[Devforum] 【DC開発フォーラム第47回ワークショップのご案内】2月13日(火):川本敦氏(世界銀行)「2018年 世界経済の展望と途上国の経済開発に向けた課題」

DC開発フォーラムMLの皆様

DC開発フォーラムでは、平日の夜を利用して、途上国の開発に関わる若手を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しています。
第47回となる今回は、世界銀行のシンクタンク部門である開発経済局(DEC)シニアエコノミストの川本敦氏をスピーカーにお迎えし、1月9日に公表された世銀の旗艦レポート「世界経済見通し」をもとに2018年の世界経済の展望や、途上国の経済開発に向けた課題についてお話し頂きます。最新の経済データを元に途上国の開発に向けた課題について考える貴重な機会となりますのでぜひご参加ください。

【テーマ】
「2018年世界経済の展望と途上国の経済開発に向けた課題」

 世界銀行が毎年2回刊行している「世界経済見通し」(Global Economic Prospects:
GEP)は、世界各国のGDP予測を中心に注目を集めており、世銀が公表するレポートの中で最大のダウンロード数があります。最新号では、2018年のGDP予測に加えて、世界各国の需要不足(GDPギャップ)と、潜在成長率––労働力と資本が十分に活用された場合の供給力の伸び率––のデータを推計しました。途上国も含めた世界規模のデータを推計し、公表するのは世界初の試みです。
 推計されたデータから示唆されるのは、(1)2018年の世界経済は成長を続け、世界トータルの需要不足が金融危機以来10年ぶりに解消される見込みであること、(2)このため、先進国の金融政策は正常化に向かうが、新興国・途上国への影響に注意するべきであること、(3)他方で潜在成長率は、金融危機以降低下傾向にあり、新興国・途上国における生産年齢人口比率のピークアウトなどを背景に、今後10年間で更に低下する可能性があることです。こうしたデータも踏まえながら、途上国の開発に向けて何がイシューになるのか、開発に関心のある皆さんと意見交換したいと思います。

「世界経済見通し」(Global Economic Prospects)の公式プレスリリース【本文へのリンクもあり】:
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2018/01/09/global-economy-to-edge-up-to-3-1-percent-in-2018-but-future-potential-growth-a-concern

【講師】
川本 敦
東京大学経済学部卒業、同大学院修士課程中退後、2004年財務省入省。2017年7月から世界銀行シニアエコノミスト。

財務省では、大臣官房や主税局でマクロ経済分析や税制調査などを担当。この他、内閣官房で成長戦略や2020年東京オリパラに向けた政府方針の立案、防衛省で航空自衛隊の予算編成に参画。インド・デリーのシンクタンクICRIERの客員フェローも務めた。経済学博士
(シラキュース大学)。

【日時】
2018年2月13日(火) 18:30-19:45

【参加費】
当フォーラムのサーバー代等の活動維持費のため参加費1ドルを現金で徴収いたします。

【会場】
世界銀行本部 The World Bank, 1818 H Street, NW Washington DC 20433

入館方法や会議室の詳細などは、参加登録者に送付される会場案内にてお知らせ致します。会場案内をよくご確認の上ご来場ください。

【参加登録】
参加ご希望の方は、下記登録フォームより2月12日(月)までに必ず参加登録をお願い致します。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0

登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。

過去のワークショップの内容はこちらでご覧いただけます。
http://www.devforum.jp/category/events/workshops

皆様のご参加をお待ちしております。

DC開発フォーラム・ワークショップ企画担当
真鍋希代嗣