Aug 11 Issue: Aug 12 BBL on Dev Research, Universities, Iraq, NGO, Afghanistan, Peace-building, Africa, Gender, Climate Change, Consultants, UNDP Recruite Mission, Evaluation, Vietnam, ODA Charter, BBL Schedule

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(8/11付)は以下の13点です。

【1】 今週のBBLのご案内:開発研究の課題を考える(8/12)
【2】 先週のBBLのご報告:大学の国際協力(8/5)、イラク復興支援(8/7)
【3】 地球に乾杯!NGO:NGOキャパビル、分野別NGO研究会報告書
【4】 紛争と開発ネットワーク:アフガンニスタン、JICA平和構築報告書
【5】 アフリカ:リベリア、スーダンの洪水、南アフリカのエイズ
【6】 ジェンダーJネットワーク:出版物紹介、インドでの短期コース
【7】 環境ネットワーク:気候変動日米ハイレベル協議(8/7)、親睦会(8/12)
【8】 開発人材ネットワーク:開発コンサルタント、UNDP採用ミッション
【9】 評価ネットワーク:二国間援助機関の評価サイト、ODA評価報告書
【10】 GRIPS開発フォーラム:ベトナム中間CG会合での発信
【11】 ODA大綱に関する公聴会(大阪・東京)議事録
【12】 アジア経済研究所年報2002/2003
【13】 8月のBBL日程
―――

【1】 今週のBBLのご案内:開発研究の課題を考える(8/12)

●明8月12日(火)に、BBL「開発研究の課題を考える−JBIC開発金融研究所の
活動を通して−」を開催します。当地を来訪予定のJBIC開発金融研究所次長/
前JBICパリ首席駐在員の飯島聰氏より、同研究所やOECD開発援助委員会(DAC)
でのご経験を踏まえて冒頭キックオフいただき、様々なバックグラウンドの出
席者によりブレインストーミング/意見交換を行う予定です。関連情報へのリ
ンクは次のウェブサイトに掲載しています。
http://www.developmentforum.org/records/link030812.htm
案内状は次のウェブサイト又は本メール末尾をご覧ください。
★★★会場は通常のJICA米国事務所と異なり、JBICワシントン事務所になりま
すのでご注意ください。★★★
http://www.developmentforum.org/invitation/030812.htm

出席される方は、本フォーラムBBL担当(江尻)に氏名・所属先をご連絡いた
だければ幸いです。(事前連絡が間に合わなかった方は当日会場に身分証明書
をお持ちください。)
yumiejiridev@aol.com
また、当地以外の方も含め、出席できない方におかれては、是非関連情報やご
意見を連絡担当までいただければ幸いです。議論に反映させていただきます。
info@developmentforum.org

【2】 先週のBBLのご報告:大学の国際協力(8/5)、イラク復興支援(8/7)

●8月5日(火)に、BBL「日本の大学による国際協力を如何に推進すべきか」
が約20名の出席を得て開催されました。冒頭に小山内優氏(「国際開発協力サ
ポートセンター」プロジェクト・リーダー)より、同センターの経緯・活動内
容・今後の方向性について説明と問題提起を行った後、最近の海外から日本へ
の留学生の動向についても紹介がありました。これを受けて、日本の大学によ
る国際協力を今後推進していく上で、(1)学内の理解不足、(2)学内体制
整備不足、(3)学内事務能力不足、(4)情報不足、(5)国外でのPR不足
など様々なハードルをどのようにして乗り越えるべきか、特に、国内援助機関
からのプロジェクト受託で満足し、世銀や国連など国際援助機関からのプロ
ジェクト受託まで至らないというリスクをどうすれば回避できるのかといった
課題について、様々な議論が行われました。

議論の概要は近日中に次のウェブサイトに掲載予定です。
http://www.developmentforum.org/records/summary030805.htm
席上使用したパワーポイント資料は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/material/030805support.ppt

●8月7日(木)には、BBL「イラク復興支援における日本の役割を考える」が
開催され、30数名が出席しました。同BBLでは、冒頭にJICA米国事務所次長の
戸田隆夫氏より、1ヶ月間に亘るイラクへの出張の経験等を踏まえ、日本の取
り組みについて、(1)イラクの視点から考え行動する(外交的アプローチと
のカウンターバランス及び安全確保の観点から有効)、(2)日本人のメッ
セージが直接届く協力を行う、(3)アメリカではできない協力の可能性も追
求する、(4)調査や視察を繰り返すのではなく、協力を実施する、(5)政
策的な枠組みに則し、現場で決断し、実施する、(6)将来を見通しつつ対話
し、長期に亘ってコミットする、との提言があり、引き続き闊達な議論が行わ
れました。

議論の概要は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/summary030807.htm
プレゼンテーション用説明資料は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/material/030807iraq.doc
席上配布された在米日本大使館の加納雄大氏寄稿「イラク復興支援:日本の取
り組み」(ワシントン日本商工会会報)は次のサイトに掲載されています。
http://www.jcaw.org/news/story/200307/kanou.html

【3】 地球に乾杯!NGO:NGOキャパビル、分野別NGO研究会報告書

「北のNGOが果たす役割は残されているか?〜ウェブサイト・コラム『地球
に乾杯!NGO』から見えてくること〜」(杉原ひろみ)(国際開発ジャーナル
2003年7月号)掲載記事を、下記のサイトに掲載しました。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/IDJ-July03-NGO.pdf

また、新たに次のコラムを掲載しています。

●8月11日/政府はNGOを育てられるか (下澤 嶽)
→近年、ODAのNGOに対するキャパシティ・ビルディング研修が増加し
 ているが、政府・NGO双方の目標は何か?ODA側はNGOが自分たち
 と違う存在であり続けることにこだわり、NGOが本来持つ特性をもっと
 伸ばす必要がある。NGOも、「とりあえず行かせる」「欧米並みになる
 ため」の研修以上に、自分たちのフィールドにも大切な学びがあるはず。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030811ts.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net

★連絡担当より追加情報です。2002年度分野別NGO研究会報告書が外務省ウェ
ブサイトに公表されました。保健・農業・教育分野のいずれも大部の報告書で
す。日本の開発NGOにご関心のある方は是非ご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_4/shien/02_hoken/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_4/shien/02_nogyo/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_4/shien/02_kyoiku/index.html

【4】 紛争と開発ネットワーク:アフガニスタン、JICA平和構築報告書

トピックのページに、イラク、スリランカに加え、アフガニスタンの特集を掲
載しました。
http://www.developmentforum.org/conflict/topics.html#afghanistan
アフガニスタンのポストコンフリクト復興、平和構築はまだまだこれからとい
うのに、最近、マスコミの目がイラク、中東、リベリアのみが注目されている
傾向にあります。 紛争と開発ネットワーク・ウェブサイトでは、アフガニス
タン復興支援、人道援助の経過, 今後の課題などを追っていきたいと思いま
す。

(紛争と開発ネットワーク:嶋影繭子)
http://www.developmentforum.org/conflict/

★連絡担当より追加情報です。JICAの調査研究報告書「効果的な復興・開発支
援のための援助の枠組みの検討−今後の平和構築支援に向けて−」(2002年7
月)がウェブサイトに掲載されました。
http://www.jica.go.jp/activities/report/field/200207_01.html

【5】 アフリカ:リベリア、スーダンの洪水、南アフリカのエイズ

アフリカ関連ウェブサイト新着情報(8/2〜8)をアップしました。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Aug2-8_03.htm

先週は、ナイジェリア主導の西アフリカ軍がリベリアに到着し、米国は、
USAIDの災害援助対応部隊(DART)を同国に派遣しています。また、スーダン
北部で洪水が発生、日本政府は緊急援助を実施、南アフリカで開催されたエイ
ズに関する全国会議で、ムベキ政権のエイズへの取り組みの遅さが大きな議論
となるなどのニュースがありました。

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
http://www.developmentforum.org/africa/

【6】 ジェンダーJネットワーク:出版物紹介、インドでの短期コース

●ホームページの出版物紹介のページを更新しました。ジェンダー関連の最近
の本、報告書、ニューズレターなどを紹介しています。
http://www.developmentforum.org/gender/articles/index.htm

●ジェンダー・保健・開発短期コース(9月18日−10月3日、インド)をご紹介
します。
Short Course on Gender, Health & Development (Sep 18 – Oct 3 2003) –
Trivandrum, Kerala, India
開発関係者、保健研究者、南及び東南アジアの保健問題に携わる人のための2
週間コースです。「ジェンダー概念の紹介、保健における性と父権制、人権と
開発」、「保健における社会とジェンダーの問題」、「情報、研究、政策、プ
ログラムを評価するための概念とツールの適用」、「変化への提唱」の4つの
モジュールから構成されています。概要と連絡先は次の通りです。
http://www.comminit.com/events_cal/2003/2129-event.html
sakhi@md2.vsnl.net.in

その他、ホームページに掲載すべきジェンダー関係の出版またはイベント情報
がございましたら灘本までご連絡下さい。
nadamoto@sf7.so-net.ne.jp

(ジェンダーJネットワーク・フォーカルポイント:灘本智子)
http://www.developmentforum.org/gender/

【7】 環境ネットワーク:気候変動日米ハイレベル協議(8/7)、親睦会(8/12)

8月4日〜10日の週間ニュースをウェブサイトに掲載しました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/Organizations.html

●8月7日、米国務省において気候変動についての日米政府間ハイレベル協議が
開かれました。鈴木環境大臣をはじめ多くの日米政府高官が集まり、炭素隔離
リーダーシップフォーラムへの参加やよりクリーンで効率的な技術の研究及び
開発に対する一層のコミットメント、地球観測サミット及び地球観測に関する
10年計画枠組への合意のために2004年春に日本が主催する閣僚会議など、両国
の気候変動に対する協力と決意を再確認しました。途上国支援、キャパシティ
・ビルディングにも言及があります。
(外務省プレスリリース)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_0808e.html
(共同声明)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_0808f.html

●8月12日(火)午後6時より、環境ネットワークの親睦会を開催します。場所
は次の通りです。当日飛び入りでも結構ですので是非ご参加ください。
Bertucci’s, 2000 Pennsylvania Avenue, NW, Washington, DC
(Penn Aveと20th Stの間です) Tel: 202-296-2600

(環境ネットワーク・フォーカルポイント:岡井純吾)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/

【8】 開発人材ネットワーク:開発コンサルタント、UNDP採用ミッション

開発人材ネットワーク・インタビューシリーズの第3回は、開発コンサルタン
トのアイ・シー・ネット株式会社(IC Net)で活躍している、國枝美佳さん、
金子和代さん、田中美穂さんとのインタビューです(6月9日実施)。社会開発
テーマに強く、日本、外国政府、国際機関の業務をこなしておられます。
(1)勤務先について、(2)今携わっていること、(3)仕事に就いたきっ
かけ・経緯、(4)職場環境、(5)自分のキャリア形成についてお話を伺い
ました。
http://www.yasuoizumi.net/Dev%20Career%20Interview/3609%20ICNet.htm

(開発人材ネットワーク:泉泰雄・江尻由美)
http://www.yasuoizumi.net/Dev%20Career%20Interview/0000%20Main.htm

★連絡担当から追加情報です。UNDPの採用ミッションが10月14〜17日に訪日予
定です.募集職種・分野、応募要件、応募方法等の詳細は次のウェブサイトを
ご覧ください。
http://www.mofa-irc.go.jp/boshu/undp_saiyou.html

【9】 評価ネットワーク:二国間援助機関の評価サイト、ODA評価報告書

●リンクの「二国間援助機関」に、カナダ・CIDA、イギリス・DFID、スェーデ
ン・Sida、オーストラリア・Aus AIDの評価関連ウェブサイトを追加しました。
http://www.developmentforum.org/evaluation/link.html

評価問題に関する意見交換や情報交換を行うためのメーリングリストへの加入
をご希望の方は、藤木までお名前とメールアドレスをご連絡ください。
mf0774a@american.edu

(評価ネットワーク・フォーカルポイント:藤木美里)
http://www.developmentforum.org/evaluation/

★連絡担当から追加情報です。2002年度版ODA評価報告書がウェブサイトに掲
載されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/siryo/siryo_3/hyoka02/index.html
また、技術協力議案におけるマルチバイ協力評価(概要・全文)も掲載されて
います。(UNICEF・UNFPAとのマルチバイ協力を取り上げています。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/report/multi_b.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/kunibetu/gai/multi_b/th02_01_index.html

【10】 GRIPS開発フォーラム:ベトナム中間CG会合での発信

2003年6月のベトナム中間CG会合で日本チーム(在ベトナム日本大使館・JICA
・JBIC・JETRO)が配布した「Japan News」をウェブに掲載しました。Japan
Newsでは「成長イニシアティブ」を特集している他、日本の対ベトナム経済協
力について幅広く説明しています。
http://www.dmz.grips.ac.jp/forum/2003/jnews.htm
*上記のページよりダウンロード方法を選べます(全頁もしくは1頁ずつ)。

中間CG会合のハイライトはこちらです。
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/cg0306.htm

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

【11】 ODA大綱に関する公聴会(大阪・東京)議事録

ODA大綱に関する公聴会が、7月20日に大阪、7月21日に東京で、8月2日に福岡
で開催されました。このうち、大阪と東京の公聴会について、詳細な議事録が
ウェブサイトに公表されました。現時点での日本における様々な議論がわかる
内容ですので、ご関心のある方は是非ご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/t_minaoshi/gijiroku_osaka.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/t_minaoshi/gijiroku_tokyo.html

【12】 アジア経済研究所年報2002/2003

アジア経済研究所年報2002/2003がウェブサイトに掲載されました。2002年度
に、ASEAN後発4カ国の開発展望研究、アジア諸国の産業連関構造研究、アジア
における法制度改革の研究、その他中国情勢やASEANの産業競争力等の研究に
取り組んだ結果概要が掲載されています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Info/Nenpo/2002_2003.html

【13】 8月のBBL日程

現時点で決定している本フォーラムBBL日程は次の通りです。ご関心とお時間
のある回に是非ご参加いただき、皆様のご意見を伺えれば幸いです。

[日程・テーマ・会場]
8月12日(火)
「開発研究の課題を考える−JBIC開発金融研究所の活動を通して−」
キックオフ:飯島聰氏(JBIC開発金融研究所次長/前JBICパリ首席駐在員)
会場:JBICワシントン事務所・会議室
   1909 K Street, N.W., Suite 300, Washington, DC
   Tel: 202-785-5242、Fax: 202-785-8484

8月18日(月)
「中東和平の展望と日本の役割」
キックオフ:三上陽一氏(在米日本大使館一等書記官)
会場:JICA米国事務所・会議室
   1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
   Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200

8月29日(金)
「開発援助の現在のテーマと方向−日本に期待される役割−」
キックオフ:勝茂夫氏(世界銀行欧州・中央アジア地域担当副総裁)
会場:世界銀行Hビル12階201号大会議室(H12-201)
   600 19th Street, N.W., Washington, DC
   Tel: 202-458-7615(泉)又は202-473-7117(John)
 (注:世界銀行ビルに入るにはセキュリティ・クリアランスが必要です)

[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連絡ください。
yumiejiridev@aol.com

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このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。

ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
http://www.developmentforum.org
info@developmentforum.org
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://www.developmentforum.org/mail/