2008年7月22日号(日本のアフリカにおける平和構築の評価、 Wor ld Trade Report 2008、MDG国連ハイレベル会合、他)

                      2008年7月22日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
  「日本のアフリカにおける平和構築の評価」
  「World Trade Report 2008」
  「MDG国連ハイレベル会合」
  「Opportunities and Risks for Peace in Sudan」

【2】 BBL議事録(6月18日):
    「TICAD IVの成果、教訓と今後の課題」(横浜、大阪、そして洞爺湖)
    キックオフスピーカー:神田眞人氏(世界銀行日本理事室理事代理)

【3】  DC開発フォーラム・セミナーシリーズ「複眼でみる温暖化」:
    第3回セミナー(2008年7月30日(水))
    「途上国は『適応』できるのか―温暖化の影響と適応策」

【4】 パリDAC通信:
    アクラハイレベルフォーラムの採択文書はAAA〜AAA第2次ドラフト

【5】 国連フォーラム:
    「国際仕事人に聞く」第5回『NGOの政策提言−草の根の声を生かすには』
    「国連職員NOW!」第79回

【6】 GRIPS開発フォーラムウェブサイトリニューアルのお知らせ

【7】 FASID 国際開発研究センター最新情報:    
  FASID/GRIPS夏期公開セミナーのご案内

【8】 世界銀行東京事務所よりお知らせ

【9】 公開セミナー「国連による平和構築が直面する課題」(7/25・東京)

[編集後記]「平和 vs 司法−スーダンのバシル大統領の逮捕状請求」

今週は早川元貴さんの担当です。 

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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   -日本関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●国連経済社会理事会における中山外務大臣政務官のステートメント(仮訳))が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/20/enky_0702.html

●日本の国連平和構築委員会議長職の任期延長について声明が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/7/1181856_912.html

●洞爺湖サミットから開発・アフリカに関する文書が発表されています。
http://www.g8summit.go.jp/doc/doc080709_03_ho.html

●同じくサミットから国際保健に関する文書が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/bunya/health/pdfs/g8_gai.pdf

●「アフリカにおける平和の構築に関するわが国の取り組み」の評価が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/ticad4.html

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   -バイドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●OECD/DACから Are we ready for Accra が発表されています。
http://www.oecd.org/dataoecd/47/42/41018694.htm

┏━━━━━━━━━━━┓
  -マルチドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●アジア開発銀行主催のDevelopment Partners’ Meetingが開催されます。
http://www.adb.org/Documents/Events/2008/Development-Partners-Meeting/default.asp

●世界貿易機関からWorld Trade Report 2008が発表されました。
http://www.wto.org/english/news_e/pres08_e/pr534_e.htm

┏━━━━━━━━━━━┓
   -国連関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●9月に開催されるミレニアム開発目標に関する国連ハイレベル会合のウェブサイトが
発表されています。
http://www.un.org/millenniumgoals/2008highlevel/index.shtml

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 -シンクタンク関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

●英国シンクタンクODIからA new donor approach to fragile societies: The case of Somaliland
が発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/opinions/103_fragile_societies_Somaliland_timothy_othieno.pdf

●国際シンクタンクICGからNew ICC Prosecution: Opportunities and Risks for Peace in Sudanが発表
されています。
http://www.crisisgroup.org/home/index.cfm?id=5572&l=1

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【2】 BBL議事録(6月18日):
   「TICAD IVの成果、教訓と今後の課題」(横浜、大阪、そして洞爺湖)
   キックオフスピーカー:神田眞人氏(世界銀行日本理事室理事代理)
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6月18日、 神田眞人氏(世界銀行日本理事室理事代理)
をお招きして「TICAD IVの成果、教訓と今後の課題」(横浜、
大阪、そして洞爺湖)のテーマのもと、当フォーラムBBLが
開催されました。

今回の議事録は当日のディスカッションのみならず、神田氏
による追加随筆も含まれており大変読み応えのあるものとな
っています。ぜひご一読下さい。

http://www.devforum.jp/bbl/pdf/20080618.pdf

(BBL担当:江尻由美)

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【3】DC開発フォーラム・セミナーシリーズ「複眼でみる温暖化」:
第3回セミナー(2008年7月30日(水))
「途上国は『適応』できるのか―温暖化の影響と適応策」
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【プレゼンター】
小林隼人氏

日本の大学を卒業後、国連大学の広報部を経て渡米。 ジョージタウン大学
公共政策大学院で学んだ後、環境系シンクタンクでスタッフとして働く。 
その後2005年春から3年間、世界銀行環境局にてSEA、戦略的環境アセスメントを担当。
現在は、9月からの渡英に備えて引っ越し準備中。

【プレゼンテーション趣旨】

・温暖化で予想される影響と被害
・適応策―選択肢とコスト

【本セミナーシリーズの趣旨】
地球温暖化は環境問題であるだけでなく、社会問題であり、開発課題です。
バイオ燃料の消費の爆発的な増加、そして穀物の価格高騰に直撃される
アフリカの貧困層、この背後には温暖化があります。またいうまでもなく、
気候変動によって最も深刻な影響を受けるのは、農業に従事する、
あるいは低地のスラムに住む途上国の貧困層です。

連日メディアをにぎわす温暖化問題。 その報道が過熱する一方で、
錯綜する情報の中で何が重要なものかを判断するのは難しくなっています。
今回のセミナーシリーズは、各回ごとにテーマをしぼり、様々な視点から
温暖化を見ることで、非常に間口の広いこのテーマへの理解を深めること
を目的としたものです。

1ヶ月に1回、講師によるプレゼンテーション+Q&A、その後希望者
による 懇親会 という形で、4回のセミナーを開催する予定です。

【日時】
2008年7月30日(水)

6:15PM 開場
6:30-8:30PM プレゼンおよび意見交換
8:30PM 希望者で懇親会(会場TBD)

【会場】
George Washington Universityキャンパス(詳細TBD)

【参加方法】
参加をご希望される方は、7月29日までに、お名前とご所属先を
までご連絡ください。

(開発フォーラム環境シリーズ共同幹事:小林隼人・江尻由美)

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【4】 パリDAC通信:
    第76回 アクラハイレベルフォーラムの採択文書はAAA〜AAA第2次ドラフト
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9月に開催されるアクラハイレベルフォーラムで採択される
予定のAAA(Accra Agenda for Action:アクラ行動計画)
第2次ドラフトが公開されました。

(続きは以下のリンクから)
http://www.devforum.jp/paris/

(パリDAC通信担当:吉田 徹)

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【5】 国連フォーラム:
  「国際仕事人に聞く」第5回『NGOの政策提言−
   草の根の声を生かすには』
  「国連職員NOW!」第79回
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●7月7日に開幕した北海道洞爺湖サミットでは、
日本国内外からNGOが次々と現地入りし、
政策提言を行っていることでも注目されています。
「国際仕事人に聞く」第5回では、特定非営利活動法人
オックスファム・ジャパンのアドボカシー・マネージャー
山田太雲さんと、国連開発計画(UNDP)東京事務所
アドボカシー・スペシャリストの大崎麻子さんに、
NGOの政策提言活動の意義、日本という土壌で
活動する際の問題点や今後の課題について
幅広く議論して頂きました。
http://unforum.org/interviews/5.html

●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式で
お伝えする「国連職員NOW!」第79回では、
国連人口基金(UNFPA)東京事務所所長補佐の
上野ふようさんにお話を伺いました。上野さんは
大学卒業後、日本の民間企業で広報を専門に
数年間働き、その後スイスの大学院で言語学を学び、
帰国後に現在の職場で働くことになったという
異色の経歴をお持ちですが、そうした他分野での経験が
現在の仕事に活きていると語ってくださいました。
http://unforum.org/unstaff/79.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【6】GRIPS開発フォーラムウェブサイトリニューアルのお知らせ
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GRIPS開発フォーラムのウェブサイトをリニューアルいたしました。全体的にデザイ
ンを一新したほか、現在On-goingのリサーチなどについてナビゲーションがわかりや
すくなるように改築しております。
まだ一部改築中の部分もありご不便をおかけしますが、お気づきの点などありました
らGRIPS開発フォーラムまでお知らせください。出来る限り見やすいウェブとなるよ
う今後も努めてまいります。

日本語ページ  http://www.grips.ac.jp/forum/
英語ページ  http://www.grips.ac.jp/forum-e/

●第4回 VDF-Tokyoベトナム開発カンファレンスのお知らせ

【カンファレンス概要】
基調講演1:大野健一(政策研究大学院 教授)
基調講演2:赤松範隆氏(世界銀行 リードファイナンシャルエコノミスト)

日時: 2008年8月9日(土) 9:45〜17:45
場所: 政策研究大学院大学(GRIPS) 3C会議室(3階)
使用言語: 英語のみ (通訳は付きません)
参加費: 無料
定員: 約60名
主催: VDF-Tokyo / 協力:VDF-Hanoi (GRIPS-NEU共同研究プロジェクト)

*参加お申込受付締切:2008年8月1日
*One-page Presentation 募集中!(締切:7/31)
詳細はこちら>> 
http://www.grips.ac.jp/vietnam/4thConference/CallForOPP.htm

詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/vietnam/4thConference/Index.htm

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【7】FASID 国際開発研究センター最新情報:    
 「FASID/GRIPS夏期公開セミナーのご案内」
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●FASID/GRIPS夏期公開セミナーのご案内
FASIDでは毎年夏学期に、国際的に著名な研究者・専門家を
招き開発の諸問題に関する集中講義を開講しています。
このたびはみなさまにも参加いただく機会として
公開セミナーを2回にわたり開催します。
ぜひご出席下さいますようご案内いたします。

<第1回>
8月7日(木) 13:20〜14:50
講 師:Dr. Stefan DERCON オックスフォード大学教授
テーマ:“Risk, Poverty and Vulnerability”
http://www.fasid.or.jp/kaisai/080807/info.pdf

<第2回>
8月14日(木) 13:20〜14:50
講 師:Dr. John PAGE (世界銀行チーフ・エコノミスト)
テーマ:“Hunting for Leopards: Perspectives on Africa’s Recent Growth” 
http://www.fasid.or.jp/kaisai/080814/info.pdf

<第1回&第2回 開催概要>
主 催:FASID/GRIPS 国際開発プログラム(IDS)
場 所:GRIPS内 Lecture Room “L” (港区六本木7-22-1)
地 図:http://www.grips.ac.jp/about/access.html
言 語:英語(通訳なし)
参加費:無料
申 込:「日本語」ならびに「英語」にて、氏名、所属・役職、電話番号を
    E−mailで(kouza@fasid.or.jp)へお送り下さい。

セミナー関連資料: 2回分とも FASIDウェブへ掲載してあります。
http://www.fasid.or.jp/kaisai/
PPT等も追加予定ですので、引続きご注目下さい。

問合せ:(財)国際開発高等教育機構(服部)(kouza@fasid.or.jp)
TEL:03-5226-0356/5226-0301 FAX:03-5226-0357

(FASID国際開発研究センター担当:土岐啓道)
http://www.fasid.or.jp

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【8】 世界銀行東京事務所よりお知らせ
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私たちが見た開発の現場@ネパール
日本生協連医療部会 世界銀行情報センター(PIC東京)
日本国際保健医療学会学生部会(Jaih-s) 共催 コーヒーアワー

日時:  7月23日(水) 午後7時〜8時30分
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京)  http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 開発・貧困削減と援助協調の現場を、日本の大学生はどう見たのか?
医療を学ぶ学生たちのネパール訪問報告。
言語: 英語、日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、参加申込み:  http://go.worldbank.org/CESY2KMIP0

森造りと土作りは貧困解消の切り札 SUPAパネル展&コーヒーアワー
日本経団連自然保護協議会(KNCF)、世界銀行情報センター(PIC東京)共催

日時: パネル展 7月22日(火)〜8月1日(金) 午前10時〜午後6時 土日閉館
コーヒーアワー 7月24日(木) 午後6時30分〜7時30分
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京)  http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: KNCFが支援する日本の自然保護団体を紹介するシリーズ。サパがギニアで
森の機能を復活させる「熱帯林再生活動」と有機肥料(堆肥とボカシ肥)の
施用による「土壌の活性化」の実践例を紹介します。
言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、コーヒーアワー参加申込み:  http://go.worldbank.org/Y5D6A2BOS0

中村照夫と仲間たち4〜エイズ・アウェアネス・ジャズライブ@日比谷シティ広場
レッド・シューズ・ファンデーション、世界銀行情報センター(PIC東京)共催

日時: 7月28日(月) 午後6時〜9時
場所: 日比谷シティ広場
http://www.hibiyacity.com/eventspace/access/index.html
内容: ベース中村照夫、ギター杉本喜代志、ピアノ青木弘武、ドラムス鎌倉規匠
による演奏(ゲスト、ベース高橋節、ヴォーカル・ヴィヴィアン)と、エイズ問題

様々な立場で携わる専門家がメッセージを発信。「サマー・ビアガーデン@
日比谷シティ」(7月22日〜8月22日開催)の特別プログラム。入場無料。
詳細: http://go.worldbank.org/FNC9X5I0H0

地雷や不発弾の被害に遭わないために〜アフリカ、アフガニスタンでの活動から
難民を助ける会、世界銀行情報センター(PIC東京)共催

日時: パネル展 9月1日(月)〜9月12日(金) 午前10時〜午後6時 土日閉館
コーヒーアワー 9月11日(木) 午後6時30分〜8時
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京)  http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 対人地雷禁止条約が発効してからちょうど10年。世界の68カ国で新たな
地雷被害者が報告されています。地雷被害者がうまれてしまう生活環境、
どうしたらそのような地域に暮らしながらも地雷や不発弾から身を守れるかを
教える活動を紹介します。
言語: 日本語、日本手話、参加無料(コーヒー付き)
詳細、コーヒーアワー参加申込み:  http://go.worldbank.org/YZ1VDAHNT0

世界銀行情報センター(PIC東京)の今年1月から6月までの活動報告をウェブ
サイトに掲載いたしました。開発課題や途上国について平日夜に学べるコーヒー
アワー、アフリカを様々な角度でとりあげる写真展、音楽ライブ、中学生・
高校生・大学生などの受け入れを行いました。

詳細は、以下をご覧ください。
http://go.worldbank.org/K99TXXFU70

(世界銀行東京事務所:大森浩一)

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【9】公開セミナー「国連による平和構築が直面する課題」(7/25・東京)

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外務省は、昨年度より平和構築人材育成パイロット事業を実施
していますが、今般、同事業の実施を担う広島平和構築人材育
成センター(HPC)は、国連平和構築支援事務局(PBSO)との
共催により、国連を中心とした平和構築専門家のネットワーク
であるコミュニティ・オブ・プラクティス(CoP)の第1回ワー
クショップを、7月21〜24日に広島で開催することとなりました。
同ワークショップ自体は非公開となりますが、その成果を多く
の皆様と共有するために、外務省と国連大学も共催に加わり、
7月25日に東京のUNハウスで公開セミナーを開催します。

同セミナーでは、国連諸機関の実務者から、世界各地での
平和構築活動や、国連平和構築委員会・平和構築支援事務局の
活動についてご紹介します。ご関心のある皆様におかれては、
是非ご参加いただければ幸いです。

日時:2008年7月25日(金曜日)16時30分〜18時45分
場所:UNハウス(国連大学本部)エリザベス・ローズ・ホール
次第:
(開会挨拶)篠田英朗 広島平和構築人材育成センター事務局長
(冒頭説明)二村まどか 国連大学学術研究官
(活動報告)リチャード・ポンツィオ PBSO上級政策分析官
ハレー・ホラン PBSO CoP調整官
ネクラ・チリギ PBSO上級政策アドバイザー
世界各地にある国連諸機関の平和構築実務担当者
(コメント)大島賢三 国際協力機構副理事長
長谷川祐弘 法政大学教授
(閉会挨拶)秋元義孝 外務省総合外交政策局審議官
使用言語:英語
共催:国連平和構築支援事務局(PBSO)、広島平和構築人材
育成センター(HPC)、国連大学(UNU)、外務省
後援:国連ボランティア計画(UNV)、NPO法人ピースビルダーズ
申込:NPO法人ピースビルダーズ(HPC広報担当:筒井・渡邊)
askpbso@peacebuilderscenter.jp
宛に、7月22日(火曜日)までに氏名、所属、連絡先
(電子メールアドレス)をお送り下さい。先着順となりますので、
満席となりました場合にはご理解いただければ幸いです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/sem_080725.html

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編集後記 「平和 vs 司法−スーダンのバシル大統領の逮捕状請求」
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スーダン西部ダルフール地方の武力紛争、それに関わる一般市民の
大量虐殺や人道に反する罪の容疑で、国際刑事裁判所(ICC)の検察
官が、スーダンのバシル大統領の逮捕状を請求したという報道が今週
されていました。国際政治や紛争解決の分野では、平和と司法の追及
は必ずしも調和しないということはよく耳にしますが、今回のバシル大統
領の逮捕状請求も「平和と司法の不調和」の一例と考えられるようです。
そもそも、バシル大統領への逮捕状請求がダルフール地方の紛争・
虐殺停止につながるのか、或いはスーダン政府から国連を含む国際
社会が反感をかって、ダルフールの状況を悪化させることになるのか。
専門家・メディアが色々議論しております。スーダンの現状を理解する
上で重要なのは、やはり南北対立の構図、特に現在の和平プロセスが
これまで進んできた要因のひとつは、南スーダン政府の北側の交渉相手
がバシル大統領の率いる国民会議党主導政権だということです。南北
和平プロセスは南部スーダンでは圧倒的に支持されているものの、北部
では国民会議党以外では南北和平プロセスがあまり支持されていないの
が現実です。そのため、今回の逮捕状請求を引き金として、国民会議党
主導の政権崩壊、南北和平プロセスに否定的な新政権の誕生ということ
になると、北部・西部の紛争解決のみならず、南北和平も危うくなる可能
性があります。紛争解決、南北和平、復興支援という視点からも、スーダン
ではしばらく緊迫した情勢が続きそうです。

(早川)

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  DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
       「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
info@devforum.jp )まで電子メールアドレスをご
連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
加」をクリックしてご登録ください。

本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm

dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川元貴/江尻由美
編集後記:早川元貴
発行:ワシントンDC開発フォーラム