2006年12月26日号(世銀 Global Economic Prospects 2007、ダ ルフール平和維持、他)

                      2006年12月26日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

     「ODA白書2006年版」
     「スーダン・ダルフールにおける平和維持活動」
     「DAC 対米国援助審査」
     「世界銀行報告書Global Economic Prospects 2007」
     「コンゴ民主共和国今後の展望」

【2】 パリ通信第55号
    対オランダ援助審査からみたDAC ― その4 ―
    そもそもDACとはどういう場所なのか?

【3】 国際開発研究センター最新情報
ジュニア・プログラムオフィサー募集、
BBLセミナー「平和構築:国連の役割と課題」、Journal Express最近号、他

【4】 GRIPS開発フォーラム:ベトナムCG会合報告

[編集後記]   「ガバナンスの一年」

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

┏━━━━━━━━━━━┓
 −日本関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●安保理における衡平な代表及びメンバーの増加問題に関する大島賢三国連大使の
演説が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/18/un_1211.html

●日・ナイジェリア・スペシャル・パートナーシップ・フォーラムの概要と評価が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nigeria/jnspf_4_gh.html

●政府開発援助(ODA)白書2006年版の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index/whats/061226_01.html

● JNNE/JICA共催のEFAグローバルモニタリングレポート2007 Launching Seminar
が開催されます。
http://www.jica.go.jp/event/070210.html

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 −バイ・ドナー関連−
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●英国援助省から女子教育に関する報告書が発表されています。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/education-strategy-progress.asp

●英国援助省からアフリカ連合のスーダン・ダルフールにおける平和維持活動への資金援助が
発表されています。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/sudancrisis/au-funding.asp

●ホワイトハウス主催のマラリア・サミットが開催されました。
http://www.fightingmalaria.gov/

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 −マルチ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●世界銀行から報告書Global Economic Prospects 2007が発表されています。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:21157190~pagePK:64257043~piPK:437376~theSitePK:4607,00.html

●アジア開発銀行からスマトラ沖大地震及びインド洋津波救済支援の報告が発表されています。
http://www.adb.org/tsunami/two-years-on/default.asp

●OECD/DACから対米国援助審査の結果が発表されています。
http://www.oecd.org/document/27/0,2340,en_2649_37413_37838171_1_1_1_37413,00.html

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 −国連関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●米国トルーマン図書館におけるアナン国連事務総長のスピーチが発表されています。
http://www.un.org/News/ossg/sg/stories/statments_full.asp?statID=40

●潘基文国連事務総長の就任演説が発表されています。
http://www.un.org/News/Press/docs//2006/sg2119.doc.htm

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 −ペーパー/セミナー報告書−
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●英国シンクタンクODIからペーパー“The ‘protection crisis’: A review of field-based strategies for
humanitarian protection in Darfur”が発表されています。
http://www.odi.org.uk/hpg/papers/discussion_protection.pdf

●米国ブルッキングス研究所でコンゴ民主共和国の情勢に関するセミナーThe Way Forward
in the Democratic Republic of Congoが開催されました。
http://www.brookings.edu/comm/events/20061218.htm

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【2】 パリ通信第55号
    対オランダ援助審査からみたDAC ― その4 ―
    そもそもDACとはどういう場所なのか?
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これまで「対オランダ援助審査からみたDAC」と題し、3回に渡り、
DAC援助審査一般、今回の対オランダ援助審査の結果の概要を
お伝えしてきました。

今回は、本連載シリーズ最終回として、対オランダ援助審査を通じて、
筆者がDACという場所そのものについて感じた点をご紹介します。
http://www.devforum.jp/paris/055.htm

(パリ通信担当 寺門 雅代)

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【3】 国際開発研究センター最新情報
ジュニア・プログラムオフィサー募集、
BBLセミナー「平和構築:国連の役割と課題」、Journal Express最近号、他
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●FASIDジュニア・プログラムオフィサー募集のお知らせ
財団法人 国際開発高等教育機構(FASID)では、大学院生
及び大学院修士課程修了者を対象に、2007年度のジュニア・
プログラムオフィサー(JPO)を募集します。JPO制度は、将
来、国際開発分野で活躍することを希望する方に一定期間実
務経験の機会を提供すると同時に、同分野での研究活動、研
究交流、教育活動の現状について理解を深める機会を提供す
るものです。

業務内容:FASID国際開発研究センター事業の補佐
応募資格:下記の条件の全てを満たす方
 1)大学院在籍中または修士課程修了済みであること
 2)原則として委嘱開始時点で30歳以下であること
 3)日英両語で業務が可能であること
募集人数:若干名
委嘱期間:2007年4月あるいは5月から最短6ヶ月間、 最長
2008年3月末日まで。応募方法:下記書類を当財団へご郵送
ください。
 1)応募申請書(下記HPよりダウンロード可能)
 2)大学成績証明書
 3)大学院成績証明書
応募締切:2007年1月26日(金)17時(必着)
*応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。
関連HP  http://www.fasid.or.jp/kenshu/jpo/boshu.html

●第153回Brown Bag Lunch Seminar(BBL)のご案内
テーマ:米国国際開発庁(USAID)における新しい官民パート
ナーシップの形、Global Development Alliance
講 師:Mr. Jerry O’Brien/USAIDグローバルディベロップ
アライアンスオフィスシニアアドバイザー、Mr. Michael
Silberman/USAIDグローバルディベロップアライアンス、アジア担当
日 時:2007年1月16日(火)開場12:00 講演12:30−14:00
場 所:FASID4階研修室(千代田会館4階)
近日ウェブ掲載予定【URL】http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/bbl_18.html

●第154回Brown Bag Lunch Seminar(BBL)のご案内
テーマ:平和構築:国連の役割と課題
講 師:長谷川祐弘氏/前国連事務総長特別代表(東ティモ
ール担当)
日 時:2007年2月2日(金)開場12:00 講演12:30−14:00
場 所:FASID4階研修室(千代田会館4階)
近日ウェブ掲載予定【URL】http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/bbl_18.html

●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、英語新聞・雑誌・シンクタンク情報な
どを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、本
年5月から始めたDAKIS(開発援助情報システム)の新しいサ
ービスです。最近2号分の見出しとURLをご紹介します。
○JX #28 (06.12.13) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx28.pdf
中国国家開発銀行の企業融資/「新債権者」の債務負担への
影響/対ロシア世銀融資中止/ボルトン米国連大使辞任/ジ
ンバブエ経済危機/スペインの開発一貫性/チリ家計内差別
/Payment for Progress/世界中の家計の富の配分、など。

○JX #29 (06.12.20) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx29.pdf
世銀総裁への批判/2007年EU・G8議長国ドイツのアフリカ開
発強化/次期国連事務総長バン氏就任宣誓/ADB、インドの
農村に過去最大融資/世銀と中国、アフリカ援助で協力/ウ
ガンダで賛否両論アート・プロジェクト、など。

(FASID国際開発研究センター担当:村田あす香)
http://www.fasid.or.jp

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【4】 GRIPS開発フォーラム:ベトナムCG会合報告
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2006年12月14日・15日にハノイにてCG会合が開催され、
当フォーラムの島村真澄がオブザーバー参加してきました。
会合では新五ヵ年計画(2006〜2010年)の実施について
熱い議論が交わされました。今般、出張報告と併せて会合
概要をまとめましたので、是非ご覧ください。

http://www.grips.ac.jp/forum/pdf06/0612mission.pdf
(pdfファイル、61KB)

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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編集後記  「ガバナンスの一年」
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今年一年を振り返ってみると、昨年開催されたMDGレビュー・サミットなどの
大きな国際イベントもなく、比較的静かな年であったような気がいたします。

一方、この一年を通して開発業界を賑やかしたテーマの一つが「ガバナンス」
であったように思われます。途上国開発におけるガバナンスの役割、ガバナンス
構築のための支援そのものは決して新しいアプローチではありませんが、
この一年間でガバナンスへの注目度は飛躍的に向上したのではないでしょうか。

その背景にあったのが、ポール・ウォルフォウィッツ世界銀行グループ総裁の
イ二シアティブであるように思われます。4月に発表されたGlobal Monitoring
Report 2006の中でもガバナンスは大きく取り上げられていましたし、9月に
開催された年次総会では世銀のガバナンス戦略書も発表されました。

さらに、英国援助省の援助白書でもガバナンスはメインテーマとして取り上げら
れました。こういった情勢をうけ、国際開発・援助の中でガバナンスや民主化、
人権などの政治的な問題を取り扱うグループにとっては非常に興味深い一年
であったのではないでしょうか。

来年春には、ガバナンス戦略書の実施計画書が発表されるそうです。幸か不幸か、
国際援助界における「ガバナンス熱」はもうしばらく続きそうです。(早川)

(注)世銀のガバナンス戦略書、英国の援助白書はこちらのサイトでご覧になれます。
http://www.worldbank.org/html/extdr/comments/governancefeedback/
http://www.dfid.gov.uk/wp2006/default.asp

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    DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
         「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
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連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
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また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
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いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川 元貴
編集後記:早川 元貴
発行:ワシントンDC開発フォーラム