2010年7月6日号(ODAのあり方に関する検討最終とりまとめ、 G20サミット、 Global Compact Leaders Summit 20、他)

               2010年7月6日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          -(dev-info)-

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
    
      「ODAのあり方に関する検討 最終とりまとめ」
     「G20サミット・G8サミット」
     「UN Global Compact Leaders Summit 2010」
     他

【2】 GRIPS開発フォーラム:
日本のODAを変える会「ODA改革:5つの提言」とりまとめ

【3】 東京発〜世界銀行からのお知らせ
     (1) セミナー・イベントのご案内
     (2) 最近の活動から

編集後記   「学びの海」
   今週はアフリカ・ネットワーク担当の粒良 麻知子さんによる執筆です。

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【1】  開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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-日本関連-
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● 外務省より、「ODAのあり方に関する検討 最終とりまとめ」が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/kaikaku/arikata/pdfs/saisyu_honbun.pdf

● 7月15日、早稲田大学にて「人間の安全保障シンポジウム:人間の安全保障の過去・現在・未来〜MDGs達成を目指して」が開催されます。参加ご希望の場合、事前登録制となっています。
http://www.waseda-giari.jp/jpn/events/306

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-マルチ・ドナー関連-
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● 7月7−9日、マニラにてアジア開発銀行により、食料安全保障に関するフォーラム”Investment Forum for Food Security in Asia and the Pacific”が開催されています。
http://www.adb.org/Documents/Events/2010/Investment-Forum/default.asp

● 6月26日・27日、トロントにてG20サミットが開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/g20/toronto2010/index.html

● G20サミット公式サイトは以下のリンクから(英語)。
http://www.toronto.ca/G20/

● 6月25日・26日、ムスコカにてG8サミットが開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/canada10/gaiyo_1006.html (外務省ウェブサイト、日本語)

● G8サミット公式サイトは以下のリンクから(英語)。
http://g8.gc.ca/home/

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-国連・関連-
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● 国連経済社会理事会による、公共保健分野での取り組みおよび進捗状況のアセスメントが発表されています。
http://www.un.org/News/Press/docs//2010/ecosoc6436.doc.htm

● 6月24・25日、NY国連本部にてUN Global Compact Leaders Summit 2010が開催されました。
http://www.unglobalcompact.org/newsandevents/2010_Leaders_Summit/index.html

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-シンクタンク関連-
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● 米国シンクタンク、Center for Global Development (CGD)より、コメンタリー”New IMF Database on Financial Access Indicators”が発表されています。
http://blogs.cgdev.org/globaldevelopment/2010/07/new-imf-database-on-financial-access-indicators.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+cgdev%2Fglobaldevelopment+%28Global+Development%3A+Views+from+the+Center%29

● 同じくCGDよりワーキングペーパー”The End of ODA (II): The Birth of Hypercollective Action”が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1424253/

● 同じくCGDよりワーキングペーパー”Inside the World Bank’s Black Box Allocation System: How Well Does IDA Allocate Resources to the Neediest and Most Vulnerable Countries?”が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1424248/

● 英国シンクタンク、Overseas Development Institute(ODI)より報告書”New analysis reveals African countries are making progress towards the MDGs”が発表されています。
http://www.odi.org.uk/resources/details.asp?id=4908&title=mdgs-progress

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【2】 GRIPS開発フォーラム:
日本のODAを変える会「ODA改革:5つの提言」とりまとめ
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○●「ODA改革:5つの提言」〜21世紀型の「開発協力(DC)」へ脱皮せよ〜●○

今般、6月30日付けで、「ODA改革:5つの提言」をとりまとめました。
新時代の日本のODAを考えようと、所属する組織の利害を超えて集まった有志が
2010年2月に立ち上げた、「日本のODAを変える会」の提言です。

今まで会合を5回開催し、ODAにかかる様々なステークホールダー(政界、マスコミ、
NGO、産業界、コンサルタント、学界、官界、援助実施機関等、延べ約300名が参加)が、
日本のODAが抱える問題を共有し、今後どのように変革していくべきかについて議論を
重ねてきました。今般とりまとめた提言は、旧来のODAの概念、予算、政策策定から
実施・連携方法を抜本的に再編し、21世紀型の「開発協力(DC)」へと脱皮させるために、
今、何から着手すべきか、という観点からまとめたものです。是非ご覧下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/2010/ODAMT10/oda2.htm

(GRIPS開発フォーラム:林田篤子)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm

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【3】東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から
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(1) セミナー・イベントのご案内

■世界のものづくりと教育〜アフリカ・アジア・中央アメリカの経験〜
愛知教育大学、世界銀行情報センター(PIC東京) 共催

日時: 2010年7月9日(水)午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://go.worldbank.org/6IWNFK59C0
内容: 「世界のものづくりと教育〜アフリカ・アジア・中央アメリカの
経験」をテーマに、ボツワナ、ミャンマー、セントルチアでの
「ものづくりと教育」の現状と課題、今後の展望などについて
紹介していただきます。
言語: 英語、日本語(逐次通訳付き)、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/FZO4FL77A0

■写真展「Taste the World」
世界銀行情報センター(PIC東京)、Taste the World実行委員会、 
名古屋大学大学院国際開発研究科 共催

日時: 2010年7月5日(月)から7月16日(金)まで
午前10時〜午後6時(土日祝閉館)入場無料
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://go.worldbank.org/6IWNFK59C0
内容: 名古屋大学大学院国際開発研究科にて国際開発学を研究してきた
メンバー(修了生)を中心とした実行委員メンバーが、開発援助
の調査のためにかけめぐってきた世界中の様々な場所で見つけて
きた日常の美しい瞬間や、温かい瞬間を拾い集めた写真展です。
詳細: http://go.worldbank.org/EF2AF1ON20

■世銀案件の仕組みとプロポーザル・CVの書き方
第7回ECFA/PIC東京共同講座

日時: 2010年7月15日(木)午後3時から午後6時まで
場所: 世界銀行東京事務所
http://www.worldbank.org/japan/jp
内容: 開発コンサルタントの中でも、特に国際機関の案件に取り組んで
おられる方、また、今後チャレンジしようとお考えの方を対象に、
世銀案件受注に向けた実践的な知識を学んでいただく講座です。
言語: 日本語
詳細、参加申し込み:
http://siteresources.worldbank.org/JAPANINJAPANESEEXT/Resources/515497-1181632169443/3871544-1276064891509/20100715_ecfa.pdf

■生物多様性連続勉強会〜気候変動と淡水〜
IUCN日本委員会主催 
全国青年環境連盟(エコ・リーグ)、世界銀行情報センター(PIC東京)共催
経団連自然保護協議会(KNCF)助成 Project(4_U)&コーヒーアワー

日時: 2010年7月15日(木)午後6時から午後9時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://go.worldbank.org/6IWNFK59C0
内容: 今年10月、名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議
(COP10)で話される重要な議題の気候変動と淡水についての活動
をされているNGOの方をお招きして、その現状と問題点についてお
話していただきます。
言語: 日本語
詳細、参加申し込み:http://go.worldbank.org/LDP2GYKW30

■国際開発現地調査の狭間に見つけた美しさ
世界銀行情報センター(PIC東京)、Taste the World実行委員会、 
名古屋大学大学院国際開発研究科 共催 コーヒーアワー

日時: 2010年7月16日(金)午後6時から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://go.worldbank.org/6IWNFK59C0
内容: Taste the World 実行委員会メンバー(名古屋大学大学院国際開発
研究科修了生)たちが、どのような目的で現地調査をし、またどの
ようなタイミングでこの写真を撮影したのかなど、フィールドを駆
け巡った「裏話」をご紹介します。また、ご参加いただく皆様と共
に、「世界の多様性」のあり方について考えます。
言語: 日本語、日本手話
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/EF2AF1ON20

(2) 最近の活動から

■6月16日、コーヒーアワーキャリアシリーズ第31回
「アジア開発銀行で働く〜アジア開発銀行の現場から〜木村 寿香
(きむら・ひさか)アジア開発銀行・民間部門業務局(PSOD)インフラファイ
ナンス2課・東アジア民間部門インフラファイナンス・ヘッド」を開催しました。

http://go.worldbank.org/NBTCLR8VG0

■6月17日、岐阜県大垣市立南中学校 中学3年生5名が世界銀行東京事務所を
訪問しました。
http://go.worldbank.org/MCFX2QQ5Y0

■6月18日、コーヒーアワーキャリアシリーズ第32回
「世界銀行で働く〜鎌田 卓也・世界銀行 上級財務アナリスト」を開催しました。
http://go.worldbank.org/GLT0NLVMZ0

■6月23日、岐阜県大垣市立西中学校の3年生31名が世界銀行東京事務所を
訪問しました。
http://go.worldbank.org/UDBIMT6730

■6月24、25日、大阪大学「第51回GLOCOLセミナー国際機関への就職」に世界銀行も
参加しました。
http://go.worldbank.org/HPCDW5KUU0

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

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編集後記: 「学びの海」
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私は現在、博士課程でアフリカ政治について研究しています。大学に来る前は
開発援助に関する仕事をしていましたが、博士課程の1年目はひたすら文献を
読むせいか、自分の思考が「援助」からどんどん離れていくことに気づきます。

学問の世界は、海のように広いということで、「学海」とも形容されるようですが、
まさに海の中で深海魚を追っているような心境で、援助に関する話を聞くと、
はるか遠い海の上で起こっていることのような感じがします。面白い魚のヒレを見つけた!
とひとり感動しても、海の上の世界には全く関係ないような気がします。

学問が開発援助の実務に対してどんな貢献ができるかを考えると、
海の上の表舞台で常にゆらゆら動いているのが実務で、学問はそれを錨(いかり)で
海底につなぐ役割があるのではないかと思うのですが、それらを結びつけるのは
難しいなぁと思うのです。いつか海の上に戻るときまで、もうしばらく潜水を続けたい
と思います。(粒良)

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  DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
       「メーリングリスト(devforum)」
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(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、
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編集担当:早川元貴/江尻由美
編集後記: 粒良 麻知子
発行:ワシントンDC開発フォーラム