Dec 17: Education, Afghanistan, Japanese Society, Public-Private Partnership, ICT, Proposals, T&D Net, PRSP, etc

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡は次の16点です。

【1】 次回BBLのご案内:教育(12/19)
【2】 先週のBBLのご報告:アフガニスタン(12/11)、日系社会支援(12/13)
【3】 BBLの新議事録公表:官民パートナーシップ(10/29)
【4】 地球に乾杯!NGO:北のNGOの役割/女性の生き方
【5】 寄稿:地域情報センターの貧困解消への役割
【6】 提案大募集:マイレージ寄付、仮想開発庁他
【7】 T&D Net:メーリングリスト開始、ウェブサイト大幅更新
【8】 PRSPと日本の貢献:国際開発学会報告(12/1)
【9】 英国援助事情:ジャーナリストによる紛争予防協力
【10】 ODA改革:三項目の実施(ODA大綱、債務救済、無償資金協力)
【11】 外務省組織・機構改革:開発関連
【12】 米国中東パートナーシップ・イニシアティブ
【13】 世銀報告書:世界経済の展望と開発途上国2003
【14】 世銀信託基金:ウェブサイト・アップデート
【15】 援助方法の国際協調:世銀駐日特別代表投稿
【16】 12−1月のBBL日程
―――

【1】 次回BBLのご案内:教育(12/19)

12月19日(木)、本フォーラムBBL「万人のための教育・ファストトラックイ
ニシアティブ(EFA-FTI)における日本の役割を考える」を開催する予定です。
内田雅子氏(世界銀行EFA-FTI事務局コンサルタント)・小川啓一氏(世界銀
行アフリカ局教育エコノミスト)からの最新状況の報告と問題提起を受けて、
出席者間で意見交換を行います。案内状は次のウェブサイトまたは本メール末
尾をご覧下さい。
http://www.developmentforum.org/invitation/021219.htm
出席される方は18日(水)正午までに本フォーラムBBL担当(江尻、
yumiejiridev@aol.com)に氏名・所属先をご連絡いただければ幸いです。

【2】 先週のBBLのご報告:アフガニスタン(12/11)、日系社会支援(12/13)

12月11日のBBL「アフガニスタン再建の課題と日本の役割」では、高橋博史氏
(ネブラスカ大学アフガニスタン研究センター研究員、元国連アフガニスタン
支援ミッション(UNAMA)首席政治顧問)をお招きし、意見交換を行いました。
主要論点と席上配布資料は次のとおりです。
http://www.developmentforum.org/records/summary021211.htm
http://www.developmentforum.org/records/material021211.htm

12月13日のBBL「日系社会支援のあり方を考える−アマゾン最前線からの報告
−」では、住田育子氏(JICA日系社会シニア・ボランティア/在ブラジル・ト
メアス日系日本語学校教師)をお招きし、意見交換を行いました。概要は次の
とおりです。
http://www.developmentforum.org/records/summary021213.htm

ご意見等ありましたらinfo@developmentforum.orgまでお寄せ下さい。

【3】 BBLの新議事録公表:官民パートナーシップ(10/29)

10月29日のBBL「開発効果の高い官民パートナーシップを目指して−世銀グ
ループの活動から日本への意味合いを考える−」の議事録を次の通り公表しま
した。冒頭プレゼン担当の島本晴一郎氏(世銀ビジネスパートナーシップ・ア
ウトリーチグループ上級審議役)、松岡聡氏(国際金融公社電力局)は、官民
パートナーシップ推進のための課題を指摘するとともに、開発援助に民間企業
経営のセンスを取り入れて被援助国国民を「顧客」と捉え、「声を聞き、それ
を活用する援助」を目指すべきこと等がを提案しています。

議事録(レターサイズ・A4)
http://www.developmentforum.org/records/1029PPP.doc
http://www.developmentforum.org/records/1029PPP-A4.doc
島本氏席上資料(世銀の開発援助における民間活力の利用戦略について)
http://www.developmentforum.org/records/ShimamotoPDF.pdf
松岡氏席上資料(質の高いパートナーシップを目指して)
http://www.developmentforum.org/records/MatsuokaPDF.pdf

なお、これまでの主な議事録は、GRIPS開発フォーラムのPolicy Minutesとし
て整理されていますので、是非ご覧下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/download.htm

【4】 地球に乾杯!NGO:北のNGOの役割/女性の生き方

「地球に乾杯!NGO」では、新たに次のコラムを掲載しています。
http://MyWebPages.Comcast.Net/NGOcolumn/
●12月16日/NGOの役割の考察に係る考察(上岡直子)
→北のNGOが新しい使命と役割を模索している中、その過程に途上国の
 見解、希望がどのくらい反映されているのか。
●12月12日/国際協力でのキャリア・ビルディング(2)女性の生き方
       (杉原 ひろみ)
→時として、仕事をする上で女性のハンデとなり得る結婚、妊娠、出産、
 育児であるが、長期的で柔軟なキャリア形成をすることで克服できる
 のではないか。

【5】 寄稿:地域情報センターの貧困解消への役割

日下部元雄氏(世銀副総裁/資源動員・協調融資担当)より、12月2日に開催
された世銀主催セミナー「地域情報センターの貧困解消への役割」の概要と提
言について本フォーラムにご寄稿頂きました。次のウェブサイトに掲載しまし
たので、ご関心のある方は是非ご覧下さい。
http://www.developmentforum.org/Articles/021202ICT.doc

【6】 提案大募集:マイレージ寄付、仮想開発庁他

新たな提案を次の通り頂きました。是非ご覧下さい。

「未使用で期限到来するマイレージをNPOに寄付しよう。」
http://www.developmentforum.org/100ideas/mileage.htm

「組織こわしはもうたくさん、開発庁は仮想Agencyで。」
「国家破産制度は危機対応対策の併せ技で。」
「紛争から開発へのsequenceを日本でモデル化しよう。」
http://www.developmentforum.org/100ideas/ideas.htm

このような感じで、気軽に書いていただける方を募集しています。ご興味のあ
る方はぜひ事務局(守満、ideasforchange@yahoo.com)までご連絡ください。
企画についての詳細な説明はウェブサイトに掲載しています。
http://www.developmentforum.org/100ideas/index.htm

【7】 T&D Net:メーリングリスト開始、ウェブサイト大幅更新

T&D Net(貿易と開発ネットワーク)のメーリング・リストを開始しました。
ネットワーク参加者間の主要コミュニケーション媒体として、非公式な形態を
保ちつつも貿易と開発に関する情報交換、意見交換を促進することを目的とし
ています。参加希望者は、リストHP(www.egroups.co.jp/group/tanddnet)
ら手続きいただくか、tanddnet-subscribe@egroups.co.jp にその旨お知らせ
頂ければ幸いです。

T&D Netウェブサイトを更新しました。今回は、「メーリング・リスト」の
ページを新規追加した他、「関連ニュース」のページにS&D関連条項の見直し
に関する記事を掲載、「書評」のページに貿易と児童就労についての書評を掲
載しました。また、「論文・レポート」のページには、地域経済統合、貿易と
基準、貿易と環境といった具合にテーマ毎にペーパーを整理し、地域経済統合
のセクションには、経済産業研究所(RIETI)研究員/ジョージワシントン大学
客員研究員の宗像直子氏のペーパー4本、貿易と基準のセクションには、世銀
開発経済局(DEC)貿易チームの大槻恒裕氏のペーパー(含む共著)を6本、貿易
と環境のセクションには、ヴァージニア大学の吉野裕氏のペーパー1本を新規
掲載しました。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/top.htm

貿易と開発に加え、教育、ジェンダー、保健、紛争と開発、アフリカ、ラテン
アメリカのネットワークが近日中に立ち上がる予定です。その他、ICTや統計
をはじめ、ご関心の分野がありましたら是非フォーカルポイントのボランティ
アにご応募ください。ネットワーク・プロジェクト概要は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/network.htm

【8】 PRSPと日本の貢献:国際開発学会報告(12/1)

12月1日午前に上智大学で行われた第13回国際開発学会「PRSPと日本の貢献」
セッションの報告(プレゼン資料、論文、コメント等多数)がGRIPS開発
フォーラムのウェブサイトに掲載されました。
http://www.grips.ac.jp/forum/jsid/jsid.htm

【9】 英国援助事情:ジャーナリストによる紛争予防協力

JICA英国事務所・山本愛一郎氏の英国援助事情No.19「英国式紛争予防法(そ
の2):ジャーナリストによるジャーナリストのための協力」がGRIPS開発
フォーラムのウェブサイトに掲載されました。
http://www.grips.ac.jp/forum/britain.htm

【10】 ODA改革:三項目の実施について(ODA大綱、債務救済、無償資金協
力)

12月10日、外務省は、ODA改革の一環として、次の三項目の実施について発表
しました。
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/3_komoku/index.html
(1)政府開発援助大綱(ODA大綱)の見直し
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/3_komoku/1.html
(2)債務救済方式の見直し
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/3_komoku/2.html
(3)無償資金協力実施適正会議
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/3_komoku/3.html

【11】 外務省組織・機構改革:開発関連

12月12日、茂木外務副大臣の記者会見にて、外務省の組織・機構改革に関する
中間報告案が公表されました。記者会見の内容は次の通りです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/fuku/f_0212.html#2-C

同中間報告案は、引き続き省内で議論した上で、12月16日の週には正式な中間
報告として発表する予定であり、来年3月には最終報告を取りまとめ、平成16
年度には新組織でスタートしたいとしています(上記記者会見記録参照)。中
間報告案のうち経済協力・開発関連の主要部分は次の通りです。

●経済協力局
 ODAの政策立案、実施に当たって、各省間の協力、連携の中核組織として機
能するために、
・ シニアレベルの総合調整担当審議官及び政策課に各省連携担当の企画官を
置く。
・ 現行の技術協力課、有償資金協力課、無償資金協力課というスキームに重
点を置いた現行の体制から国別援助計画を核とする地域別重視の体制に移行す
る。
・ 援助実務に関わる業務は可能な限りJICAに切り出し、経済協力局は総合調
整、ODAに関わる政策立案、調査計画、国別援助計画等に機能を集中する。
・ 各省間連携の調整窓口及び実施機関との接点として、他省庁、実施機関と
の間で積極的な人事交流を進める。

● 国際社会協力部、平和・軍縮部門
 我が国として、より積極的な国際社会への関与が求められる軍備管理・科学
審議官組織及び国際社会協力部について、以下の再編案(オプション)を中心
に集中的な検討を行い、最終報告までに結論を得るものとする。
・ 国際社会におけるルール作りに積極的に関与し、平和構築や国造り・難民
支援をODAと並ぶもう一つの柱とするため、「国際社会協力部を局に格上げ」
する。
・ もう一つの再編案として、経済協力を平和構築、難民支援等をよりシーム
レスな形で有機的に実施するため、「経済協力局と国際社会協力部を統合」す
る。

【12】 米国中東パートナーシップ・イニシアティブ

12月12日、パウエル国務長官は当地ヘリテージ財団での講演で、米国中東パー
トナーシップ・イニシアティブを発表しました。テロとの闘い、イラク問題、
中東和平等を踏まえ、幅広い支援策を打ち出したものです。講演全文は次の通
りです。
http://www.state.gov/secretary/rm/2002/15920.htm
同イニシアティブの概要を記したファクトシートは次の通りです。
http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2002/15923.htm

【13】 世銀報告書:世界経済の展望と開発途上国2003

12月11日、世界銀行は世界経済の展望に関する年次報告書「世界経済の展望と
開発途上国2003:グローバルな機会を引き出すための投資」を発表しました。
概要と全文は次のウェブサイトから入手できます。
http://www.worldbank.org/prospects/gep2003/
日本語のプレスリリースは次の通りです。
http://www.worldbank.or.jp/04data/07press/pdf_fy2003/20021211_151s.pdf

【14】 世銀信託基金:ウェブサイト・アップデート

世銀の信託基金についてのウェブサイトがアップデートされました。
http://www.worldbank.org/rmc/tf/
日本のPHRD基金と社会開発基金は、次のサイトに掲載されています。
http://www.worldbank.org/rmc/phrd/phrd.htm
http://www.worldbank.org/rmc/jsdf/index.htm

【15】 援助方法の国際協調:世銀駐日特別代表投稿

12月14日付の日経新聞の「時論」欄に、世界銀行副総裁兼駐日特別代表の吉村
幸雄氏は、「援助方法の国際協調を:債務救済方式見直し機に」と題する投稿
を行い、ODAの改革に当たっては、「援助協調」の視点を十分に盛り込んで検
討を進めるよう提言しています。この数年間、援助の世界では国際協調がかつ
てない勢いで推進されていることを指摘しつつ、国際社会との協調の中で日本
のメッセージを発信することにより、日本の顔が見える援助となることへの期
待を表明しています。

【16】 12−1月のBBL日程

次回以降のBBLの予定は次の通りです。

12月19日(木)
「万人のための教育・ファストトラックイニシアティブ(EFA-FTI)における日
本の役割を考える」
キックオフ:
内田雅子氏(世界銀行EFA-FTI事務局コンサルタント)
小川啓一氏(世界銀行アフリカ局教育エコノミスト)

1月9日(木)
「途上国の金融市場整備の現状と課題−持続可能な開発資金調達のために−」
キックオフ:遠藤格氏(世界銀行金融部門開発部上席金融部門専門官)

1月14日(火)
「USAIDから見た日本の援助」
キックオフ:
Tim Meinke, PhD, MPH (Senior Advisor for Donor Coordination, Bureau
for Global Health, USAID)
Christine Pilcavage, MIA, MPH (USAID-JICA Collaboration Advisor in PHN
International Development Exchange Personnel, JICA Kenya Office)
(注:この回は英語で行います)

[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15-14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
    1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
    Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻、yumiejiridev@aol.com)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連
絡ください。

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このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。

ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
www.developmentforum.org
info@developmentforum.org