【Devinfo】 2021年4月7日号(国連、新型コロナにより1億2千万人が極度の貧困状態に押し戻されたと報告 他)

2021年4月7日発行 www.devforum.jp/

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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス -dev-info -
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【Devinfo編集幹事の募集】
DC開発フォーラムでは、隔週発行の途上国開発メールマガジンDevinfoの編集担当幹事を1 名募集しています。具体的には、「フォーラム便り」執筆者リストの作成(毎年秋頃)及び原稿依頼連絡(隔週で30 分前後)が主な作業になります。インターネットに接続可能な方であれば、時差も関係なく作業を実施していただけます。途上国開発に関するボランティア活動に興味のある方(学生・社会人は問いません)は、 4月14日(水)までに以下の情報をご記入の上、メール表題を「Devinfo編集幹事関心表明」として、 dc.development.forum@gmail.com宛てにご連絡ください。

· ご氏名
· 現在お住まいの国(差支えない範囲で)
· ご所属先(差支えない範囲で)
· メールアドレス
· Devinfo編集幹事に関心を持たれた理由(簡潔で構いません)

なお、今回は1 名の募集を予定しておりますところ、仮に希望者が多数の場合には、ご関心度等を考慮の上、こちらから決定させていただく点あらかじめご了承いただけますと幸いです。皆様からのご関心表明、お待ちしております!

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【1】 ワシントンDC開発フォーラム便り
子浦陽一(JICAアメリカ合衆国事務所:ワシントンDC)

【2】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
● JICA、ウズベキスタン共和国との間で新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援円借款LA調印(150億円)
● 国連、新型コロナにより1億2千万人が極度の貧困状態に押し戻されたと報告 他

【3】 GRIPS開発フォーラム(GDF)からのお知らせ
· GDF企画ウェビナー開催のお知らせ(4/13開催)
· 書籍「途上国の産業人材育成―SDGs時代の知識と技能」刊行

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【1】 ワシントンDC開発フォーラム便り
子浦陽一(JICAアメリカ合衆国事務所:ワシントンDC)
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ワシントンにも春が訪れ、暖かく過ごしやすい日が続いています。先週から世銀/IMF春会合が始まっていますが、世銀本部もIMF 本部も完全在宅勤務を継続しており、春会合も全てバーチャルで行われています。今日たまたま事務所(世銀本部から徒歩3 分)に出勤していますが、道行く人も少なく、街はとても静かです。

先週は桜が見ごろでした。ワシントンでは、3 月半ばごろから、街のあちこちでマグノリア(モクレン)が咲き始めます。遠目には一瞬桜に見えなくもありませんが、花びらがとても大きいので近づくと違うことに気づきます。世銀本部前の公園のマグノリアもとてもきれいです。マグノリアと同じころ、濃いピンクの桜と、真っ白な桜にとてもよくにた花が咲き始めます。濃いピンクの桜は、オカメといってイギリスで品種改良された桜だそうです。真っ白なほうは、どこからどう見ても桜にしか見えませんが、桜ではなくマメナシという梨の一種だそうです。でもやっぱり桜といえば、淡いピンクのヨシノが好きですね。ヨシノ桜はタイダル・ベイズンやポトマック川沿いが有名ですが、実は私のアパートの近くにも、知る人ぞ知る桜の名所ケンウッドがあり、今年もお花見を楽しみました。

さて、世の中の話題はとにかくワクチンで、世銀/IMF春会合でも最重要テーマの一つになっていますが、アメリカでは今年1 月以降ワクチン接種が進み、もうすぐ私もワクチンを打てると実感できる状況になってきました。アメリカでは、各州で、高齢者や医療関係者から優先的にワクチン接種を始め、段階的に接種可能な人の範囲を拡大してきましたが、 4月に入って、制限を廃止し、16歳以上なら誰でもワクチンを打てる州が増えています。昨日(4月5日)のワシントン・ポスト紙で確認したところでは、全米50 州のうち既に3分の2の州で、16歳以上なら誰でもワクチン接種可となっています。ニューヨーク州ではまだ制限がありますが、先週から30 歳以上ならワクチン接種可となり、実際に、ニューヨーク州在住の関係者の中にはワクチンを接種したという人が出てきています。残念ながら、筆者の住むメリーランド州では、筆者( 50歳未満で基礎疾患なし)がワクチンを接種できる状況にはなっていませんが、先週から16 歳以上なら誰でもワクチン接種の事前登録ができるようになり、俄然期待感が高まっています。

アメリカでは、バイデン政権の発足後すぐに、ワクチン製造に必要な物資を確保するため、国防生産法(朝鮮戦争遂行のため1950 年に作られた古い法律)の適用を含めたあらゆる手段を取るとの大統領令が発令されており、実際に、国防生産法の発動により、ファイザー、モデルナ両社がワクチン増産を決めたとの報道があります。国防生産法が発動されると、米国のワクチン原材料メーカーは、米国のワクチン製造業者に優先的に納品しなければならず、このため、海外へのワクチン原材料の供給が減少することを懸念する声、アメリカの自国優先を批判する声があります。しかし、今のアメリカ国内のワクチン接種状況を見ますと、おそらく 5 月中には、アメリカ国内でワクチン接種を希望する人にワクチンがほぼ行き渡ると思われ、その後は、アメリカは国内で大量に製造するワクチンを、一転して海外輸出・海外支援に振り向けられるのではないでしょうか。ワクチン支援をめぐる国際的な勢力図が一気に変わる可能性もあり、注目しています。

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【2】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘こちら <devinfo.mailmagazine@gmail.com>までご連絡ください

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– 日本関連 –
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●国際連合工業開発機関(UNIDO)シエラレオネ事務所との間で、供与限度額4.05億円の無償資金協力「自動車整備技能訓練を通じた若者雇用促進計画( UNIDO連携)」に関する書簡の交換が行われました(記事 <www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009024.html>)。

●ウズベキスタン共和国との間で、新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援を目的として、150 億円を限度とする円借款に関する交換公文の署名が行われました(記事 <www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000776.html>)。

● インドネシア共和国との間で、インドネシアに対する財政支援を通じて防災分野の政策・制度の改善を後押しし、インドネシアの災害への事前投資を促すと共に同国の対応能力を高めることを目的として、総額 500億円を限度とする円借款1件に関する交換公文の署名が行われました(記事 <www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000779.html>)。

●国際協力機構(JICA)は、ブラジル北東部のバイーア州において同国政府から事業権を得て配電事業を展開しているCompanhia de Eletricidade do Estado da Bahia(Coelba) との間で、同州における新規の各戸接続を含む配電設備の整備のために最大99 億円を供与する融資契約に調印しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行(MUFG)及びブラジル国立社会経済開発銀行(BNDES)との協調融資(記事 <www.jica.go.jp/press/2020/20210331_11.html>)。

●JICAと読売巨人軍は、2015年に野球普及・振興のための業務協力協定(MOU )を締結して以来、各地で野球教室を開催し、礼儀を重んじる「日本式野球」の普及活動を共働で実施しています。この度フィリピン・ミンダナオ島の子どもたちに向けたオンライン野球教室を開催しました( 記事 <www.jica.go.jp/topics/2020/20210329_01.html>)。

●外務省は、各種分野の任期付き職員、非常勤職員を募集しています(記事 <www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/index.html>)。

●開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています(記事 <partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn>)。

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– バイ・ドナー関連 –
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●米国政府は、2021年4月15日、GAVIと共同で、COVAXのための投資機会を立ち上げます(記事 <www.usaid.gov/news-information/press-releases/mar-29-2021-united-states-host-launch-2021-covax-investment-opportunity> )。

●米国ミレニアム挑戦公社は、モンゴル政府との間で3億5千万ドルの「モンゴル水コンパクト」の発効を開始しました(記事 <www.mcc.gov/news-and-events/release/release-040521-mongolia-entry-into-force> )。

●カナダ政府は、電子商取引に関するシンガポールへのバーチャル貿易ミッションを主導しました(記事 <www.canada.ca/en/global-affairs/news/2021/03/minister-ng-leads-virtual-trade-mission-to-singapore-on-e-commerce.html> )。

●KOICAは、ブラジル全国工業職業訓練機関(SENAI)及びパラグアイ国家民間航空局は、パラグアイ航空支援のための三角協力に署名しました(記事 <www.koica.go.kr/koica_en/3502/subview.do?enc=Zm5jdDF8QEB8JTJGYmJzJTJGa29pY2FfZW4lMkY3MDYlMkYzNzAzMzQlMkZhcnRjbFZpZXcuZG8lM0ZwYWdlJTNEMSUyNnNyY2hDb2x1bW4lM0QlMjZzcmNoV3JkJTNEJTI2YmJzQ2xTZXElM0QlMjZi…> )。

● 英政府は、ミャンマー国軍と関係のある企業に対する追加の制裁措置を発表しました(記事 <www.gov.uk/government/news/uk-announces-further-sanctions-on-myanmar-military-linked-companies> )。

● AFDは、南部アフリカ8か国で、生物多様性保護につながるプロジェクト提案を募集しています(記事 <www.afd.fr/en/actualites/biodiversity-partners-program-bipp-supporting-pro-nature-initiatives-southern-africa> )。
● 同じくAFDは、コンゴ北部における森林保全プロジェクトの様子をHPで紹介しています(記事 <www.afd.fr/en/actualites/northern-congo-protecting-forests-help-local-residents> )。

● スウェーデン国際開発協力庁(Sida)は、ブルンジに対する人道支援のとして、UNICEFに追加で120万ドルを拠出します(記事 <reliefweb.int/report/burundi/sweden-supports-unicef-emergency-response-burundi> )。
● 欧州連合(EU)は、設立5周年を迎えた「EU Emergency Trust Fund for Africa」の成果をバーチャル展示しています(記事 <ec.europa.eu/international-partnerships/news/stories-africa-eu-trust-fund-africa-celebrates-five-years-activities_en> )。

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– 国際機関関連 –
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●国際通貨基金は、新型コロナが格差の拡大を招いており、格差の連鎖を断ち切るには、事前分配政策と再分配政策の両方が必要となると同HP 上のブログで指摘しています(記事 <www.imf.org/ja/News/Articles/2021/04/01/blog-giving-everyone-a-fair-shot> )。

●世界銀行は、「世界開発報告(WDR)2021 :生活向上のためのデータ活用」を発表し、貧困層の生活を一変できるデータ革命がその潜在性を最大限に実現できるよう、各国のデータ・システム強化を呼びかけています( 記事 <www.worldbank.org/ja/news/press-release/2021/03/24/stronger-data-systems-needed-to-fight-poverty> )。

●米州開発銀行は、”2020 Sustainability Report“ を発表し、その中で、ラテンアメリカ・カリブ海地域の包括的な成長について論じています(記事 <www.iadb.org/en/news/idb-presents-2020-sustainability-report-focused-sustainable-and-inclusive-recovery> )。

●アジアインフラ投資銀行は、ワクチン支援スキームを立ち上げました(記事 <www.aiib.org/en/news-events/news/2021/AIIB-Financing-Supports-Members-Pandemic-Response-with-Vaccine-Access.html> )。

●アジア開発銀行(ADB)は、第54回年次総会を2021年5月3日~5日にかけてバーチャル形式で開催すると発表しました(記事 <www.adb.org/ja/news/54th-adb-annual-meeting-focus-collaboration-resilient-and-green-recovery> )。

●アフリカ開発銀行とカナダは、ジェンダーに考慮した気候変動関連プロジェクトをサポートする基金の覚書に調印しました(記事 <www.afdb.org/en/news-and-events/press-releases/canada-and-african-development-bank-sign-cad-133-million-gender-lens-climate-fund-africa-42833> )。

●UNICEFは、少なくない途上国が教育・保健・社会保障への支出額よりも債務返済額の方が大きくなっていると報告しています(記事 <news.un.org/en/story/2021/04/1088852>)。

●UN-Habitatは、新型コロナと都市についてまとめた報告書を出版しました(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088622>)。

●UNEPは、プラスチックごみ問題は脆弱な人口層により大きな悪影響を与えていることを分析した報告書を出版しました(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088712>)。

●UNAIDSは、グローバルエイズ戦略2021-2026を採択しました(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088522>)。

●UNESCOは、新型コロナにより1億人の子供が読解力の習得で後れを取っていると報告しています(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088392>)。

●中央緊急対応基金は、難民キャンプで大規模火災が発生したロヒンギャ難民支援のために1400万ドルを拠出しました(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088222>)。

●国連は、新型コロナにより1億2千万人が極度の貧困状態に押し戻されたと報告しています(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088292>)。

●WHOは、新型コロナにより1億4千万人の結核患者が治療を受けられなかったと報告しています(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1087962>)。

●UNHCRは、モザンビークのカーボ・デルガドでの紛争により100万人が避難を余儀なくされていると報告しています(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1087952>)。

●WFPとFAOは、20カ国の3400万人が飢餓の一歩手前にあるとして支援を呼び掛けています(記事 <news.un.org/en/story/2021/03/1088022>)。

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– シンクタンク・NGO関連 –
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●SDGs目標3に挑む次世代リーダー支援「Vision Hacker Awards 2021」が募集されています、締め切りは4月15日(記事 <www.janic.org/blog/2021/03/26/vision_hacker_awards2021/>)。

●Save the Childrenは、イエメンの紛争の文民被害の1/4は子供が受けていると報告しています(記事 <www.savethechildren.net/news/yemen-quarter-all-civilian-casualties-are-children> )。

●Save the Childrenは、エスワティニの人口の1/3が飢餓の危機に瀕していると報告しています(記事 <www.savethechildren.net/news/one-third-eswatini%E2%80%99s-population-going-hungry-save-children-warns> )。

●Save the Childrenは、大火が発生したシエラレオネで数千人が食糧とシェルターを必要としていると報告しています(記事 <www.savethechildren.net/news/thousands-including-children-need-food-and-shelter-after-fire-devastates-deprived-community> )。

●Plan Internationalは、紛争と新型コロナの影響を受けているカメルーンの女子について分析した報告書を発表しました(記事 <plan-international.org/publications/listen-us-adolescent-girls-conflict-and-covid-19> )。

●Centre for Global Developmentは、Center for the Study of Africa Economies (CSAE)2021の約100件の研究結果をまとめ、アフリカに関する最新の経済研究に関する記事を公表しました(記事 <www.cgdev.org/blog/whats-latest-economic-research-africa-round-nearly-one-hundred-studies-csae-2021> )。

● ブルッキングス研究所は、アフリカニュース(①スペインによるアフリカ協力、②ケニア及び南アにおけるテクノロジー展開、③モザンビーク北部での襲撃事件による経済活動の停滞)を公表しました( 記事 <www.brookings.edu/blog/africa-in-focus/2021/04/03/africa-in-the-news-africa-spain-relations-technology-opportunities-in-kenya-and-south-africa-and-attacks-in-mozambique/> )。

●JETROアジア経済研究所は、オンライン講座「クーデター後のミャンマー:混乱からの出口はあるのか?」をストリーミング配信します。配信は、4月25 日(日曜)23時59分まで(記事 <www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/210401.html> )。

● 英ODIは、今後5年間の戦略を発表しました(記事 <odi.org/en/publications/odi-strategy-2021-2025/>)。

● 同じくODIは、中国の一帯一路構想による社会リスクの軽減について、報告書を発表しました(記事 <odi.org/en/publications/understanding-and-mitigating-social-risks-to-sustainable-development-in-chinas-bri-evidence-from-nepal-and-zambia/> )。

● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家は、2021年が気候変動と環境にとって特別な一年であると解説しています(記事 <www.chathamhouse.org/2021/03/2021-super-year-climate-and-environment-action> )。

● 同じくチャタムハウスは、気候変動とエネルギー分野における中国、EU、米国の協力についての報告書を発表しました(記事 <www.chathamhouse.org/2021/03/china-eu-and-us-cooperation-climate-and-energy> )。

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【3】 GRIPS開発フォーラム(GDF)からのお知らせ
· GDF企画ウェビナー開催のお知らせ(4/13開催)
· 書籍「途上国の産業人材育成―SDGs時代の知識と技能」刊行
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(1) GDF企画ウェビナー開催のお知らせ(4/13開催)
*Japanese Strategic and Economic Partnerships with Africa in a Turbulent Era: Achievements, Challenges, and Way Forward * 来る4月13日火曜日、GDF 企画ウェビナーを開催いたします。安倍政権以降の対アフリカ経済外交の振り返りと、「自由で開かれたインド太平洋」やコロナ禍などの新たな要因を踏まえ、 TICAD8等を含めた今後の展望をテーマに、仏国際関係研究所(IFRI)のCéline Pajon リサーチ・フェロー及びアジア経済研究所の平野克己上席主任調査研究員をスピーカーとしてお迎えする予定です。皆様のお申し込みをお待ちしております。

プログラム: www.grips.ac.jp/forum/pdf21/20210413webinar/202104_Webinar_invitation.pdf

Date & Time: Tuesday, 13 April, 2021 17:00-18:30 (Japan time)
Speakers: Ms. Céline Pajon, Research Fellow, Head of Japan Research, Center for Asian Studies, IFRI.
Dr. Katsumi Hirano, Executive Senior Research Fellow, IDE-JETRO.
Language: English (no translation)
Program: 17:00 Introduction
17:05 – 17:35 Presentation by Ms. Céline Pajon, IFRI
17:35 – 17:50 Comments by Dr. Katsumi Hirano, IDE-JETRO
17:50 – 18:00 Comments by Prof. Izumi Ohno, GRIPS
18:00 – 18:30 Q&A, Discussion (moderated by Ms. Sayoko Uesu, GRIPS)
*Registration: *Send email to Ms. Uesu (s-uesu@grips.ac.jp) and Ms. Iwata ( yu-iwata@grips.ac.jp) stating your name, title and organization by 9th April. An invitation email will be sent to you in advance. Questions and comments will be taken via Chat during the webinar.

Link to the report in French (English version will be available soon)
*https://www.ifri.org/fr/publications/notes-de-lifri/diplomatie-economique-japon-afrique-un-bilan-de-lere-abe-entre-priorites <www.ifri.org/fr/publications/notes-de-lifri/diplomatie-economique-japon-afrique-un-bilan-de-lere-abe-entre-priorites>*

GRIPS開発フォーラムイベントページ
www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/event.htm

(2) 書籍「途上国の産業人材育成―SDGs時代の知識と技能」刊行(日本評論社、編著:山田肖子/大野泉)
本書は、アジアやアフリカなどの途上国の経済発展、産業育成や教育・人材育成に研究や国際協力を通じて関わってきた第一線の執筆陣13 人が、多面的に産業人材育成の課題をとりあげたものです。産業、教育、雇用、労働を含む総合的な視点で、国家、外資、地場企業、インフォーマルセクター、教育機関といった様々なアクターに焦点をあてて、理論と豊富な事例を紹介しています。途上国のコンテクストが中心ですが、コロナ禍やデジタル化時代の人材育成、知識や技能習得についても示唆ある内容になっています。 JICA緒方研究所の研究メンバー(日本の産業開発と開発協力の経験にかかる研究)も執筆陣に加わっています。ぜひご一読ください。

本書の概要
www.grips.ac.jp/forum/pdf21/210217_flyer.pdf
日本評論社出版情報
www.nippyo.co.jp/shop/book/8464.html
大野泉による出版記念インタビュー(研究代表者:山田肖子先生、動画作成:山崎裕次郎氏)

(GRIPS開発フォーラム担当 飯塚美恵子)

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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。

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2021年4月7日発行