2008年2月5日号(外務大臣スピーチ平和の創り手「日本」、米 国開発庁の援助改革、世銀 新チーフ・エコノミスト任命、他)

2008年2月5日発行
                 http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

     「外務大臣スピーチ平和の創り手「日本」」
     「米国開発庁の援助改革」
     「世銀 新チーフ・エコノミスト任命」
     「ODIブリーフィング The political economy of pro poor growth」

【2】  FASID 国際開発研究センター最新情報:    
     「Journal Express:世銀のインド保健プログラムにおける汚職 他」

【3】  GRIPS開発フォーラム:
「アフリカの森」更新情報、
「ODA現地機能強化セミナー」開催のお知らせ

【4】  パリDAC通信:
  「アクラハイレベルフォーラムの概要」

【5】  環境ネットワーク: ブログを更新しました

【6】  イギリス通信 (英国開発学勉強会(IDDP))
     2月23日 第4回勉強会(JICA職員採用説明会)@ロンドン

[編集後記] 「今日はマルディ・グラ、そしてスーパー・チューズデー」

  今回はBBL担当の江尻由美さんの担当です。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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 −日本関連−
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●高村正彦外務大臣のスピーチ平和の創り手「日本」が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/20/ekmr_0124.html

●森喜朗政府代表の第10回アフリカ連合総会開会式での演説が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/1/1177492_900.html

●福田総理の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)出席に関する報告が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_fukuda/davos_08/index.html

●シンポジウム「平和を築(つく)る-日本と国連」の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/peace_b/sy_080124.html

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 −バイ・ドナー関連−
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●米国開発庁長官の援助改革に関するスピーチが発表されています。
http://www.usaid.gov/press/speeches/2008/sp080201.html

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 −マルチ・ドナー関連−
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●米州開銀のガバナンスのデータベースDataGobが紹介されています。
http://www.iadb.org/datagob/index.html

●世界銀行の新チーフ・エコノミストが発表されました。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:21415943~menuPK:34463~pagePK:34370~piPK:34424~theSitePK:4607,00.html

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 −シンクタンク関連−
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●米国シンクタンクCGDからNet Aid Transfers data set (1960-2006)
が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/5492

●同じくCGDからワーキング・ペーパーBeyond the ABCs: Higher Education and Developing Countries
が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/15310

●イギリスの開発研究所、ODIからブリーフィング・ペーパーThe political economy of pro poor
growthが発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/briefing/bp35-jan08-pro-poor-growth-political-economy.pdf

●同じくODIからブリーフィング・ペーパーPro-poor growth and development
が発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/briefing/bp33-jan08-pro-poor-growth-intro.pdf

●同じくODIからブリーフィング・ペーパーSupporting pro-poor growth processes: Implications
for donors が発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/briefing/bp34-jan08-pro-poor-growth-donors.pdf

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【2】FASID 国際開発研究センター最新情報:    
  Journal Express:世銀のインド保健プログラムにおける汚職、他」
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●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、2006年5月から
DAKIS(開発援助情報システム)に加わったサービスです。ここでは、最近号の
主な見出しとURLをご紹介します。

○JX 2:35 (08.1.23) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-35.pdf
世銀のインド保健プログラムにおける汚職/日本、メコン河流域国への支援強化
/ADBの改革に主要ドナーの不満/英DFID、農村の貧困支援不足への批判に困窮
/パキスタンへの援助の災い/【焦点】ケニアとナイジェリア/貧困削減のため
の人権vs.MDGsアプローチ

○JX 2:36 (08.1.30) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-36.pdf
訪印中の英首相、国連・世銀・IMFの改革を要望/世銀、チーフエコノミストに
中国人任命か/AfDB、内紛こそアフリカ経済への脅威と警告/米、北朝鮮の国連
援助悪用を報告/援助のファンジビリティとその効果/ドイツの2008年度援助予
算15%拡大/科学技術水準の国際間是正の必要性

(FASID国際開発研究センター担当:土岐啓道)
http://www.fasid.or.jp

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【3】GRIPS開発フォーラム:「アフリカの森」更新情報、
「ODA現地機能強化セミナー」開催のお知らせ
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●「アフリカの森」研究者インタビューコーナー No.14

「アフリカの森」では、日本のアフリカ研究者に、「なぜアフリカ研究?」という素
朴な疑問から、ご専門の研究内容に至るまでのシンプルな質問を投げかけたインタ
ビューを行っております。今回は、国立民族学博物館・教授の池谷和信さんにお話を
伺いました。日本にアフリカをどう関連付け、紹介するかという点で、様々な考察を
なさっています。インタビュー録を掲載しましたので、是非ご覧ください。

http://www.grips.ac.jp/forum/africa/interview/14.htm
(池谷和信氏のインタビュー録)

●「ODA現地機能強化セミナー」開催のお知らせ

来る2月8日(金)にマニフェスト実施セミナー(第1回)として、「ODA現地機能強化
セミナー」を開催致します。「途上国のニーズに応え、現地体制を強化する」こと
は、「ODAマニフェスト」の重要な課題の一つです。今回のセミナーでは、グッドプ
ラクティスとして知られているバングラデシュ現地ODAタスクフォースが実践してき
たことと得られた教訓から学び、ODAの現地機能強化のあり方について皆様と自由な
意見交換する場にしたいと考えております。(誠に恐縮ですが、この度は定員に達し
ましたため、お申し込みは締め切らせていただいております。追ってセミナー報告を
させていただきますので、そちらをご覧いただければ幸いです)
今回の、セミナーの詳細は、当日プログラムをご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_salon/seminar/program(2).pdf
(当日プログラム、pdfファイル、17KB)

参考資料:
「ODAの現地機能強化を推進するために―バングラデシュ現地ODAタスクフォースの実
践と教訓― 紀谷昌彦 著」
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/dp17.pdf 
(Discussion Paper No.17、pdfファイル、2.31MB)

(GRIPS開発フォーラム:岩橋美智子)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【4】 パリDAC通信:
 「アクラハイレベルフォーラムの概要」
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今年9月に開催される「援助効果向上のためのアクラハイ
レベルフォーラム」の概要が決まりました。

http://www.devforum.jp/paris/065.htm

(パリDAC通信:吉田)

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【5】 環境ネットワーク: ブログを更新しました
「バイオ燃料と温暖化」
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EUが、バイオ燃料の輸入に制限を設けることを検討している。
化石燃料の価格高騰と、温暖化への懸念により人気が上昇している
バイオ燃料であるが、本当に二酸化炭素の排出削減に効果があるのか、
という疑問は以前からあった。 

「環境と開発−ガバナンスの重要性」

環境と開発、というのは、「どちらを取るか」というような文脈で語られることがある。
まず開発、そして豊かになったら環境にもきちんと配慮する、というのは
先進国の多くが辿った道であり、経済がある程度のレベルに達する前に
環境に配慮せよ、というのは先進国のエゴだ、という議論も多い。

続きは、環境ネットワークHPでご覧ください。
(環境ネットワーク担当:小林)
http://www.devforum.jp/env/

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【6】イギリス通信 (英国開発学勉強会(IDDP))
  2月23日 第4回勉強会(JICA職員採用説明会)@ロンドン
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第4回勉強会のお知らせです。今回の勉強会は趣向を変え、JICA
(国際協力機構)の職員採用説明会への協力参加の形を取らせて頂き
ました。

来る2月23日、2009年度JICA(国際協力機構)職員採用に
向け、同機構英国事務所が職員採用説明会を下記の要領で実施します。

– 記 –

日時: 2008年2月23日(土) 15時より18時まで
場所: ロンドン大学東洋アフリカ研究院(SOAS) メインビルディ
ング内 レクチャーシアター (Khalili Lecture Theatre)

参加を希望される方は、件名に「2/23セミナー 参加希望」とご記入
の上、下記の参加登録フォームに記載の上、 iddp_uk@yahoo.co.jp 
(受付担当:福岡) までお送り願います。皆様お誘いあわせの上、
ふるってご参加下さい。(本メールのご友人への転送、歓迎します)
締切は2月12日です。

尚、18:00より、JICA英国事務所主催のレセプションもあります。
お時間の許す方はどうぞご参加ください。

●○●  当日のプログラム  ●○●

15:00 1 あいさつ・Introduction
・司会自己紹介
・資料確認

15:10 2 業務内容説明 
?JICA紹介・役割
?国際協力の現場
?職員のしごと

16:00 3 採用選考プロセス説明 

16:15 休憩

16:30 4. パネルディスカッション(現在英国留学中の開発事業経験者を招いて)

17:15 5.質疑応答

17:40 6.IDDP概要説明

17:55 7.まとめ

18:00 レセプション

【会場へのアクセス】

*最寄り駅:地下鉄ピカデリーラインのRussel Square駅

駅を降りて、目の前の道を渡り左に2ブロック分直進します。そして、
突き当たって右折し、少し奥まった所に正門があり、左手の大きいビル
ディングがSOASのメインビルディングです。SOAS学生以外は入口でチェ
ックがありますが、IDDPスタッフの人間がおりますので、安心して下さい。

下記のURLで付近の地図を見ることができます。ご参考になさって下さい。

1.SOAS付近地図
http://www.soas.ac.uk/academics/departments/music/summermusicschool/info/28927.pdf

2.Russel Square駅付近地図
http://www.streetmap.co.uk/newmap.srf?x=530214&y=182137&z=1&sv=530214,182137&st=4&ar=Y&mapp=newmap.srf&searchp=newsearch.srf

第4回勉強会 (JICA就職説明会) 参加登録フォーム
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お名前(漢字):
お名前(ローマ字):
ご所属:

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*IDDPでは新規スタッフの募集をしております。特にロンドン在住の
方は大歓迎です。

ご興味のある方は iddp_ml-owner@yahoogroups.jp(担当:福岡) 
までご連絡下さい。

(イギリス通信 小川)

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編集後記「今日はマルディ・グラ、そしてスーパー・チューズデー」
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2008年の2月5日はマルディ・グラ・デーです。

マルディ・グラは米国ルイジアナ州ニューオリンズのカー
ニバルで、もともとはカトリックの年中行事のひとつです。
今日は職場でもカフェテリアのスタッフがマルディ・グラ
特有のキラキラ光るビーズを首から掛けていたし、ニューオ
リンズ出身の同僚はパレードに参加するために先週から休暇
をとって帰省しています。

ルイジアナ州ニューオリンズといえば、2005年8月のハリ
ケーン・カトリーナによって陸上面積の約8割が水没し多くの
死傷者が出し、またそれによって社会格差、行政による対応
遅れなど、多くの問題が露呈することはまだ記憶に新しいです。
ハリケーン半年後の2006年マルディ・グラは行く末が気遣
われたものの例年通りに行われていました。洪水被害を受けた
地域を除外したために通常よりも規模縮小したものの、市民の
カーニバルへかける情熱は例年以上に盛り上がったといいます。
とはいえ、被災して避難した多くの人たちは二度とニューオリ
ンズへ戻ってくることはなく、復興は今も尚多くの問題を抱え
ながら途上にあります。

ニューオリンズは2005年の5月に一度訪れたことがあり
ますが、音楽、食、スポーツ、自然など、とても多彩かつ印象
深い街でした。同時に、ホテルでもらった地図に「観光者が歩
き回って安全な地区」をマーカーで印つけてもらったところ、
非常に小さな限られたエリアでしかなかったことも憶えていま
す。貧困問題、人種問題、行政管理問題の多くは、途上国特有
ではなく先進国でも同様に深刻なイシューであることを改めて
思い知らされます。

マルディ・グラのシンボルカラーは紫、緑、黄色で、それぞれ
が正義、信頼、力、を象徴しています。今日はマルディ・グラ
のパーティに参加しようか、スーパーチューズデーである大統
領予備選をTV「観戦」しようか迷っていましたが、カフェテ
リアでこの3色のビーズを眺めながら、、、後者に決めました。

(江尻)

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編集後記:江尻由美
発行:ワシントンDC開発フォーラム