2007年6月26日号(「世界銀行次期総裁決定」、「アジア通貨危機 十周年」、「ドーハ・ラウンドG4閣僚会議」他)

                      2007年6月26日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

     「円借款の迅速化」
     「世界銀行次期総裁決定」
     「アジア通貨危機十周年」
     「ドーハ・ラウンドG4閣僚会議」他

【2】 国連フォーラム:勉強会「障害者の権利条約」議事録掲載
「国連職員NOW!」第41回

【3】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
第160回BBL「国連ボランティア計画(UNV)の活動と企業との協働」のご案内、
国際シンポ「開発途上国における開発効果向上のための評価の役割」のご案内、
FASID/GRIPSセミナー「国際資本移動のミクロ的基礎」のご案内、第2回評価
研究会「What is Evaluation? 他」のご案内、DAKIS動向レポートNo.24
「援助国中国の対アフリカ政策」の掲載、アフリカ経済展望セミナー
「African Economic Outlook 2007」議事録の掲載、Journal Express
最近号「独G8サミット閉幕、他」のご紹介

【4】 GRIPS開発フォーラム:セミナー報告、ベトナム出張報告

【5】 平和構築フォーラム:東ティモール平和構築セミナー報告ほか

【6】 平和構築人材育成パイロット事業(広島平和構築人材育成センター)
研修員募集開始(7/23応募締切)

[編集後記] 「私のお手伝いさん」

今回はジェンダーJネットワークの灘本 智子さんの担当です。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

┏━━━━━━━━━━━┓
 −日本関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●外務省は、財務省および経済産業省と協議の上、円借款迅速化の為、
円借款のプロセスを見直し、諸施策を実施することを決定しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h19/6/1174072_806.html

●第3回東アジア首脳会議エネルギー協力タスクフォース会合(EAS・ECTF)
6月19日及び20日に東京で開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h19/6/1174000_806.html

●外務省専門調査員の募集が始まっています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/senmon/index.html

●任期付外務省職員の臨時募集(アフリカ開発分野、経済協力の分野
[円借款業務、途上国の債務問題])が行われています。

アフリカ開発分野
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/africa.html

経済協力分野
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/keikyo.html

●NGO長期スタディ・プログラム スタディ員募集が開始されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/shien/kankyo.html#study_program

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 −バイ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●DFIDがAfrica Factsheetを発行しています。
http://www.dfid.gov.uk/pubs/files/africa-factsheet.pdf

●カリブ諸国の経済成長と開発に関するカリブ諸国とアメリカによる
ハイレベル会議が6月19−21日に行われました。

Caribbean leaders seek stronger ties to the United States to boost economic growth and development
http://www.iadb.org/NEWS/articledetail.cfm?artid=3895&language=En

Conference on the Carribiean
http://www.conferenceonthecaribbean.org/

┏━━━━━━━━━━━┓
 −マルチ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●世界銀行理事会は6月25日ロバート・ゼーリック前米国務副長官
の就任を全会一致で承認しました。

Press Release Regarding the Selection of Mr. Robert B. Zoellick
as President of the World Bank
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:21385723~menuPK:34463~pagePK:34370~piPK:34424~theSitePK:4607,00.html

Statement of Robert B. Zoellick
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:21385761~pagePK:64257043~piPK:437376~theSitePK:4607,00.html

Robert B. Zoellick Biography
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/EXTABOUTUS/0,,contentMDK:21381925~pagePK:51123644~piPK:329829~theSitePK:29708,00.html

●OECD/DACがデンマークの開発協力プログラムのレビューを行って
います。
http://www.oecd.org/document/35/0,3343,en_2649_33721_38809251_1_1_1_1,00.html

●アジア通貨危機十周年を控え、ADBが関連国際シンポジウムを
ホストします。また関連レポートも発行されています。

ADB to Host Symposium on ‘Ten Years After the Crisis’
http://www.adb.org/Media/Articles/2007/11971-asian-financial-crisis/

Beyond the Crisis: Emerging Trends and Challenges
http://www.adb.org/documents/books/beyond-the-crisis/default.asp

●Asia Clean Energy Forumが6月26−28日にマニラで行われます。
http://www.adb.org/Documents/Events/2007/Asia-Clean-Energy-Forum/default.asp

●Africa Energy Forumがハンブルグで6月27−29日に行われます。http://www.energynet.co.uk/aef/AEF2007/index.htm

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 −国連関連−
┗━━━━━━━━━━━┛

●6月17日は世界砂漠化・干ばつ対処の日でした。
http://www.un.org/events/desertification/2007/

●6月20日は世界難民の日でした。
http://www.un.org/depts/dhl/refugee/

●UNDPが2007年人間開発賞の受賞者を発表しています。気候変動に
関する活動を行っているイヌイットの運動家や、中国の人間開発の
格差を調査し開発政策の提案を行った中国の学者など計5名が選出
されています。
http://hdr.undp.org/nhdr/outreach_advocacy/hd_awards.cfm

●WTO, UNCTAD, ITCが合同で “World Tariff Profiles 2006”
を発行しています。
http://www.wto.org/english/news_e/news07_e/tariff_profiles_june07_e.htm

●6月21日、ドイツのポツダムでドーハ・ラウンドG4閣僚会議
(アメリカ、EU、インド、ブラジ)が行われましたが交渉は合意
に達することなく終了しました。
http://www.ft.com/cms/s/e179eff8-202c-11dc-9eb1-000b5df10621.html

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【2】  国連フォーラム:
勉強会「障害者の権利条約」議事録掲載
「国連職員NOW!」第41回
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●4月11日に国連経済社会局(UN/DESA)の
伊東亜紀子さんを講師にお迎えして開催された勉強会
「障害者の権利条約−その意義、条約策定過程、今後の
課題」の議事録が掲載されました。国際人権条約の
採択に到るまでの舞台裏などをお話し頂いています。
http://unforum.org/lectures/35.html

●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式で
お伝えする「国連職員NOW!」第41回では、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表
補佐官の上月光さんにお話を伺いました。
http://unforum.org/unstaff/41.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【3】 FASID 国際開発研究センター最新情報(第160回BBL「国連
ボランティア計画(UNV)の活動と企業との協働」のご案内、
国際シンポ「開発途上国における開発効果向上のための評価の役割」
のご案内、FASID/GRIPSセミナー「国際資本移動のミクロ的基礎」
のご案内、第2回評価研究会「What is Evaluation? 他」のご案内、
DAKIS動向レポートNo.24「援助国中国の対アフリカ政策」の掲載、
アフリカ経済展望セミナー「African Economic Outlook 2007」
議事録の掲載、Journal Express最近号「独G8サミット閉幕、他」のご紹介
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●第160回BBL「国連ボランティア計画(UNV)の活動と企業との協働」
のご案内今回のBrown Bag Lunch Seminarでは、7月6日(金)に
国連ボランティア計画の事務局長のアド・デ・ラード氏にお話いただ
きます。開発における企業の役割に関心の高い皆様、企業関係の皆様
からのご参加を心よりお待ち申し上げます。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/bbl_19.html

●国際シンポ「開発途上国における開発効果向上のための評価の役割」
のご案内本シンポジウムでは、7月10日(火)に政策評価研究の草分けで
あるマイケル・スクリヴァン氏をはじめ、アメリカ・アジア・アフリカ
からの評価専門家を講師としてお招きし、開発途上国における評価
メカニズムの活用事例と課題を議論します。また日本の経験と知識の
蓄積をふまえ、評価の活用を通じた開発援助の効果向上の展望と可能性
を探ります。
http://www.fasid.or.jp/kaisai/internatinal/internatinal_symposium.html

●FASID/GRIPSセミナー「国際資本移動のミクロ的基礎」
 “A Microeconomic Foundation of International Capital Movements”
FASID/GRIPS国際開発プログラムでは講義「International Finance」
新設にあたり、国際金融分野における日本を代表する有識者の浜田 
宏一教授をお迎えしました。この機会に公開セミナーを開催しますので、
ぜひご出席下さい。
講師:浜田 宏一氏(イェール大学経済学部 Tuntex教授、GRIPS客員教授)
日時:平成19年7月5日(木) 13:20〜14:50
場所:政策研究大学院大学(GRIPS) 東京都港区六本木7-22-1
言語:英語(通訳なし)
参加費:無料
主催:FASID/GRIPS 国際開発(IDS)プログラム
http://www.fasid.or.jp/kaisai/070705/info.pdf

●本年度第2回評価研究会のご案内
参加ご希望の方は、お名前・ご所属・電話番号・参加セッションを添えて、
FASID国際開発研究センター中田(nakata@fasid.or.jp/03-5226-0306)まで
お申し込みください。なお、セッションごとのご参加も歓迎いたします。
日時:平成19年7月11日(水)10:00〜17:15 
場所:FASID 第一研修室 東京都千代田区九段南 1-6-17 千代田会館5階
言語:英語
Session 1(10:00-12:00)
発表者:Professor Michael Scriven (Western Michigan University)
議 題:“What is Evaluation?” 
Session 2(13:00-15:00)
発表者:Professor Paul Clements  (Western Michigan University)
議 題:“Development Assistance and New Challenge in Evaluation”
Session 3(15:15-17:15)
発表者:Mr. Velayuthan Sivagnanasothy (Ministry of Plan Implementations,
Sri Lanka)
議 題:“Evaluation Capacity Development in Sri Lanka: Experiences,
Challenges and Future Perspectives”

●DAKIS最新開発援助動向レポートNo.24を掲載しました。
No.24「援助国中国の対アフリカ政策」
湊 直信(FASID国際開発研究センター 所長代行)
村田 あす香(FASID国際開発研究センター 研究助手)
http://dakis.fasid.or.jp/report/report.html

●2007アフリカ経済展望セミナーの議事録・配布資料を掲載しました。
テーマ:African Economic Outlook 2007: Measuring the Pulse of Africa
報告者:Mr.Kiichiro Fukasaku (OECD Development Centre)
    Mr. Federico Bonaglia (OECD Development Centre)
http://www.fasid.or.jp/kaisai/index.html

●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・
雑誌情報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、
昨年5月からDAKIS(開発援助情報システム)に加わったサービスです。
ここでは、最近2号分の主な見出しとURLをご紹介します。

○JX 2:8 (07.6.13) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-8.pdf
独G8サミット閉幕/アフリカ支援者のG8批判/世銀次期総裁候補Zoellick氏
遠征へ/世銀、ハゲタカ・ファンド対策強化/現金給付による援助の拡大/
MDGs達成の問題/アフリカで新型エネルギー供給システム試行/
「時間的貧困」の要因

○JX 2:9 (07.6.20) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-9.pdf
世銀次期総裁候補の優先課題/ゴルバチョフ氏、水の権利を国連条約
に議案/世銀IFC、アフリカの携帯電話網整備に融資/アナン氏、
アフリカで「緑の革命」の推進役に/【焦点】「紛争産品」と「資源の呪縛」
/ドーハ最新情報

(FASID国際開発研究センター担当:高篠仁奈)
http://www.fasid.or.jp

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【4】 GRIPS開発フォーラム:セミナー報告、ベトナム出張報告
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●GRIPS開発フォーラムでは、去る6月7日(木)に「政治的ガバナンス、
経済改革、援助効果向上:フィリピン・ラモス政権の取組みと課題」
と題したセミナーを開催いたしました。ゲストスピーカーにはフィリピン
大学のDante B. Canlas教授をお迎えしました。カンラス氏はラモス
政権下でNEDA(国家経済開発庁)副長官を務め、行政のリーダーとして
さまざまな改革に取り組んでこられた方です。フィリピンの取組みは
他のアジアの途上国およびアフリカが直面する課題についても示唆する
ところが多く、自由討論では参加者間で活発な議論が行われました。
当日の発表資料、議事録を掲載しましたので是非ご覧下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/07june07/minutes.pdf 
(議事録、pdfファイル65KB) 
http://www.grips.ac.jp/forum/event.htm (配布資料)

●6月1日にベトナムのハロン市で開催されたベトナム中間CG会合に、
当フォーラムの島村真澄がオブザーバー参加してきました。会合の
アジェンダは「過去5ヶ月間の社会経済状況の進展と今後6ヶ月間の
重点分野」、「五ヵ年計画(2006〜2010年)のモニタリング・評価」、
「汚職防止」、「WTO加盟後の公約の実施」、「援助効果向上および
調和化」、「水資源と公衆衛生」、「HIV/AIDS」、「交通安全」と
盛りだくさんでした。CG会合の所感と現地の援助潮流情報をあわせて
まとめましたので是非ご覧下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/missionMay07vn.pdf 
(pdfファイル、315KB)

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【5】 平和構築フォーラム:東ティモール平和構築セミナー報告ほか
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6月23日、平和構築フォーラムのニュースレター最新号(第17号)が
発行されました。今月12日の東ティモール平和構築セミナーの報告・資料
や平和構築関連の求人情報、国際会議情報等が掲載されています。
http://blog.mag2.com/m/log/0000203690/108687149.html
同ニュースレターのご登録は、次のウェブサイトから行えます。
http://www.peacebuilding.jp/newsletter.htm

(平和構築フォーラム:紀谷昌彦)
http://www.peacebuilding.jp

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【6】 平和構築人材育成パイロット事業(広島平和構築人材育成センター)
研修員募集開始(7/23応募締切)
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外務省は、本年度から「平和構築分野の人材育成のためのパイロット事業」を
開始します。これは、世界各地の平和構築の現場で支援を行うために必要とな
る実践的能力を備えた日本及びその他アジア諸国の人材を育成するものです。
今般、審査の結果、委託先として国立大学法人広島大学が選定されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/heiwa_kenshu_s.html

この事業は、広島大学が設置する「広島平和構築人材育成センター(Hiroshima
Peacebuilders Center: HPC)」が中心となって運営にあたり、本年9月中旬か
ら、日本人及びアジア人の文民を対象に、国内研修及び海外実務研修が実施さ
れます。

国内研修は、平和構築分野の第一線で活躍する内外の講師陣による講義や演習
等を行います。また、海外実務研修は、平和構築支援を行う国際機関やNGOの
現地事務所等で行い、習得した知識・スキルを実際に活用するのみならず、関
係者との人脈を築く機会を提供します。研修後も、内外の平和構築分野の関係
機関等と協力しつつ、就職等に関する情報を迅速に入手・提供するとともに、
卒業生のネットワークを築くなど、平和構築の現場で活躍するために、きめ細
かな支援を行う体制を整える予定です。(例えば、研修終了者のうち優秀者
(日本人若干名)は、原則2年間、国際機関に若手職員として派遣します。)

今般、日本人研修員の募集が開始されました。ご関心がありましたら、是非ご
応募いただければ幸いです。

応募締切: 2007年7月23日(日本時間)午後5時必着
プログラム日程:国内研修(2007年9月中旬〜10月末)
          海外実務研修(2007年11月〜2008年3月下旬)
問合せ:広島平和構築人材育成センター(HPC)事務局
    (082-542-7098/hpc@hiroshima-u.ac.jp )

プログラム詳細や募集要項は次のウェブサイトからご覧いただけます。
http://peacebuilderscenter.jp

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編集後記 「私のお手伝いさん」      
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バングラデシュに住む私のお手伝いさんは24才で既に結婚と出産と
離婚を経験しています。16才の時に親の決めた相手と結婚し18才で
子供を生み昨年離婚をしました。離婚の理由は、彼女が実家から
定期的にダウリーを夫に渡すことができなかったことと、彼が新しい
妻と結婚することが決まったからだそうです。バングラデシュでは
男性は気に入らなければ簡単に離婚し何回でも結婚できますが、
女性は一度離婚すると多くの場合2度目の結婚はできません。

このように若くして離婚を経験している彼女ですが、現在はバング
ラデシュの女性としては平均以上の収入で独立をした生活をしてい
ます。それを可能にしているのは、彼女の中等レベルの教育と英会話
技術と料理・掃除・洗濯などの技術です。もしこれらの技術がなけ
れば、彼女は離婚したバングラデシュ人女性として、定期的な収入
がなく貧しい生活を強いられていたでしょう。

バングラデシュには結婚していてもしていなくても不幸な女性が多
くいます。結婚していれば家庭内暴力は珍しくありませんし、
離婚した場合生きていくために売春をしなければならない女性もい
ます。そのような女性が必要としているのは、たぶん経済的に自立
することを可能にする知識と技術ではないでしょうか。そのために
まず必要なものは、最低限以上の教育だと思います。現在のバング
ラデシュの中等教育における女性の在学率は51%。5年前の44%
に比べて改善していますが、一人でも多くのバングラデシュ人の女性
が自分の意思で人生の選択をして生きて行けるようさらなる進歩が
望まれます。(灘本)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
         「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
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連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
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本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
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いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:山崎 泉
編集後記:灘本 智子
発行:ワシントンDC開発フォーラム