2014年3月4日号(「2013年版ODA白書日本の国際協力」「第1回日米開発対話開催」「世界銀行「食糧価格動向」最新版発表」他)

2014年3月4日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック:
「2013年版 ODA白書日本の国際協力」
「第1回日米開発対話開催」
「世界銀行「食糧価格動向」最新版発表」
「国連安全保障理事会、ウクライナ緊急会合開催」他
【2】ワシントンDC開発フォーラム:
3月7日(金)キャリアセミナー
3月11日(火)第25回ワークショップ
【3】国連フォーラム:
国連職員NOW!
国連アジア太平洋平和軍縮センター 荊尾遥さん
国連事務局広報局 植木安弘さん
【4】GRIPS開発フォーラム:
「アフリカ製造業セミナー」開催のお知らせ(3/7)
【5】東京発~世界銀行からのお知らせ:
(1) 世界銀行東京事務所ウェブマスター募集
(2) セミナー・イベントのご案内
【6】 ワシントンDC開発フォーラム便り:
タイトル:「雪」
執筆:小林亜紗子(世界銀行/ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください
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– 日本関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
● 2013年版 ODA白書日本の国際協力が公開されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/13_hakusho_pdf/index.html
● 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がシドニーで開催され、世界経済の成長率を2%以上押し上げる異例の数値目標で合意しました。
http://www.mof.go.jp/international_policy/convention/g20/20140223.htm
● ミャンマーとの間で、2件の無償資金協力「ヤンゴン市内総合病院医療機材整備計画(9.78億円)」「ラカイン州道路建設機材整備計画(7.38億円)」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/140220_1.html
● ボスニア・ヘルツェゴビナとの間で、日本の中小企業製品を活用した3億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/140226_1.html
● サモアとの間で、18億3,100万円を限度とする無償資金協力「都市水道改善計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/140224_1.html
● スーダン共和国との間で、供与額15億3,400万円の環境・気候変動対策無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/140220_2.html
● インドネシアとの間で、総額623億3,400万円を限度とする円借款7件に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/y140218_1.html
● ジンバブエにおける水害被害に対し、JICAを通じ、1,300万円相当の緊急援助物資を供与することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/jisseki/keitai/kinkyu/140224_01.html
● 米国において、第1回日米開発対話(高級実務者レベル)が開催され、女性の能力強化、人道支援・防災、東南アジア地域・大洋州地域等に関する幅広い開発課題に対する日米協力について協議が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/dapc/page3_000663.html
● 日本やアジアなど22の国・地域、機関がインドネシアに集まり、パレスチナ自治政府の支援策を協議する「東アジア協力促進会合」の第2回閣僚会合が開催されました。日本は参加国で最大の2億ドルの拠出を表明しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM01027_R00C14A3FF8000/
● JICAは、パナマ共和国政府との間で円借款「パナマ市およびパナマ湾浄化事業」に係わる技術協力の実施準備に関する覚書を締結しました。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20140228_02.html
● 外務省任期付職員(公認会計士、国際文化交流・情報発信分野)を臨時募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
● 3月27日NGO就職ガイダンスが開催されます。
http://www.janic.org/event/0327ngongo.php
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– バイ・ドナー関連 –
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● 米国国際開発庁(USAID)が、ワールドビジョンとオーストラリア政府と共同で開催しているコンテスト「All Children Reading: A Grand Challenge for Development (ACR GCD)」の第二回目の募集を開始しています。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/feb-27-2014-usaid-launches-second-round-all-children-reading-grand-challenge
● オーストラリア政府が、フィリピンの初等教育改革プログラムを立ち上げました。
http://aid.dfat.gov.au/LatestNews/Pages/foreign-minister-launches-education-program-in-the-philippines.aspx
● オーストラリア政府は毎年、ラオスの社会的弱者層に対して70人分の奨学金を出し、彼らがラオス大学で学ぶことを支援しています。
http://aid.dfat.gov.au/LatestNews/Pages/australian-aid-helping-laos-most-disadvantaged-attend-university.aspx
● スウェーデン政府は、タンザニアに対する貸付を行い、タンザニアの農業セクターにおける投資促進や雇用創出、農家収入の向上を目指した支援を行っています。
http://www.sida.se/English/current-topics-archive/2014/Eco-energy-Tanzania/
● EUは、シリアの化学兵器廃棄に1200万ユーロを拠出すると発表しました。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-14-151_en.htm?locale=en
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– 国際機関関連 –
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● 国連安全保障理事会は、ウクライナ情勢の緊迫化を受け緊急会合を開催しました。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47254&Cr=Ukraine&Cr1=
● 国連本部において、小島嶼開発途上国の国際年の開始式典が行われました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47211&Cr=climate&Cr1=
● UNDPとEUは、10年間のパートナーシップの成果として、”Towards a Life of Dignity for All” を発表しました。
http://www.undp-eu-report.org/index.html
● ユニセフは、「Humanitarian Action for Children 2014」と銘打って、2014年の人道支援活動のため、22億ドルの資金拠出を求めるアピールを発しました。
http://www.unicef.org/appeals/foreword.html
● IMFは、発足したウクライナの親欧米政権から金融支援の要請を受けたことを明らかにした。
http://www.imf.org/external/japanese/np/sec/pr/2014/pr1474j.pdf
● 世界銀行は「食糧価格動向」の最新版を発表し、人が食用として消費するために生産されたすべての食糧のうち、4分の1から3分の1が無駄になるか廃棄されていると指摘しています。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/02/27/food-loss-waste-barrier-poverty-reduction
● 米州開発銀行は3月27日から30日にブラジルで年次総会を開催する予定です。
http://www.iadb.org/en/news/announcements/2014-02-26/press-registration-for-idb-2014-annual-meeting,10756.html
● アジア開発銀行は、パプアニューギニアとの間で高地地域における道路向上と空港設備向上のためのローン2件に調印しました。
http://www.adb.org/news/papua-new-guinea/loans-signed-road-and-aviation-improvements-papua-new-guinea
● アフリカ開発銀行は、ガーナに対する電力ネットワーク拡大のための贈与(3000万ドル)と貸付(4300万ドル)を承認しました。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/ghana-electricity-distribution-network-to-be-reinforced-and-extended-with-afdb-support-12856/
● 欧州復興開発銀行(EBRD) は、スロベニア向けの新戦略を採択しました。
http://www.ebrd.com/pages/news/press/2014/140226a.shtml
● OECDは報告書 “Going for Growth”を発表し、その中で、各国政府が、大胆かつ包括的な構造改革を採用すれば、強固で持続可能かつバランスの取れた経済成長の軌道に戻る機会をもたらし、雇用創出や格差縮小につながると論じています。
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/ambitious-structural-reforms-can-pave-the-return-to-strong-and-sustainable-growth-oecd-saysj.htm
● 3月1日が差別ゼロの日でした。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47238&Cr=unaids&Cr1=
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● セーブ・ザ・チルドレンから報告書「新生児の死亡に終止符を(Ending Newborn Deaths)」が発表されています。報告書によると、現在、世界では年間100万以上の新生児が生まれたその日に亡くなっていて、訓練を受けた助産師の立ち会いなしに出産する女性は4,000万人にものぼります。
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1423
● 国境なき医師団(MSF)は2月28日、首都ネピドーでミャンマー連邦政府との話し合いを行い、3月3日より一部の医療援助活動の再開を許可されました。
http://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease_1113.html
● 国境なき医師団による2014年2月の活動ハイライトが動画で纏められています。主な内容は、「中央アフリカ共和国:史上最悪の暴力と混乱」、「南スーダン:首都ジュバの人道危機」、「ケニア/ウガンダ/エチオピア:南スーダン難民を援助」です。
http://www.msf.or.jp/news/detail/video_1109.html
● 5/23(金)、東京にて、国境なき医師団日本による海外派遣スタッフ募集説明会が開催されます。
http://www.janic.org/janicboard/event/?itemid=13755
● 国際NGOケアインターナショナル・ジャパンでは、3月8日(土)の国際女性の日に、チャリティウォーク・キャンペーン「歩く国際協力『Walk in Her Shoes 2014』」の開始を記念して、「国際女性デー・チャリティウォーク」を開催します。
http://www.careintjp.org/news/b/0308charity_walk.html
● 3月27日東京新宿にて、国際協力NGOセンター(JANIC)による「NGO就職ガイダンス~NGOで働きたい人へ~」が開催されます。
http://www.janic.org/event/0327ngongo.php
● アジア経済研究所(IDE-JETRO)のウェブサイトに、政策提言研究「2013年のエジプト経済」が掲載されています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Seisaku/201402_tuchiya.html
● 米国シンクタンクCenter for Global Development (CGD)からワーキングペーパーDevelopment as Diffusion: Manufacturing Productivity and Sub-Saharan Africa’s Missing Middleが発行されています。
http://www.cgdev.org/publication/development-diffusion-manufacturing-productivity-and-africas-missing-middle-working
● 英シンクタンクODIが、人道危機における民間企業の役割について、インドネシアのケーススタディを発表しました。
http://www.odi.org.uk/publications/8227-humanitarian-crises-emergency-preparedness-response-indonesia
● 同じくODIが、英国の国際協力の未来についてのブログ記事を発表しました。
http://www.odi.org.uk/opinion/8221-international-development-committee-idc-aid-grants-loans-debate
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、アフガニスタンの選挙についての報告書を2点発表しました。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/197727
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/197713
● 英国IDSのロバート・チェンバースが、刊行予定の世界銀行『世界開発報告2015年』「Mind and Culture」のドラフトに好意的なコメントと、さらに「参加」について掘り下げるべき課題について述べています。
http://participationpower.wordpress.com/2014/02/26/world-development-report-2015-congratulations-so-far-can-you-go-further/
● Greenbizは、大手NGO30団体を影響力、信頼性、有効性について大企業300社のCSR担当者のアンケートに基づくランク付けを発表しました。その中で、企業とNGOとの協働関係の構築、相互理解の重要性について述べています。
http://www.greenbiz.com/blog/2014/02/18/greenbiz-ngo-report-turns-tables-activists
参考;http://bylines.news.yahoo.co.jp/edahirojunko/20140224-00032945/
● Pew Researchは、国をまたがる送金の統計をまとめ、米国が最大の送金元で、インドが最大の送金受け取り国であることを示しました。
http://www.pewsocialtrends.org/2014/02/20/remittance-map/
● Foundation Strategy Group (FSG)は、次世代の評価として、複雑につながっている社会の変化をどう捉えるか議論したシンポジウムの文書と動画を発表しました。
http://www.fsg.org/nextgenerationevaluation.aspx
● 同じくFSGが、「Ahead of the Curve」という、国際NGOの将来性を、年間$4Billionの米国政府のNGO向け資金の大半を受け取っている大手50団体へのアンケート調査を元にまとめた報告書を取り上げました。それによると、国際NGOの活動モデルは次の開発課題に対処するには不十分であるとし、特に変化に対する対応の遅さ、民間部門をインパクトを拡大するパートナーでなく資金源としか認識していない、また米国政府の資金に過度に依存し、次の活動や資金源に向かっていっていないと指摘しています。
http://www.fsg.org/Portals/0/Uploads/Documents/PDF/INGO_Ahead_of_the_Curve.pdf
● OXFAMのブログで、国際NGOが直面している援助・開発部門の来るべき混乱について、文献レビューしています。
http://oxfamblogs.org/fp2p/a-tour-of-aiddevelopment-horizon-scanning-so-that-you-can-avoid-a-similar-fate/
● International Civil Society Centerが発表した「Riding the Wave」は、モバイルテクノロジーを使った、裨益者への直接資金援助などの新しい潮流とNGOの活動モデルを比較し、この流れにどう合わせていくかが、NGOの存続に欠かせなくなっているとしています。
http://icscentre.org/downloads/RidingTheWave_web_spreads.pdf
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【2】ワシントンDC開発フォーラム:
3月7日(金)キャリアセミナー
3月11日(火)第25回ワークショップ
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ワシントンDC開発フォーラムでは、2014年3月7日(金)にキャリアセミナー、そして3月11日(火)にワークショップを行います。
(1)3月7日キャリアセミナー
当企画は、国際機関でのキャリア構築を目指す大学院生、学部生、若手プロフェッショナルのために、現在国際機関に勤務する社会人・学生が協力して企画・運営するものです。
実際に各国際機関で働くプロフェッショナルによるセッションやネットワーキングを通して、国際機関でのキャリア構築を目指す人々に、日本人が開発の分野で働く場合の就職活動、キャリアパスに関する情報を提供し、各国際機関の比較やQ&Aセッションを行うことで、志望動機やキャリアパスのイメージを明確にすることを意図しております。
【日時】
2014年3月7日(金)
16:30 受付
17:00~18:00 ゲストスピーカーによるパネルディスカッション(世界銀行、IFC、IDBを予定)
テーマ:「エントリー~ミッドキャリアレベルの国際公務員に求められる資質とは何か?」
18:00~19:00 分科会 (各機関に分かれてのQ&Aセッション)
19:00~21:00 懇親会(ゲストスピーカーに加え、若手を含めた国際機関職員にもご参加いただき、ネットワーキングの機会を提供します)
※このキャリアセミナーの模様は、以下のアドレスからインターネット中継を行う予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=aLVX9kM1vrk
【会場】
世界銀行内 会議室
The World Bank, 1818 H Street, NW Washington DC 20433 会議室
※会場の世界銀行本部ビルへの入館には入館登録が必要となります。事前にビジター登録を致しますので、 セミナー前日(3月6日)に参加登録者へお送りする会場案内にしたがってご入館いただきますようお願い致します。なお、入館に際して写真付きID(英語)が必要となりますので、必ずご持参ください。
【参加登録】
ご参加希望の方は、当案内の各項目をよくご覧の上、下記リンクの参加申込フォームより、3月4日(火)までに必ずご登録ください:
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?usp=gmail&formkey=dDdKdGJ2OW91eEo2Vm4zUXdtZHRpQmc6MQ#gid=0

【ゲストスピーカー】
世界銀行、IFC、IDBに所属中のミッドキャリア職員の方々(各機関より、以下の計4名を予定)
また、採用等々に関する人事制度詳細を適宜フォローしていただく為、世銀及びIFCの人事担当(HR)の方もお迎えする予定です。
【その他の留意事項】
■懇親会では$2の参加費(スナック・飲料代実費)を申し受けます
お釣りのないよう現金でご用意いただきますようお願い致します
■当セミナーでは、限られた時間を有効に利用するために、各機関のホームページ上で確認できる一般的な就職情報の説明は予定しておりません。
一般的な就職のプロセス等につきましては、事前に各自で各機関のHP等で調べられた上で参加されることを強くお勧めいたします。
■また、当セミナーは各機関の有志の方々による非公式なイベントであり、話される内容は必ずしも各機関の公式見解ではないことをご了承ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
(2)3月11日(火)第25回ワークショップ
DC開発フォーラムでは、平日の夜を利用して、途上国の開発に関わる20代・30代の若手を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しております。
第25回となる今回は、「高齢化問題をポジティブな力にかえる―住民主体の地域再生、『居場所ハウス』の事例から」というテーマで、環境行動学(老年学)者、NPO「Ibasho」代表の清田英巳(きよた えみ)さんをプレゼンターにお迎えし、高齢者の知恵と経験を活かした地域再生をめざす『居場所ハウス』の活動事例をご紹介いただき、参加者のみなさんとディスカッションしていきたいと思います。
Web配信も予定しております。リンクの詳細などは、リマインダーメールにて改めてご連絡させていただきます。
【テーマ】「高齢化問題をポジティブな力に変える―住民主体の地域再生、『居場所ハウス』の事例から」
今後ますます問題になってくる世界的な高齢化社会。でも、多くの人が想像するネガティブな部分ばかりに焦点をあてず、高齢者の多い社会のプラスの面を活かしつつこの問題に取り組むことはできないでしょうか。その一つのアイデアとして「Ibasho」が提案するのは、「地域で高齢者の面倒を看てあげる」という考え方ではなく、「高齢者の知恵と経験を活かした地域再生」という、これまでの社会概念を変えていく方法です。また、地域住民にオーナーシップを持ってもらい、地域住民によるプロジェクトの持続を目標にする際、外部団体がどのように関わり、サポートをしていったら良いのかという点も重要な課題になってきます。この「高齢化社会」への新しいアプローチを、『居場所ハウス』の事例を通してお話させていただき、参加者のみなさんと議論できればと考えています。
【略歴】 清田 英巳 (きよた えみ)
環境行動学(老年学)者、非営利団体「Ibasho」代表。
ウィスコンシン大学建築学博士課程、カンザス州立大学建築学部修士及び同大学園芸療法学修士修了。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカにおける、高齢者のための住宅、病院、保健施設のデザインに関するプロジェクトに数多く携わる。これらの仕事に加え、2010年、同志たちと共に、「Ibasho」を発足。社会、経済、環境面において持続可能な、高齢者の知恵や経験を生かすことができるコミュニティづくりを目指した活動を行っている。地域住民が中心となり、そこが自分の「居場所」であると感じられる地域再生をサポートする活動は、ブータン、スリランカ、コートジボワールなどに広がっている。東北大地震後には、被災地において初めてとなる試み「Ibasho Cafe」の創設をコーディネート。地域の高齢者たちが主体的となって活躍できる場づくりに貢献している。「Ibasho」のホームページはこちら:
http://www.ibasho.org/web/
【日時】
3月11日(火) 18:30-19:45
ワークショップ終了後、世銀会議室内でスナックを用意して交流の機会を提供する予定です。参加される方からは、当日、実費一人当たり2ドル程度を申し受ける予定です。詳しくは登録者に当日朝までに送付される会場案内をご覧ください。
【会場】
世界銀行会議室 MC2-850 (世銀メインビルの2階、850号室)
The World Bank, 1818 H Street, NW Washington DC 20433
【参加登録】
参加ご希望の方は、下記登録フォームより3月10日(月)までに参加登録をお願い致します。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0
世銀もしくはIMFのIDをお持ちではない方につきましては、visitor passを こちらで事前に申請致します。当日朝までにお送りする会場案内にしたがって入館いただきますようお願い致します。なお、入館に際して写真付きID(英語)が必要となりますので、必ずご持参ください。
登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までに会場案内のメールが届かない場合は、 ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちしております!
(ワシントンDC開発フォーラム 企画担当)
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【3】 国連フォーラム
国連職員NOW!
国連アジア太平洋平和軍縮センター 荊尾遥さん
国連事務局広報局 植木安弘さん
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● 国連職員の生の声をインタビュー形式でお届けする
「国連職員NOW!」第154回では、国連アジア太平洋
平和軍縮センターで政務官としてご活躍中の荊尾遥さんに
お話を伺いました。NGO、国際機関、日本大使館、そして
国連と様々な職場で勤務されてきた荊尾さんですが、一貫して
軍縮に対する熱い思いをもって仕事をなさってきました。
高校生の時の体験を「私の原点です」と語り、日々の仕事に
対して情熱を傾けて取り組む荊尾さんの姿勢は、強さと優しさに
満ち溢れています。ぜひインタビューを通して、そんな
荊尾さんの思いを感じ取っていただければと思います。
http://www.unforum.org/unstaff/154.html
● 「国連職員NOW!」第155回では、国連事務局
広報局の植木安弘さんにお話を伺いました。植木さんは
1982年から30年余りにわたって国連事務局に広報官として勤務され、
2014年1月末に退官されましたが、その間にナミビア、南アフリカ、
東ティモール、イラクなどで極めて重要な任務を遂行してこられました。
今回はご退官前の貴重なお時間をいただき国連フォーラムが
突撃インタビューしました。
http://www.unforum.org/unstaff/155.html
(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://www.unforum.org/index.html
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【4】GRIPS開発フォーラム:
「アフリカ製造業セミナー」開催のお知らせ(3/7)
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今般、GPIPS開発フォーラム(GDF)は、国際協力機構(JICA)の後援
で、アフリカの製造業に焦点を当てたセミナーを開催いたします。
詳しい内容および申し込み方法は下記メール本文及び下記URLをご覧ください。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
セミナー詳細ページ
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/industrialstrategy.htm
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■ テーマ
“AFRICAN MANUFACTURING: CURRENT STATUS, FUTURE PROSPECTS AND POLICY
DIRECTION”
アフリカ製造業の現状と展望、政策の方向性
■ 日時
2014年3月7日(金)14:00-17:00
■ 趣旨
今日のアフリカは目覚ましい経済成長を遂げていますが、未だ天然資源
および外国資本に依存しているのも事実です。そのような中、持続可能
な成長の原動力として、アフリカ諸国は工業化(特に軽工業)に大きな
期待を寄せています。また、昨今、東南アジア諸国は人件費高騰により
労働集約型工程を海外移転する必要性に迫られており、実際に、トルコ、
インド、中国等の大・中規模繊維・靴企業によるアフリカの一部の国に
おける直接投資が始まっています。日本は昨年のTICAD Vでアフリカ
支援に強くコミットしており、JICAによるカイゼン支援、JICA・GRIPS
のエチオピア産業政策対話、日本企業のアフリカ投資促進等の取組が進
んでいます。
こうした背景のもと、、本セミナーでは、アフリカ有数の政策シンクタンク
であるアフリカ経済転換センター(ACET)、及び世界銀行からこの分野に
おける研究の第一人者をお招きし、アフリカ製造業の現状と展望、それに
係る政策と国際協力が果たす役割について議論を行います。
■ プログラムとスピーカー
オープニング・司会: 大野泉(GRIPS教授)
– 本間徹氏 (JICA国際協力専門員) ― 「アフリカにおけるJICAの産業開発協力」
– ジョー・アモアコ‐トゥフォー 氏 (ACET ) ― 「アフリカ転換レポートの概要」
– エドワード・ブラウン氏 (ACET、上級アドバイザー) ― 「アフリカの軽工業」
– ヒン・ディン氏 (世界銀行リードエコノミスト)― 「アフリカ軽工業プロジェク
トの概要と政策含意」
– 大野健一 (GRIPS教授) ―「日本の貿易・製造業パートナーとしてのエチオピア:
二国間政策対話の観点から」
アジェンダ
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf14/140307_AfricaManufSeminar/Agenda.pdf
■ 言語
英語(日本語通訳はございません)
■ 会場
政策研究大学院大学1階 会議室1A&1B
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
a. 都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
b. 東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
c. 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩6分
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
■ お申し込み方法
ご参加希望の方は、お名前、ご所属先、ご連絡先(メールアドレス)を明記の上、
3月5日(水)までに、GRIPS開発フォーラム・中道(m-nakamichi@grips.ac.jp) ま
でご連絡ください。
※お車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及びお車の色も事前
にご連絡ください
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【5】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) 世界銀行東京事務所ウェブマスター募集
(2) セミナー・イベントのご案内
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(1) 世界銀行東京事務所ウェブマスター募集
世界銀行東京事務所では、ウェブマスターを募集しております。
締切は3月31日(月)日本時間正午です。
職務内容、待遇につきましては、以下リンクよりご覧ください。
http://bit.ly/1kqtm6R
(2)  セミナー・イベントのご案内
■ 日本と国際農業研究協議グループ(CGIAR)のさらなるパートナーシップに向けて
日時:
2014年3月10日(月) 午後3時から午後4時30分
場所:
世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)
http://bit.ly/1dZZrth
内容:
世界最大の農業研究パートナーシップであるCGIAR基金事務局次長から、
高まる食糧確保の課題、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)のフォローアップ、
日本政府の支援と科学研究技術により実現したコメ新品種導入の
進捗状況等をご説明します。
詳細、参加お申込み:
http://bit.ly/1eulD3U
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【6】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「雪」
執筆:小林亜紗子(世界銀行/ワシントンDC在住)
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私にとってワシントンDCの冬は今年が初めてですが、今年は例年にない寒さと雪の多さとのことで、「雪によるオフィス閉鎖」をこれまで4日経験しました。
DCでは少しの積雪予想でもオフィスや学校が休みになります。私の勤めている世銀は、原則米国連邦政府(Office of Personnel Management)が政府職員に対して出す指示に沿ってオフィスの閉鎖、2時間遅れでオープン等の決定が下されますが、「World Bank Group will be closed」のメールが来ると「やった!」と思ってしまいます(小学生みたいですが。)。でも予定していたスケジュールの再調整にはそれはそれで苦労します。
少しの雪でも休みにするのはインフラの弱さと、車通勤が多いことによると思います。積雪や凍結で車が出せなくなるだけでなく、雪による停電や水道管の破裂などが起きています。
日本でも今年は記録的な大雪が降ったとのことですが、それでもオフィスや学校が事前に休みになったという話はあまり聞きません。少なくとも霞ヶ関全体がクローズとなり、職員に対し出勤しなくていいよと決定するシステムはありません。インフラが丈夫で通常どおり出勤できるからだと思っていましたが、今回は都心でもかなりの交通の混乱があったと聞きます。また雪に限らず台風の場合もそうですが、悪天候にも関わらず無理やり出勤する傾向にあるように思います。安全のためにも、政府や企業が、最低限必要な職員以外の出勤をあらかじめ取りやめさせてもいいのではないかと、アメリカのシステムを経験して思いました。
ちなみに、こちらの小学校は政府や世銀よりかなり多くの日が雪で休みになっているのですが、その分夏休みが減らされるそうです。やはりいいことばかりではないですね..。
小林亜紗子(世界銀行/ワシントンDC在住)
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