July 29 Issue: Sectoral Network, Education, LAC, Africa, Environment, etc.

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(7/29付)は以下の11点です。

【1】 分野別ネットワークのご案内
【2】 GEFA:官民パートナーシップ、万人のための教育(EFA)作業部会
【3】 ラテンアメリカ・ネットワーク:観光開発・コーヒー危機
【4】 アフリカ・ネットワーク:リベリア、コンゴ(民)、共通通貨他
【5】 環境ネットワーク:京都議定書、地球観測サミット
【6】 紛争と開発ネットワーク:イラク復興支援、紛争後の和解
【7】 評価ネットワーク:世銀開発評価会議、IMF、外務省ガイドライン
【8】 地球に乾杯!NGO: グローバルな組織が抱える異文化間矛盾
【9】 世銀アフリカ・セミナー:保健・医療(8/5)
【10】 初等中等教育「拠点システム」発足記念セミナー(6/24)資料
【11】 8月のBBL日程(新規追加分があります)
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【1】 分野別ネットワークのご案内

ワシントンDC開発フォーラムでは、主要活動であるブラウンバッグランチ
(BBL)の開催に加えて、分野別のネットワーキングを推進しています。
http://www.developmentforum.org/network.htm

現在、教育(Good Education For All)、保健、紛争と開発、アフリカ、ラテン
アメリカ、環境、評価、貿易と開発(T&D Net)、ジェンダー、産業・金融、開
発人材の計11のネットワークがあります。

各ネットワークでは、ウェブサイトを運営している他、メーリングリスト等を
通じて情報交換や意見交換を行っておりますので、参加をご希望の方は、各
ネットワークのウェブサイトを通じて、フォーカルポイントにご連絡いただけ
れば幸いです。上記の分野別ネットワークの説明ページはもちろん、DC開発
フォーラムのトップページ上方の青色のバーからもリンクを張ってあります。
http://www.developmentforum.org/

【2】 GEFA:官民パートナーシップ、万人のための教育(EFA)作業部会

7月22日、世銀邦人職員有志主催により、教育分野の官民パートナーシップに
関する勉強会が開催されました。世銀の梅宮直樹氏による冒頭プレゼンテー
ションと席上資料を次のウェブサイトに掲載しています。ご意見、ご感想など
をお寄せいただければ幸いです。
http://www.developmentforum.org/education/vol8.htm
http://www.developmentforum.org/education/0722WB.ppt

7月22日〜24日にパリのUNESCO本部で万人のための教育(EFA)作業部会第4回会
合が開催され、女子教育イニシアティブ(UNGEI)、ファストトラックイニシア
ティブ(FTI)、エイズと教育、国連識字の十年を中心に議論が行われました。
(会合概要)
http://www.unesco.org/education/efa/bulletin/en/b_48.shtml
(EFA作業部会のウェブサイト/各種資料がダウンロードできます)
http://www.unesco.org/education/efa/global_co/working_group/

(GOOD EDUCATION FOR ALL:武田友希)
http://www.developmentforum.org/education/

【3】 ラテンアメリカ・ネットワーク:観光開発・コーヒー危機

●寄稿・論文(Articles)の欄に、ジョージ・ワシントン大学大学院・観光管
理学修士課程・石崎雄久氏の「ホンデュラス北部海岸における観光振興・開発
について」を掲載しました。石崎氏が大学院の観光開発コンサルティング実習
の一環で、7月上旬にホンデユラス北部海岸に滞在し、現地調査・実習を行っ
た際の概略です。当寄稿では、近年ホンデュラスで観光産業の振興が喫緊の課
題となっていることを背景に、Institute of Honduras Tourism (ホンデユラ
ス観光庁)に対して同国北部海岸地域における観光開発・振興に係る提言を
行っています。ホンデュラスにおける開発に深く関わる観光産業の評価・今後
の課題について簡潔にわかり易くまとまっていますので、ご関心のある方は是
非ご一読いただければ幸いです。
http://www.developmentforum.org/latin/articles.htm

●Topicsの欄に、中南米カリブ地域のコーヒー産業に関するリンク集を掲載し
ました。近年特に問題となっているコーヒー危機(コーヒー豆の価格低下)に
ついての情報もあります。
http://www.developmentforum.org/latin/topics.htm

(ラテンアメリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:大島千枝)
http://www.developmentforum.org/latin/

【4】 アフリカ・ネットワーク:リベリア、コンゴ(民)、共通通貨他

アフリカ関連ウェブサイト新着情報(7/12〜18)をアップしました。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Jul19-25_03.htm

先週もリベリアにおける戦闘が継続しており、ブッシュ政権は小規模の米軍派
遣を決定しました。新政権が発足したコンゴ(民)では、欧米ドナー諸国から
の支援を期待し、経済改革を実施すると発表しました。サントメプリンシペで
は、大統領が政権の交代と反政府勢力の恩赦を保証すると合意し、クーデター
は終息しました。

ブルッキングス研究所のポリシー・ブリーフ「共通通貨は、窮地に陥ったアフ
リカ経済を救えるか?」(2003年7月)のサマリーを掲載しました。
http://www.developmentforum.org/africa/CommonCurrency.htm

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
http://www.developmentforum.org/africa/

【5】 環境ネットワーク:京都議定書、地球観測サミット

7月21〜27日の週間ニュースをウェブサイトに掲載しました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/Organizations.html

●先週は 京都議定書関連のニュースが多く見られました。京都議定書が発効
するためには議定書を締結した国数が55カ国以上となり、且つ締結した附属書
?国の1990年におけるCO2の排出量が同年における全ての附属書?国によるCO2
の総排出量の55%を越えることが必要とされています。現在京都議定書には
110カ国が批准していますが、アメリカが、京都議定書への署名を拒否してお
り、現在はロシアが議定書発効への鍵となっています。一方、米ブッシュ政権
は24日、地球温暖化には未解明の点が多いとして、科学的研究を加速する目的
で新たな「10カ年研究計画」を開始すると発表しました。最初の2年間の研究
予算に1億300万ドル(約120億円)を投じるほか、日本や欧州各国などにも参
加や協力を呼びかけます。

●7月31日には米国ワシントンで「地球観測サミット」が開催され、「人類全
体の利益となる地球観測システムに参画することにより、将来の世代のために
地球環境の保護に貢献する」といった宣言をするもようです。

(環境ネットワーク・フォーカルポイント:岡井純吾)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/

【6】 紛争と開発ネットワーク:イラク復興支援、紛争後の和解

●イラク復興支援関連では、当地シンクタンクCSIS による調査団の報告書、
スティムソンセンターのイラクにおける法の支配や国連システムとの関係に関
する論文を、ウェブサイトのトピック欄に掲載しました。
http://www.developmentforum.org/conflict/topics.html

●国際民主主義選挙支援研究所(IDEA)(本部:ストックホルム)の「暴力的
な紛争後の和解:ハンドブック」をウェブサイトの論文・報告書欄に掲載しま
した。
http://www.developmentforum.org/conflict/resources.html

(紛争と開発ネットワーク:嶋影繭子)
http://www.developmentforum.org/conflict/

【7】 評価ネットワーク:世銀開発評価会議、IMF、外務省ガイドライン

●第5回世銀開発評価会議報告を評価ネットワークのウェブサイトに掲載しま
した。また、先週17日の広野良吉氏(成蹊大学名誉教授/国際開発評価協会
(IDEAS)副会長)をお招きしてのBBL「開発評価の課題と今後の方向性−第5回
世銀開発評価会議での議論を踏まえて−」もアップしています。更に、世銀評
価局のウェブサイトにこの会議の議題、プログラム、論文等が掲載されていま
すのでリンクを張りました。
http://www.developmentforum.org/evaluation/articles.html

●IMF評価室のサイトをリンクに追加しました。同評価室は2001年7月に執行理
事会によって設立され、IMF業務の評価を行っています。
http://www.developmentforum.org/evaluation/link.html

●外務省経済協力局評価室による「ODA評価ガイドライン」をトピックに掲載
しました。評価の基本概念、日本のODA評価、実施手続きについてまとめられ
ています。
http://www.developmentforum.org/evaluation/topic.html

(評価ネットワーク・フォーカルポイント:藤木美里)
http://www.developmentforum.org/evaluation/

【8】 地球に乾杯!NGO: グローバルな組織が抱える異文化間矛盾

Googleを利用した「当サイト内検索」を設置し、過去に発表したコラムから、
読者の皆様が欲しい情報を拾いやすくしました。是非、ご利用ください!

また、新たに次のコラムを掲載しています。

●7月28日/企業異文化間ファシリテーション最前線−日系企業編
        (坂本 欣也)
→ある文化で良しとされることが、別の文化の観点から見ると否定
 的に見られるという矛盾が異文化間では起こる。グローバルを目
 指す組織にとって、その矛盾を克服し、有能な人材をモチベートし
 続ける長期的な視野に立った組織体制作りが必要。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030728ks.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net

【9】 世銀アフリカ・セミナー:保健・医療(8/5)

世界銀行東京事務所では、アフリカ開発東京会議(TICADIII)の開催に向け
て、テレビ会議シリーズを開催しています。第2回の8月5日は、保健・医療を
テーマとして取り上げ、ミレニアム開発目標(MDG)、エイズ、セクターワイ
ドアプローチ等の最近の動向や問題点が議論される予定です。
http://www.worldbank.or.jp/02event/01seminar/seminar_top.html

【10】 初等中等教育「拠点システム」発足記念セミナー(6/24)資料

6月24日、JICA国総研にて、初等中等教育分野等における協力強化を目的とし
た「拠点システム」発足記念セミナーが開催され、多数の関係者が講演・発表を
行いました。今般、文部科学省ウェブサイトに同セミナー次第・資料が掲載さ
れましたので、ご関心のある方はご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/kinen/siryo/03062701.htm

【11】 8月のBBL日程(新規追加分があります)

現時点で決定している本フォーラムBBL日程は次の通りです。新たにイラク復
興支援についてのBBLをアレンジし、6月中旬から延期されていた勝世銀次期副
総裁のBBLの日程をセットさせていただきました。ご関心とお時間のある回に
是非ご参加いただき、皆様のご意見を伺えれば幸いです。

8月5日(火)
「日本の大学による国際協力を如何に推進すべきか」
キックオフ:
小山内優(「国際開発協力サポートセンター」プロジェクト・リーダー)
船守美穂(同プロジェクト・コーディネーター)

8月7日(木)
「イラク復興支援における日本の役割を考える」
キックオフ:戸田隆夫氏(JICA米国事務所次長)

8月29日(金)
「開発援助の現在のテーマと方向−日本に期待される役割−」
キックオフ:勝茂夫氏(世界銀行欧州・中央アジア地域業務局長/
           次期副総裁(8月1日より))
(注:この回は世銀会議室で開催予定です。詳細は追ってご連絡します。)

[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
    1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
    Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連絡ください。
yumiejiridev@aol.com

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このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。

ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
http://www.developmentforum.org
info@developmentforum.org
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://www.developmentforum.org/mail/