2008年11月11日号(コンゴ、G20特別サミット 他)

                      2008年11月11日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

   「コンゴ民主共和国救済支援」
   「世界開発報告2009:経済地理学の再構築」
   「G20特別サミット」
   「世界金融危機と途上国」

【2】 DC開発フォーラム環境セミナーシリーズ
「複眼でみる温暖化」第4回 「再生可能エネルギー及び省エネルギーの現状と課題について
   (日米の動向を中心に)」

【3】  国連フォーラム:
     国連フォーラム設立四周年ステートメントの掲載
    「私の提言」いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク代表
    長畑誠さんから、他

【4】  GRIPS開発フォーラム:
     セミナー開催のご案内、アメリカ援助事情 号外・
    No.13、VDF-Tokyoワークショップのご案内

【5】  FASID 国際開発研究センター最新情報:    
     「Journal Express;南南知識共有の促進基金 他」
     「第180回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内」

【6】   パリ通信:第83回 金融危機から「援助危機」を引き起こさないために〜OECD事務総長とDAC
    議長の呼びかけ

【7】   イギリス通信 −英国開発学勉強会(IDDP)−    

【8】   平和構築フォーラム:ニュースレター最新号発行

【9】   世界銀行東京事務所よりお知らせ

[編集後記]     「シエラレオネから何を学ぶか。」

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

┏━━━━━━━━━━━┓
-日本関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●緒方貞子総理大臣特使のアフガニスタン訪問の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/others/afghanistan_08/gaiyo.html

● MDGs達成に向けた日本の取組が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol13/index.html

●パキスタンで10月29日に発生した地震被害に対するJICAの緊急援助が発表されています。
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2008/081029.html

┏━━━━━━━━━━━┓
-バイ・ドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●世界経済低迷に対し、OECDから援助の重要性を訴える声明が発表されています。
http://www.oecd.org/document/2/0,3343,en_2649_3236398_41601282_1_1_1_37413,00.html

●USAIDからパキスタン地震へ100万ドルの援助が発表されています。
http://www.usaid.gov/press/releases/2008/pr081029.html

●USAIDからコンゴ民主共和国へ救済チームの派遣が発表されています。
http://www.usaid.gov/press/releases/2008/pr081031.html

●DFIDはコンゴ民主共和国へ200万ポンドの援助を発表しています。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/pressreleases/congo-food-aid.asp

┏━━━━━━━━━━━┓
-マルチ・ドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●世界金融危機に関するG20特別サミットが11月15日からワシントンで開催されます。
http://www.un.org/News/Press/docs/2008/sg2144.doc.htm

●世銀から、レポート”G20 Paper, Global Financial Crisis and Implications for Developing Countries”が発表されています。
http://www.worldbank.org/html/extdr/financial-crisis/pdf/G20FinBackgroundpaper.pdf

●世界銀行より「世界開発報告2009:経済地理学の再構築」が発表されました。
http://www.worldbank.org/wdr2009
http://go.worldbank.org/O7DAJ9JKN0 (日本語プレスリリース)

●世銀副総裁兼チーフエコノミスト林毅夫氏が”The Impact of the Financial Crisis on
Developing Countries”について講演をしました。
http://crisistalk.worldbank.org/files/Oct_31_JustinLin_KDI_remarks.pdf

●11月8-9日、サンパウロにて開催されたG-20(20カ国蔵相会議)のプレスラウンドテーブルにお
ける世銀ゼーリック総裁による発言は以下のリンクから。
http://go.worldbank.org/MXYAW7FRP0

●世界食糧危機に対して世銀はこのような取り組みをしています。
http://www.worldbank.org/html/extdr/foodprices/

●現在の世界的な金融混乱がサブサハラ以南のアフリカにどのような影響を与えるか、国際通貨
基金(IMF)の見解が発表されています。
http://www.imf.org/external/np/speeches/2008/110708.htm

●IMFよりWorld Economic Outlookのアップデートが発表されています。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2008/update/03/index.htm

●ストラス•カーンIMF専務理事が、20カ国蔵相に対して世界経済の停滞への迅速な対応を呼びかけています。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2008/POL110908A.htm

┏━━━━━━━━━━━┓
-国連・関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●国連総会と安保理は、国際司法裁判所の判事5人を9年の任期で選出しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=28847&Cr=icj&Cr1=

●潘基文事務総長はこのたび国連財政に関する報告書を提出し、国連財政事情が依然として脆弱
であると訴えました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=28840&Cr=budget&Cr1=

●国連総会は世界的な金融危機に関するハイレベル•タスクフォースを立ち上げ(座長:ジョセフ•
スティグリッツ氏)、記者会見にてデスコト国連総会議長が金融危機への国際対応を訴えました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=28764&Cr=Financial+Crisis&Cr1=General+Assembly

●国連食糧農業機関(FAO)が、世界金融危機により食糧価格が上昇すると警告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=28833&Cr=Food&Cr1=Crisis

┏━━━━━━━━━━━┓
-シンクタンク関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●イギリスの開発研究所、ODIからブリーフィングペーパー”Opportunity and exploitation in
urban labour markets”が発表されています。
http://www.odi.org.uk/resources/odi-publications/briefing-papers/44-urban-labour-markets-exploitation.pdf

●米国シンクタンクCDGからポリシーブリーフ”U.S. Trade Policy and Global Development” が
発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/967263/

●同じくCDGからポリシーブリーフ”Tripping Over Health: U.S. Policy on Patents and Drug
Access in Developing Countries” が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/967265

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【2】 DC開発フォーラム環境セミナーシリーズ
「複眼でみる温暖化」第4回 「再生可能エネルギー及び省エネルギーの現状と課題について
   (日米の動向を中心に)」
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日時:
2008年11月17日(月)
6:15PM 開場
6:30-7:30PM プレゼンおよび意見交換
7:30PM-9:00PM 同会場にてディナー・懇親会

会場:
Sichuan Pavilion
1814 K St NW (between N 18th St & N 19th St)
Washington, DC 20006
(202) 466-7790

参加方法:
参加をご希望される方は、11月14日(金)までに、お名前とご所属先を
までご連絡ください。
また、ディナーについては会費制とさせていただきます。

【プレゼンター】
高見牧人氏
略歴:88年京都大学大学院卒、同年に通商産業省に入省。以後、リサイクル
推進課、化学物質管理課、大臣官房政策審議室、経済協力課、秘書課他の
業務を経験し、直前は資源エネルギー庁省エネ新エネ部国際室長。07年7月より
新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)ワシントン事務所長。米国の
科学技術・イノベーション政策やエネルギー・環境政策の調査等を行っている。

【プレゼンテーション趣旨】
日本の関連政策、技術開発及び途上国協力の動向を中心に日米の状況を紹介

【本セミナーシリーズの趣旨】

地球温暖化は環境問題であるだけでなく、社会問題であり、開発課題です。
バイオ燃料の消費の爆発的な増加、そして穀物の価格高騰に直撃される
アフリカの貧困層、この背後には温暖化があります。またいうまでもなく、
気候変動によって最も深刻な影響を受けるのは、農業に従事する、あるいは
低地のスラムに住む途上国の貧困層です。

連日メディアをにぎわす温暖化問題。その報道が過熱する一方で、錯綜する
情報の中で何が重要なものかを判断するのは難しくなっています。今回の
セミナーシリーズは、各回ごとにテーマをしぼり、様々な視点から温暖化を
見ることで、非常に間口の広いこのテーマへの理解を深めることを目的と
したものです。

環境シリーズ共同幹事
小林隼人・江尻由美
devforum.environment@gmail.com/yumiejiridev@aol.com

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【3】  国連フォーラム:
    国連フォーラム設立四周年ステートメントの掲載
    「私の提言」いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク代表
    長畑誠さんから、他
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●2004年10月の「国連の日」に発足した国連フォーラムは、
国連のことをもっと知りたい、国連の活動に貢献したいと
考えている多くの人々に、知識を得、議論に参加し、
さらには具体的な活動に参画するきっかけとなる場を
提供してきました。設立四周年にあたりステートメントを
掲載いたしましたのでご覧ください。
http://unforum.org/unforum/statements/08-10-24.html

●「私の提言」第15弾は、いりあい・よりあい・まなびあい
ネットワーク代表の長畑誠さんによる「コミュニティ主体の
開発と外部者の役割〜地元学とファシリテーション」です。
日本とインドネシアの比較という観点から、 「外部者」が
コミュニティとどのように効果的に関わることができるのか
という問題の分析を踏まえて、開発援助関係者の
「ファシリテーション」というスキルの向上や住民が動いたら
資金をストップさせるアイディアについて提言をいただきました。
http://unforum.org/teigen/15.html

●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式で
お伝えする「国連職員NOW!」第87回では、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)本部の
清水康子さんにお話を伺いました。ウガンダ、コソボ、
アフガニスタンなど厳しい状況下で難民支援を
なさってきた清水さんの情熱があふれるインタビューと
なりました。
http://unforum.org/unstaff/87.html

第88回では、国連工業開発機関(UNIDO)本部に
お勤めの磯山敦さんにお話を伺いました。
技術協力を主な業務とする専門機関のプログラム・
マネジメントの視点から、国連機関の内部事情や
国連職員として政治・外交の場に立ったときの
ご苦労、そして若者への実践的なアドバイスなどに
ついて語っていただきました。
http://unforum.org/unstaff/88.html

●2008年9月11日、国連開発計画(UNDP)アフリカ局の
石井香織さんを講師にお迎えした第49回勉強会
「TICAD IV後の展望」が開催されました。 TICAD IVの
成果、その後の国際社会の動きと日本のフォローアップ、
また国際社会の政治外交に果たした日本の役割などに
ついてお話し頂いた勉強会の議事録をご覧いただけます。
http://unforum.org/lectures/49.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【4】  GRIPS開発フォーラム:
    セミナー開催のご案内、アメリカ援助事情 号外・
    No.13、VDF-Tokyoワークショップのご案内
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●GRIPS-ODI-JICA 合同セミナー”African Growth in the Changing Global
Economy”のご案内

今般、GRIPS開発フォーラムとJICA研究所は合同で、
英国海外開発研究所(ODI)のSimon Maxwell所長と
H.E. Mtango駐日タンザニア大使を迎えてセミナーを
開催いたします。10月1日の新JICA発足をうけ、
日本政府がTICAD IVや洞爺湖G8サミットで打ち出した
アフリカ支援の実施体制が整いました。
一方、米国発の金融危機は途上国経済にも影響を
及ぼしつつあります。 「元気なアフリカ」、持続的成長の
実現のためにアフリカ諸国は過去のアジアや中南米の
経験から何を学び、どのように取組むべきでしょうか。
そして日本を含むパートナーは、どのようにTICAD IVを
フォローアップ していくべきでしょうか。
変化する世界経済とアフリカの成長、TICAD IV
フォローアップをテーマに議論を行います。
セミナープログラム及びお申込みの詳細は下記、
当セミナー専用サイトからご覧ください。

(*注:専用URLのアドレスが長く2行に渡っている場合は、
URL全てをコピーしアドレスバーに貼りつけ、エンターキーを
押すと画面へ移行いたします)
https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ojk-rhsf-4afeaab379020ef06c9cf5794
3c5b395

●アメリカ援助事情 号外

JICA米国事務所長としてワシントンに滞在中の山本愛一郎氏より、
『アメリカ援助事情』についての現地リポートをお送りいただいています。
今回は11月4日に行われた米国大統領選挙をテーマに、号外を
届けてくださいました。同氏のコラムでもこれまで何度も取り上げられて
きた選挙戦について、現地からの最新レポートをぜひご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/USA/extra.htm
(アメリカ援助事情 号外)

●アメリカ援助事情 No.13

テーマは「危機の連鎖―石油危機から食糧危機へ、
そして金融危機から援助危機?」。世界各地で連鎖的に
起こっている様々な危機の中、発展途上国への援助も危機を
迎えると懸念されています。各国の援助機関の動きが注目
されている現在、著者は一人の著名なミュージシャンの活動に
注目されています。先般10月21日に開催されたホワイトハウス主催
「開発サミット」でそのミュージシャンが訴えたメッセージとは。
ぜひご一読ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/USA/No13..htm
(アメリカ援助事情 No.13)

●第47回VDF-Tokyo ワークショップへのご案内

ベトナム開発フォーラム東京事務所(VDF-Tokyo)は、
ベトナム経済発展に関する知見の交換と議論の促進を目的に
2004年に設立されました。
毎月さまざまなテーマでワークショップを開催しています。
今月のテーマは下記のとおりです。
事前の予約は不要ですので、ご興味がありましたらお気軽に
ご参加ください。

日時: 2008年11月22日(土) 14:00〜17:00
テーマ: ”Aging and Migration in Japan”
発表者: Mr. Jyunichi Goto, Ph.D.
(Professor of the Research Institute for Economics, Kobe University)
場所: 政策研究大学院大学(GRIPS) 教室G(5階)
地図: http://www.grips.ac.jp/vietnam/VDFTokyo/aboutus.html
使用言語: 英語のみ
参加費: 無料
関連Web:http://www.grips.ac.jp/vietnam/VDFTokyo/workshop.html

GRIPS開発フォーラム:岩橋美智子
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【5】  FASID 国際開発研究センター最新情報:    
    「Journal Express;南南知識共有の促進基金 他」
    「第180回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内」
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●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、2006年5月から
DAKIS(開発援助情報システム)に加わったサービスです。
今回は最近2号分の主な見出しとURLをご紹介します。

○JX 3:25 (08.10.29) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx3-25.pdf
南南知識共有の促進基金/SIDAの組織再編/食糧価格と援助の関係/ADBや世銀、
アジア経済の成長に確信と支援/隔離ゆえ金融危機を免れたアフリカ/出版:所
得増加政策の効果分析;2008年世界経済見通し(IMF)/ドーハ最新:新EU通商担
当、交渉再開に意欲/ポス京議最新:今後20年に倍増する中国の温室効果ガス

○JX 3:26 (08.11.5) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx3-26.pdf
金融危機で蘇るかIMF/第2回開発金融国際会議(FfD)inドーハ/会議:貧困撲
滅“Stand Up and Take Action”キャンペーン/ポス京議最新:中国、排出削減
で先進国に強要/出版:食糧危機の政治的背景/焦点:アジア、アフリカ、新興
市場国における金融危機への反応

●第180回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内
第180回Brown Bag Lunch Seminar
「国連国際防災戦略と兵庫行動枠組の実施
 UNISDR and implementation of the Hyogo Framework for Action」
講師:アルバノ・ブリセーニョ氏 / 国連国際防災戦略事務局長
   Mr. Salvano Briceno / 
the Director of the Secretariat of the International Strategy
for Disaster Reduction (UN/ISDR)
日時:11月19日(水) 12:00〜13:30
場所:FASID4階セミナールーム
言語:英語(通訳なし)
申込:参加ご希望の方は、11月18日(火)までに、お名前、ご所属先名、
電話番号を添えて、bbls@fasid.or.jp までお申し込みください。
会場の都合でご出席頂けない場合のみ、事務局よりご連絡いたします。
なお昼食は各自ご持参ください。
詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。皆様のお越しをお待ちしております。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/annai_180th.html

(FASID国際開発研究センター担当:土岐啓道)
http://www.fasid.or.jp

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【6】   パリ通信:第83回 金融危機から「援助危機」を引き起こさないために〜OECD事務総長とDAC
    議長の呼びかけ
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OECD事務総長とDAC議長が、現下の金融危機から「援助危機」を引き起こさないように、
加盟国に援助増額の公約を再確認することを書簡で呼びかけています。
http://www.devforum.jp/paris/

(パリ通信担当:吉田 徹)

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【7】   イギリス通信 −英国開発学勉強会(IDDP)−    
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■ テーマ
「サブ・サハラ・アフリカにおける経済開発 ―アフリカの大国ナイジェリアの民間投資を中心に―」

■ 日時
2008年11月 28日(金) 18:00 〜 20:00 勉強会終了後、懇親会を予定しております

■ 講師
中本健一氏 (日本貿易振興機構(ジェトロ) ロンドン・センター リサーチ・ディレクター

■ 講師略歴
名古屋大学大学院国際開発研究科修了後、2001年日本貿易振興機構(ジェトロ)入構。海外調査部中
東アフリカ課(2001年4月〜2003年4月)、仙台事務所(2003年4月〜2005年3月)、ラゴス事務所
長(2005年3月〜2007年8月)を経て、2007年8月より現職。

■ 内容
日本貿易振興機構(ジェトロ)ロンドン・センターの中本氏を講師にお迎えし、サブ・サハラ・アフリカ、特に
アフリカ有数の経済規模を持つナイジェリアに焦点を当てて、勉強会を開催致します。

近年、サブ・サハラ・アフリカにおいては、民間投資の流入により、急激な経済成長を果たす一方、援助
依存や社会開発の遅れが深刻な問題となっています。今後、成長を通じた貧困削減を推し進めるには、
民間投資の役割により大きな期待が集まっています。そこで同氏より、アフリカで活発になっている外国
資本の動きなどについてナイジェリアの事例を中心にわかりやすくご解説いただきます。

現在注目を集めている南アフリカや中国などによる対アフリカ投資などの動向についても、ご紹介いた
だく予定です。さらに、日本の視点から、対アフリカ投資のインセンティブ、日本の民間セクターがアフリ
カの開発で果たす役割、などの様々な疑問点についてもお伺いできればと考えております。

なお、プレゼンテーション・質疑応答の後は、終了時間まで自由討議を予定しております。第1回(国際
援助の潮流)、そして今回の勉強会等の内容を踏まえて、「民間セクターや中国など新興ドナーの役割
が拡大する中、今後の援助はどうあるべきか」について、希望者より率直なご意見をいただければ幸い
です。

■ 参加費
無料(勉強会運営費のご支援を歓迎します)

■ 会場
JETRO London(ジェトロ・ロンドン・センター)会議室
http://www.jetro.go.jp/jetro/overseas/uk_london/map.html

Level 5, MidCity Place, 71 High Holborn, London, WC1V6AL

* 地下鉄 Chancery Lane駅(Central Line)、Holborn駅 
(Central Line, Piccadilly Line) より徒歩3分(ロビー階
に和食レストラン「Matsuri High Holborn」の入っている建
物)

*ロビー階のIDDP専用受付にて入館証をお受け取り頂き、セキュリティ・ゲートを通って、エレベーターにてお越しください

■ お申し込み方法:
【ご注意】セキュリティー・ゲートを通る際、【入館証が必要】となります。入館には事前の登録が必要なた
め、【3日前(2008年11月25日(火))までに】下記メール・アドレスまでお申し込み下さい。また、開始
時間(18:00)より遅れて来られることがすでに分かっている場合には、スタッフがロビー階にて待機しま
すので、事前にご連絡ください。

■ お申し込み・お問い合わせ:
  iddp_uk@yahoo.co.jp (担当:能勢)

【IDDP第2回勉強会 参加登録フォーム】(必須項目*)
—————————————————–
* お名前(漢字)*:
* お名前(ローマ字)*:
* ご所属:
* 懇親会: 参加  不参加
—————————————————–
円滑な運営のため、懇親会の出欠についてご教示ください。懇親会は、当日参加も可能です(特に初めての方)。

■ 主催
英国開発学勉強会 当会は勉強会開催を目的とした独立団体であり、特定組織・団体には所属しておりません。
WEBサイト: http://iddp.dreamblog.jp/ 

 


(イギリス通信担当 石原 麻己)

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【8】   平和構築フォーラム:ニュースレター最新号発行
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10月31日、平和構築フォーラム・ニュースレター最新号を
発行しました。(ウェブサイトも更新しました。)
10月14日に世銀で開催された国家構築と平和構築に関する
セミナーや、UNDPの紛争後復興報告書、平和構築委員会の
動向など、関連情報・報告が多数掲載されています。
是非ご覧いただければ幸いです。
http://archive.mag2.com/0000203690/20081031230826000.html

(平和構築フォーラム:紀谷昌彦)
http://www.peacebuilding.jp/

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【9】   世界銀行東京事務所よりお知らせ
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「世界開発報告2009:経済地理学の再構築」を発表しました。
報告書の主要な論点は以下のプレスリリースをご覧ください。
http://go.worldbank.org/O7DAJ9JKN0

月風かおり風書展 〜アフリカの風

日時: 風書展 11月4日(火)〜28日(金) 午前10時〜午後6時 水曜は8
時まで
土日祝休
月風かおりトークセッション 11月26日(水) 午後6時30分〜8時
場所:
世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 途上国をはじめ世界各地を旅し、そこに住む人々や大自然との出会
いを墨で
表現する.
風書家・月風かおりさんが、アフリカ・サハラ砂漠をバイクで横断した旅
をテーマ
として
書き上げた風書作品をご紹介します。11月26日には月風さんご本人にアフ
リカでの
経験談などをお話しいただきます。。
トークセッション言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、トークセッション参加方法: http://go.worldbank.org/6TYOHMOC10

*月風かおりさんは、11月12、19、26、28日に会場にいらっしゃいます。

ウガンダのエイズ孤児、アーティストに出会う 〜宮島達男、Counter Skin
連続講座第1回 「ウガンダエイズ孤児の実際と生活改善への取り組み」
日時: 11月13日(木) 午後6時〜7時30分
場所:  世界銀行東京開発ラーニングセンター
http://www.jointokyo.org/ja/about/location/
内容:  ウガンダからASHINAGAウガンダ 佐藤弘康さんをテレビ会議でつなぎ
、日本
からは
エイズ孤児としてウガンダで育ち現在は早稲田大学に留学中のリタさんを
招きま
す。
実際の現場を見ている佐藤さんと実際のエイズ孤児の気持ちを知るリタさ
んが話し
ます。
言語: 日本語  参加費無料
詳細、参加申し込み方法: http://go.worldbank.org/X3NIZZY5H0

地震の被害から身を守るために 〜連続コーヒーアワー・シリーズ
建築研究所、世界銀行情報センター(PIC東京)共催

日時: 11月21日(金)、12月19日(金)、2月、3月 各午後6時30分〜8時30

場所:
世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 建築研究所をはじめ住宅・都市計画の専門家が「なぜ地震で多くの
負傷者が
発生
するのか」「どうすれば地震被害を軽減できるか」「免震技術をどう活用
できる
か」
「日本の地震被害軽減を考える」をテーマにわかりやすく説明。
言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、参加申込み方法: http://go.worldbank.org/ZRU0YGLBD0

坂本光則写真展 made in TOKYO.

日時: 写真展 12月1日(月)〜26日(金) 午前10時〜午後6時 (毎週水
は午後8
時まで)
坂本光則トークセッション 12月17日(水)午後6時30分〜8時
場所:
世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 途上国での滞在経験を通じて、先進国の現代的な側面を見直しつつ
独自の
視点で表現活動を展開しているビジュアリストの坂本光則さんが、東京を
テーマに製作した写真展。12月17日には坂本さんご本人のトークセッショ
ンも開
催。
トークセッション言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)ッ
詳細、トークセッション参加方法: http://go.worldbank.org/SMT025DJF0

教育開発はなぜ必要か
世界銀行情報センター(PIC東京)、ジェトロ・アジア経済研究所 共催 コーヒ
ーア
ワー第1回

日時: 12月16日(火) 午後6時30分〜8時
場所:
世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容:  途上国の教育開発の現状、なぜ教育開発が必要なのか、世界銀行を含
め様々な
ドナー機関はどのような取り組みを進めているのかなどについて、早稲田
大学アジ

太平洋研究科教授の黒田一雄さんがわかりやすくお話します。
言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、参加申し込み方法: http://go.worldbank.org/TNO2PS2A00

11月4日、月風かおり風書展「アフリカの風」が世界銀行情報センター(PIC東京
)で
始まりました。
http://go.worldbank.org/KLP8PGD0J0

11月6日、慶応義塾大学で国際通貨基金と共同講義を行いました。
http://go.worldbank.org/3C8T65Y4O0

世界銀行情報センター(PIC東京)2008年前半(1月〜6月)の活動報告を掲載しま
した。
http://go.worldbank.org/K99TXXFU70

詳細は、世界銀行東京事務所ウェブサイトをご覧ください。
http://www.worldbank.org/japan/jp

(世界銀行東京事務所・大森功一)

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編集後記      シエラレオネから何を学ぶか。
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出張でシエラレオネの首都フリータウンに三週間ほど滞在しております。
フリータウンは海辺にあるのんびりしたところです。首都に隣接する綺麗な海岸、
山を見ていると日本の伊豆に来ているような錯覚を覚えますが、シエラレオネは
アフリカの最貧国のひとつで、国連の人間開発指標では最下位にランクされています。
その背景には、2002年の1月に平和条約締結まで10年ほど内戦状態にあったことが
大きいようです。以前、オックスフォードの経済学者ポール•コーリアーは内戦経験国の
半分近くが10年以内に再度内戦を経験するという研究を発表していましたが、
シエラレオネは内戦が締結した2002年以来比較的安定した例外的な紛争経験国といえるようです。
実際には内戦終結から未だ10年は経っていないのですが、このまま安定した復興過程を経て民主化、
平和が定着するのでは、という見方が強いようです。では、なぜ、シエラレオネでは平和が定着し、
近隣の紛争国、例えばコンゴ民主共和国では平和•安定が保てないのか。おそらく、
それは今後じっくり解明されるべき命題であるようです。(早川)

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編集後記:早川 元貴
発行:ワシントンDC開発フォーラム