省は、各種分野の任期付き職員、非常勤職員を募集しています。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/index.html

 

● 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。

http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn

 

● 2020年度JPO派遣候補者選考試験情報が公開されています(募集は2、3月を予定)。

https://www.mofa-irc.go.jp/jpo/dl-data/2020JPO_announcement_20190820.pdf

 

● 国連開発計画駐日事務所partnership and resource
mobilization specialist (P3)の国際機関幹部候補職員選考試験の応募を受け付けています(締切12月17日)。

https://www.mofa-irc.go.jp/dl-data/2019midcareer_UNDP_announcement.pdf

 

┏━━━━━━━━━━━┓

– バイ・ドナー関連 –

┗━━━━━━━━━━━┛

● 英国は、サモア政府の要請に応じ、13人の医師と看護師を現地に派遣しました。サモアでは麻疹が流行し、11月29日時点で2,900人以上が感染、39人の死者が出ています。

https://www.gov.uk/government/news/uk-medics-fight-deadly-measles-outbreak-in-samoa

 

● ガーナ、アクラで開催されたグローバルユースSDGsサミットに、DFIDガーナ事務所代表が参加しました。発言録が公開されています。

https://www.gov.uk/government/speeches/global-youth-sdgs-summit-dfid-country-director-speech

 

● 欧州連合(EU)は、途上国における税の透明性向上等の取り組み支援のため、200万ユーロを拠出します。

https://ec.europa.eu/europeaid/news-and-events/eu-provides-eu2-million-global-forum-support-tax-transparency-and-exchange_en

 

● デンマーク政府は、欧州対外投資計画に充てる資金として、自主的に1,000万ユーロを拠出します。EU加盟国による拠出としては過去最大額となり、主にアフリカにおける持続可能な開発のために活用されます。

https://ec.europa.eu/europeaid/news-and-events/africa-europe-alliance-denmark-provides-eu10-million-sustainable-development-under_en

 

● AFDは、AFDによる気候変動関連事業により年間で1050万トンのCO2が削減されるとの見積もりを発表しました。

https://www.afd.fr/en/afd-projects-save-105-million-tons-co2-year

 

● オランダ政府は、パレスチナ自治政府への支援の一部を停止しました。資金がイスラエルに対する攻撃に利用されているとの抗議を受けての対応です。

https://www.aljazeera.com/news/2019/11/netherlands-halts-aid-palestinians-family-payments-191121123333913.html

 

●USAID長官は、世界AIDSデーで声明を公表しました。

https://www.usaid.gov/news-information/press-releases/dec-1-2019-statement-administrator-mark-green-world-aids-day

 

●USAID長官は、フランクマース・マース社取締役は、協力を拡大しつつ、世界の貧困を持続的に削減するための覚書に署名しました。

https://www.usaid.gov/news-information/press-releases/nov-25-2019-usaid-administrator-mark-green-and-mars-inc-board-member-frank-mars

 

●USAID長官は、シエラレオネ副大臣とエボラの更なる発生を防止するための、同国公共福祉部門における協力なリーダーシップ等について会談を行いました。

https://www.usaid.gov/news-information/press-releases/nov-19-2019-usaid-administrator-mark-green-meeting-with-the-honourable-mohamed-juldeh-jalloh-vp-of-the-republic-of-sierra-leone

 

┏━━━━━━━━━━━┓

– 国際機関関連 –

┗━━━━━━━━━━━┛

● OECDは最新の” OECD Economic Outlook”を発表しました。それによると、貿易摩擦、企業投資の低迷、政治不安により世界経済が圧迫され、長期の景気停滞を引き起こすリスクが高まっていると指摘しています。

http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/weak-trade-and-investment-threaten-long-term-growth-economic-outlook-japanese-version.htm

 

● 同じく OECDは、”Pensions
at a Glance 2019”を発表し、各国政府は、臨時雇用者またはパートタイム労働者の割合が高まる中、彼らが就労期間中に年金保険料を納め、退職後に十分な所得を得られるようにするべく、早急に年金制度を改革すべきだと論じています。

http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/countries-should-strengthen-pension-systems-to-adapt-to-changing-world-of-work-japanese-version.htm

 

● 世界銀行とフィリピン政府は、同国のヘルス教育分野支援のための条件付き現金給付プログラム支援のプロジェクト(3億ドル)に調印しました。

https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2019/11/28/world-bank-and-philippines-sign-usd300-million-additional-funding-for-the-philippines-conditional-cash-transfer-program

 

● アフリカ開発銀行とルワンダ政府は共催で「2019グローバルジェンダーサミット」を開催しました。

https://www.afdb.org/en/news-and-events/press-releases/2019-global-gender-summit-achieve-new-impetus-towards-gender-parity-all-stakeholders-need-act-five-priority-areas-32917

 

● アフリカ開発銀行は、ナイジェリアの送電線拡大支援を目的とした2億1000万ドルのプロジェクトを承認しました。

https://www.afdb.org/en/news-and-events/press-releases/nigeria-african-development-bank-approves-210-million-financing-transmission-expansion-project-32978

 

● 米州開発銀行は、エクアドルの移民支援の一環としても社会サービス向上のためのプログラム(5000万ドル融資と1250万ドル贈与)を承認しました。

https://www.iadb.org/en/news/idb-approves-project-improve-social-services-ecuador

 

● 米州開発銀行は、ラテンアメリカ・カリブ海地域における自由貿易に関する報告書”Trading promises for results –
What Global Integration Can Do for Latin America and the Caribbean”を出版しました。

https://www.iadb.org/en/news/trade-liberalization-has-boosted-latin-american-and-caribbean-economies-idb-study-finds

 

● アジア開発銀行は、ミャンマーにおいて気候や災害に強いコミュニティ作りの支援を目的とした1億9500万ドルのプロジェクトを承認しました。

https://www.adb.org/news/adb-improve-community-resilience-livelihoods-around-3000-villages-myanmar

 

● 国連は、武装解除に関するガイドラインを改訂しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1051701

 

● WFPは、サヘル地域の参加国にまたがる危機的な状況について、失われた世代が生じる可能性があるとして支援の必要性を訴えています。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1051671

 

● UNICEFは、子供の権利条約に関する過去30年の進展をまとめた報告書を発表しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1051541

 

● FAOは、漁業の持続可能性に関する報告書を発表しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1051641

 

● IPCは、アフガニスタンで人口の1/3が緊急支援を必要としていて、深刻な食糧危機の状況にある人口は1千万人を超えると報告しています。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1051591

 

● COP25に関する特集が組まれています。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052251

 

● UNICEFは、コンゴ民主共和国で麻疹が拡大し、5千人以上が死亡していると報告しています。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052321

 

● IOMは、2億7千万人が国境を越え、国際送金の金額は6890億ドルに上ると報告しています。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052331

 

● UNEPは、温室効果ガスに関する年次報告書を出版しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052171

 

● UNAIDSは、HIV感染者の社会参加の重要性を説く新たな報告書を出版しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052211

 

● UNICEFとWHOは、ソマリアで170万人の子供を対象に麻疹とポリオの予防接種を開始しました。

https://news.un.org/en/story/2019/11/1052081

 

┏━━━━━━━━━━━┓

– シンクタンク・NGO関連 –

┗━━━━━━━━━━━┛

● 英ODIは、ドローン等の新技術を人道支援に活用する可能性やリスクについての報告書を発表しました。

https://www.odi.org/blogs/new-technologies-are-changing-humanitarian-action-don-t-assume-they-ll-make-responses-more

 

● 英NGOネットワークBondは、国際協力に関連する保守党・労働党の選挙公約の内容を分析しています。

https://www.bond.org.uk/news/2019/11/what-the-conservatives-manifesto-says-about-international-development

https://www.bond.org.uk/news/2019/11/what-the-labour-manifesto-says-about-international-development

 

● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、カザフスタンにおける権限移譲プロセスについての報告書を発表しました。

https://www.chathamhouse.org/publication/kazakhstan-tested-transition

 

● セーシェル共和国のフォーレ大統領が、オックスフォード大学で講演を行いました。

https://www.africanstudies.ox.ac.uk/article/danny-faure-president-of-seychelles-speaks-at-st-antonys-college.

https://www.africanstudies.ox.ac.uk/files/presidentfaureoxfordlecturepdf

 

●Center for Global Developmentは女性への投資について、投資家及び起業家の視点による議論の模様をポッドキャストに公開しました。

https://www.cgdev.org/blog/investing-women-priya-krishnan-jen-braswell-and-graham-wrigley-cgd-podcast

 

●ウッドロウ・ウィルソンセンターは、アフリカの角における課題について、アフリカ中央銀行グローバルヨーロッパ議長をはじめとするハイレベルスピーカーとの対話を開催しました。

https://www.wilsoncenter.org/event/ambassador-alex-rondos-challenges-the-horn-africa

 

●ウッドロウ・ウィルソンセンターは、ウェルズ南アジア及び中央アジア大使による中国・パキスタン経済回廊に関する対話を開催しました。

https://www.wilsoncenter.org/event/conversation-ambassador-alice-wells-the-china-pakistan-economic-corridor

 

●ブルッキングス研究所は、インド高等教育に関するレポートを公表しました。

Report Launch & Panel Discussion | Reviving Higher Education in India

 

● 1月23日に、外国にルーツのある人々の支援に関するセミナーが名古屋で開催されます。

【1/23開催・名古屋】外国にルーツのある人々の乳幼児期から老年期まで、 ライフサイクルに応じた「支援のつながり」を構築、強化するために

 

● Save the Childrenは、アルバニアで地震により9千人の子供が支援を必要としていると報告しています。

https://www.savethechildren.net/news/albania-9000-children-need-following-devastating-earthquake

 

● Save the Childrenは、イエメンの支援が届いていない地域で1万7千人の子供が食糧危機に陥っていると報告しています。

https://www.savethechildren.net/news/hunger-crisis-set-hit-thousands-yemeni-children-living-areas-cut-aid-supplies

 

● Oxfamは、イエメンにおける爆発兵器の使用のジェンダー問題への影響を分析したレポートを発表しました。

https://www.oxfam.org/en/research/gendered-impact-explosive-weapons-use-populated-areas-yemen

 

● Oxfamは、ウガンダにおける土地制度の不平等の拡大への影響を分析したレポートを発表しました。

https://www.oxfam.org/en/research/locked-out-how-unjust-land-systems-are-driving-inequality-uganda

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【3】国連フォーラム

(1)イベント案内:ニューヨーク勉強会 

「SDG16+ Leaving no one behind実現に向けた法の支配、選挙支援」12月5日 コロンビア大学

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(1)イベント案内:ニューヨーク勉強会 

「SDG16+ Leaving no one behind実現に向けた法の支配、選挙支援」12月5日 コロンビア大学

 

 

ニューヨーク勉強会では12月5日(木)に「SDG16+ Leaving no one behind実現に向けた法の支配、選挙支援」

と題した勉強会を開催します。

国際機関でご活躍されている方、国連に興味がある方や法の支配や選挙支援について学んでみたい方など、

多くの皆様のご参加をお待ちしております!

 

 

——————————————————————————–

「法の支配(Rule of Law)」は、近年、日本でも国連でもよく耳にする言葉の一つですが、

どのような意味を持っているのでしょうか。

国連は「法の支配」の分野でどのような活動をしており、

また、それらはSDGsの達成を目指す上では、どのような意味を持っているのでしょうか。

 

 

世界の国会議員のうち、女性は24.5%、30歳以下の若者は2%です。

すべての国民に影響のある法律・政策を決める国会の多様性が欠如しているのは何故でしょうか。

若者、女性、障碍者やその他のマイノリティグループが政治的プロセスに参加できるようにするため、

国連は加盟国に対しどのような支援を提供しているのでしょうか。

 

 

今回の勉強会では、法の支配、選挙支援に関するこれらの疑問に対し、

専門家のお二人から分かりやすく解説頂きます。法の支配に関しては、

日本が行ってきた途上国への法整備支援との関わりについてもお話いただく予定で、

選挙支援に関しては、小グループのアクティビティも交えて、楽しく学んでいきたいと思います。

 

 

【以下概要】

日時 :2019年12月5日(木)19:00ー20:30

 

会場 : 米国ニューヨーク コロンビア大学 SIPA 402

(420 W 118th St, New
York, NY 10027)

 

言語 :日本語

 

参加費:無料。なお、勉強会後、会場付近のレストランで懇親会を予定しております(費用別途、おひとり様あたり$25前後を予定)。

 

共催: JASSA (コロンビア大学SIPA)

 

申込 :12月4日(水)正午までに応募フォーム(http://goo.gl/9UFt23)にご記入をお願い致します。

 

事前問い合わせ先: unforum.benkyoukai@gmail.com

 

当日問い合せ先:参加申し込みを頂いた方に別途連絡いたします。遅刻・欠席の場合は必ず事前にご連絡をお願いいたします。

 

講師ご経歴:

 

新井里彩(あらいりさ)氏 

国連開発計画 プログラムスペシャリスト(リーガルアイデンティティ)。

2017年にJPO制度でケニアに派遣され、選挙・人権分野の事業管理を実施。

その後、2018年にニューヨークに異動し選挙分野の能力構築支援、政策立案支援に従事。

2019年10月より現在のポストにてリーガルアイデンティティ(戸籍管理・国民ID)事業の進捗管理・調整業務に携わっている。

国連勤務以前は、2015年より、日本において内閣府国際平和協力本部事務局 研究員として選挙監視の研究を行った。

また(公財)笹川平和財団 研究員として女性の政界進出支援事業を立ち上げ、調査・研究を実施した。

 

 

稲垣健太(いながきけんた)氏 

国連開発計画 法の支配、司法、セキュリティ、人権専門官。

慶應義塾大学法学部政治学科,ボストン大学ロースクール(修士)卒。

大学卒業後に司法修習を経て検事に任官し、東京、那覇、神戸、青森等の検察庁で刑事事件の捜査,裁判等に従事。

2018年6月よりUNDP本部において、法の支配分野の政策・プログラム支援、日本とのパートナーシップ構築等を担当。

————————————————————————————-

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

 

今後とも国連フォーラムをよろしくお願いいたします。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【4】東京発~世界銀行からのお知らせ

(1) セミナーのお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(1) セミナーのお知らせ

 

 

 

■繁栄の実現:農業におけるテクノロジーと生産性向上

セミナー

 

日時:2019年12月9日(月)午後3時~4時30分

場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd

内容:世界銀行は生産性に関する研究プロジェクトを進めており、全4巻の報告書を刊行しています。2019年9月に第4弾の報告書「繁栄の実現:農業におけるテクノロジーと生産性向上」を発表し、途上国が貧困を撲滅し、高まる食糧需要に対応して気候変動の悪影響に対処するためには、農業分野のイノベーションと農民によるテクノロジー活用を飛躍的に拡大する必要があると指摘しています。同報告書の筆頭著者であるウィリアム・マロニー世界銀行公正な成長・金融・制度(EFI)担当チーフエコノミストの来日の機会を捉え、同報告書の主なポイントをご紹介するセミナーを開催します。

詳細・お申込み: http://wrld.bg/xtts30pXtBX 

 

 

■アフリカにおける仕事の未来:万人のためのデジタル技術の可能性を引き出す

世界銀行グループTICADセミナーシリーズ第27回

 

日時:2019年12月10日(火)午前7時45分~午前8時45分

場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd

内容:世界銀行が7月に発表した報告書「アフリカにおける仕事の未来:万人のためのデジタル技術の可能性を引き出す」では、仕事をめぐる環境を根本的に変化させうる技術進化や破壊的な革新に途上国が直面しつつあるなかで、サブサハラ地域は他の地域以上にデジタル技術の適応がもたらす恩恵を享受することができると述べています。本セミナーでは、テレビ会議で同報告書の執筆担当者が主なポイントをワシントンよりご説明し、皆様のご質問にお答えします。

詳細・お申込み: http://wrld.bg/qMZN30pTj3n 

 

 

■国際金融公社(IFC)で働く~玉木 圭 インベストメント・オフィサー

キャリアセミナー

 

日時:2019年12月18日(水)午後6時30分~午後8時

場所:米州開発銀行 アジア事務所

内容:世界銀行グループでは、日本人の採用を積極的に行っており、海外で活躍する日本人職員が来日する際に、皆様に世界の開発課題や世界銀行グループの活動を紹介するセミナーを実施しています。

今回のセミナーでは、2018年のリクルートミッションで採用されたインベストメント・オフィサーの玉木圭より、IFCの活動や自身の経歴、投資部門での業務をご紹介します。

詳細・お申込み: http://wrld.bg/woR630pTj4Q  

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【4】DC開発フォーラムからのお知らせ

(1) DC開発フォーラム 第63回ワークショップのご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

DC開発フォーラムでは、平日の夜を利用して、途上国の開発に関わる実務家や学生を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しています。

   

第63回となる今回は、竹本明生氏(地球環境ファシリティ上級環境専門官)を迎え、地球環境ファシリティの役割について発表していただきます。関心のある方は奮ってご参加ください。

  

【テーマ】

 地球環境ファシリティ(Global Environment Facility, GEF)は1991年に設立された開発途上国の環境を保全するための国際機関である。GEFは世界の183か国が加盟し、各国政府、国連、国際金融機関、企業やCSOなど世界中のさまざまなステークホルダーとのパートナーシップの下で、開発途上国を対象に、気候変動、生物多様性、土地劣化、化学物質汚染など多岐に渡る環境問題に対処し地球環境益(Global Environmental Benefits)をもたらすための様々な活動を実施している。また、GEFは気候変動枠組条約、生物多様性条約など国際環境条約の資金メカニズムとしての機能を有しており、各種条約の締約国会合の決定に基づき、パリ協定の透明性強化など当該環境条約の実施に欠かせない能力開発支援等のプログラムを実施している。

 

今回のワークショップでは、環境省出身で現在GEFで勤務する竹本明生氏がGEFにおける途上国に対する最新の環境保全の取組の動向について気候変動分野に焦点を当てた解説を行う。竹本氏のこれまでの行政経験を踏まえ、日本が実施する環境国際協力とGEFを含む国際機関が実施する最新の国際協力を比較し、今後の日本の国際環境協力の方向性について議論を深めることとしたい。

 

 

 

【スピーカー】

竹本明生(たけもと あきお);地球環境ファシリティ上級環境専門官

 

1992年に環境省(当時環境庁)入省。通商産業省工業技術院エネルギー技術研究開発課、外務省経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部一等書記官、環境省地球温暖化対策課、兵庫県、環境省総合環境政策局環境影響評価課、同地球環境局研究調査室長、同地球環境局国際担当参事官等を経て2018年1月から地球環境ファシリティ上級環境専門官として気候変動、化学物質・廃棄物分野の途上国支援プログラムを担当。環境省においては日本政府初の気候変動適応計画の策定(2015年閣議決定)、気候変動国際交渉、環境影響評価法改正の閣議決定(2010年)、家電エコポイント制度の創設(2009年)、海底下二酸化炭素回収貯留(CCS)の許認可制度に関する海洋汚染防止法改正(2007年)等を担当。福岡県出身。1992年北海道大学理学部で修士号取得(地球物理)、2010年茨城大学理工学研究科で博士号取得(工学博士:環境機能科学)。

 

 

【日時】

2019年12月12日(木) 18:30-19:45

 

【参加費】

当フォーラムのサーバー代等の活動維持費のため参加費1ドルを現金で徴収いたします。

 

【会場】

世界銀行本部 The World Bank, 1818 H Street, NW Washington
DC 20433

 

入館方法や会議室の詳細などは、参加登録者に送付される会場案内にてお知らせ致します。会場案内をよくご確認の上ご来場ください。

 

【参加登録】

参加ご希望の方は、下記登録フォームより12月11日(水)までに必ず参加登録をお願い致します。

 

https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0

 

登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。

 

過去のワークショップの内容はこちらでご覧いただけます。

http://www.devforum.jp/category/events/workshops

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

    ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と

 

        「メーリングリスト(devforum)」

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。

 

[バックナンバー] 2002年7月以降の全てのバックナンバーは下記のリンクからご覧いただけます。

DevInfoバックナンバー

 

[メール配信登録] 本情報サービスの配信をご希望の方は、下記リンクよりご登録ください。

https://groups.google.com/forum/#!forum/dev-info-mailmagazine/join

 

[記事掲載依頼] 本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、下記編集担当アドレスまでご相談ください。

<devinfo.mailmagazine@gmail.com>

 

[登録解除] 本サービスの登録解除をご希望の方は下記の解除専用アドレスに空メールを送り自動解除いただきますようお願い致します。

<dev-info-mailmagazine+unsubscribe@googlegroups.com>

 

[情報交換メーリングリスト]

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。参加をご希望の方は、下記リンクのフォームより参加申請を行ってください。

https://docs.google.com/forms/d/1FOHL-u1NrbvWbKG7CqWd2arqBpQhH5O8O-7LXFjmf1c/viewform

 

[DC開発フォーラム全般に関するお問い合わせ]

登録に際するエラーや、dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動についてご質問・ご意見等ございましたら、お気軽に下記アドレスまでご連絡いただけますと幸いです。

<dc.development.forum@gmail.com>

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/砂原遵平/神田匡/浅海誠

発行:ワシントンDC開発フォーラム

DC開発フォーラムHP: http://www.devforum.jp/

Facebookページ:    http://on.fb.me/rtR9Le

twitterアカウント: @DC_dev_forum

2019年12月3日発行