2012年4月3日号(緒方貞子JICA理事長退任、2012年世界開発報 告書、世銀総裁候補三人、OECD東北復興支援教育プロジェクト、他)


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  2012年4月3日発行        

                  http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】  開発フォーラム新着情報チェック: 
「政府開発援助(ODA)国別データブック 2011」
「 緒方貞子JICA理事長退任」 
「2012年世界開発報告書」 
「世銀総裁候補三人」
「OECD東北復興支援教育プロジェクト」

【2】 GRIPS開発フォーラム:
    「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ

【3】 東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から 

【4】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「桜」
    執筆:松原勝也 (DC開発フォーラム幹事/メリーランド大学MBA)

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください

┏━━━━━━━━━━━┓
– 日本関連 –
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● 平成24年度暫定予算案が政府案どおり成立しました。一般会計ODAは5621億円(前年度比2%減)。ODA事業見込み(一般会計ODAのほか、補正予算、円借款事業、国際機関向け拠出等の合計)は1兆8500億円(前年度比2%増)。一般会計ODA予算のポイントは、「日本再生重点化措置」を活用した分野の重点化、政策仕分け評価結果を踏まえた経費削減、東日本大震災復旧・復興対策経費(地方の魅力発信、震災の教訓の国際社会への発信)。
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2012/index.htm#zantei

●  政府開発援助(ODA)国別データブック 2011が公開されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/kuni/11_databook/index.html

●  政府は国連人道問題調整部(OCHA)の人道支援活動に対して,410万ドルの資金拠出を決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/3/0330_02.html

●  政府は国連PKO局地雷対策サービス部(UNMAS)を通じた総額830万ドルの人道支援の実施を決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/3/0330_06.html

●  政府は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた総額約1億1,318万ドルの人道支援の実施を決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/3/0330_05.html

●  国際協力銀行(JBIC)は、4月1日日本政策金融公庫から分離・独立し、日本政府100%出資の政策金融機関株式会社として、新たなスタートを切りました。新総裁には元経団連会長で元トヨタ自動車社長の奥田碩氏の就任が決定しています。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/news/2011/0330-01/index.html

●  緒方貞子JICA理事長が3月末の退任を前に会見を行い、8年半の任期中、現場重視の方針、「人間の安全保障」の概念の普及、アフリカ支援や平和構築支援の強化を図ったことなどを振り返りました。
http://www.jica.go.jp/topics/2011/20120330_01.html

●  JICA事業評価年次報告書2011が公開されています。
http://www.jica.go.jp/information/other/2011/20120328_01.html

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– バイ・ドナー関連 –
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●  援助は質と効果を重視すべきであり、数値目標(2013年からGNIの0.7%を援助にあてる)は撤廃すべきだとする英国上院の報告書が発表されました。これに対し、DFIDは公約は維持するとコメントしています。またNGOのONEからは、数値目標を達成した場合の援助効果を検証した報告書が発表されています。
http://www.publications.parliament.uk/pa/ld201012/ldselect/ldeconaf/278/27802.htm
http://www.dfid.gov.uk/News/Speeches-and-statements/2012/Andrew-Mitchell-The-power-of-07/
http://www.one.org/c/international/policybrief/4220/

●  USAIDは、2012年世界水の日を祝い、水系伝染病から免れ、安全な水を確保し、食糧がすべての人々に入手可能で購入しやすいものになることを目標にします。
USAID Celebrates 2012 World Water Day
http://www.usaid.gov/press/releases/2012/pr120322.html

●  USAIDのブログで携帯電話が女性のエンパワメントに果たす役割について述べています。
How Cell Phones Are Empowering Women in the Developing World
http://blog.usaid.gov/2012/03/how-cell-phones-are-empowering-women-in-the-developing-world/

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– 国際機関関連 –
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●  世界銀行は2012年の世界開発報告書をオンライン公開しました。同サイトでは1978年からの報告書すべて、および翻訳版も公開されていて、日本語版は2007年から2010年まで公開されています。
http://wdronline.worldbank.org/

●  世界銀行次期総裁に3名が立候補 しています。日本はアメリカが後押しするジム・ヨン・キム氏を支持する考えを表明しました。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:23151824~menuPK:34463~pagePK:34370~piPK:34424~theSitePK:4607,00.html

●  CGAPが、モバイルマネーを通じた国際送金についての報告書を発表しました。
What do International Remittances mean for Mobile Money? CGAP releases
study on remittances
http://technology.cgap.org/2012/03/21/what-do-international-remittances-mean-for-mobile-money-cgap-releases-study-on-remittances/#more-5659

●  CGAPが、政府から個人への直接給付の金融アクセス向上面での貢献について、ケーススタディをまとめました。
Social Cash Transfers and Financial Inclusion: Evidence from Four Countries
http://www.cgap.org/gm/document-1.9.56877/FN77.pdf
http://www.cgap.org/p/site/c/template.rc/1.9.56877/

●  IMF日本人職員が、昨年の壊滅的な津波被害とその後の復興を振り返り、母国への思いを語っています。
「IMF: 母国, 日本へ — IMF日本人スタッフからのメッセージ」 (youtube 日本語)
http://www.youtube.com/watch?v=uLJpjz3l_JM
IMF Thinking of Home: Japanese staff at the IMF (英語字幕)
http://www.imf.org/external/mmedia/view.aspx?vid=1489196874001

●  国連人権理事会は決議を採択し、スリランカ政府に対しLTTE(タミル・イーラム解放のトラ)との闘いの最終段階における人権侵害の疑いについて説明責任を果たすよう求めています。
http://www.un.org/news/dh/pdf/english/2012/22032012.pdf

●  国連食糧農業機関(FAO)は今後90日間にわたってアフリカの角諸国の農家を支援するため、5000万ドルの緊急資金拠出を求めています。
http://www.fao.org/news/story/en/item/130273/icode/

●  アナン国連アラブ連盟共同特使は引き続きの対話の必要性を訴え、シリア政府が危機打開案を実施に移し、平和的解決を図るよう訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=41678&Cr=syria&Cr1=

●  スーダンと南スーダンの両国政府がエチオピアでの会合に出席する意向を示したことで、国境地帯における軍事衝突で高まった緊張が緩和している模様です。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=41661&Cr=sudan&Cr1=

●  国連人権高等弁務官はセネガルで大統領選が平和的、自由、公正かつ透明に実施されたことを称え、マリ、ギニアビサウ、他の西アフリカ諸国に対し、その模範事例に倣うよう訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=41654&Cr=Senegal&Cr1=

●  アジア開発銀行(ADB)はフィリピン貧困層を対象とする幼児教育推進プロジェクトへ、「貧困削減日本基金:(JFPR)」を通じた150万ドルの無償援助支援を行うことを決定しました。http://beta.adb.org/news/brighter-future-philippines-rural-children-adb-japan-preschool-grant

●  OECDは文部科学省と地元の学校とともに、東北復興支援教育プロジェクトを通じて東北地方の復興を支援することを発表しました。
http://www.oecd.org/document/14/0,3746,en_21571361_44315115_49964046_1_1_1_1,00.html

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– シンクタンク・NGO関連 –
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●  米国NGOのBank Information Center(BIC)は、世界銀行総裁選に際して世銀の今後の課題について論評しました。
http://www.bicusa.org/en/Article.12611.aspx

●  Center for Global Development (CGD)所長Nancy Birdsallは、世銀総裁候補三人への質問を投げかけました。
Three Questions to Ask the Three Candidates to Lead the World Bank
http://blogs.cgdev.org/globaldevelopment/2012/03/three-questions-to-ask-the-three-candidates-to-lead-the-world-bank.php

●  ブルッキングス研究所が二回目のODAの質に対する評価レポートを全文を発表しました。概要は昨年11月に発表されています。
The Quality of Official Development Assistance Assessment 2009: Is Aid
Quality Improving?
http://www.brookings.edu/reports/2012/0326_quality_development_assistance_kharas.aspx
http://www.brookings.edu/~/media/Files/rc/reports/2012/0326_quality_development_assistance_kharas/0326_quoda_2012.pdf

●  ODIより、キャパシティディベロップメントについてのレポートが発表されています。
http://www.odi.org.uk/resources/details.asp?id=6348&title=capacity-complexity-development-projects-rapid

●  Center for Global Development のブログで、米国政府下院予算委員会の農業生産への援助「feed for future」を既存の食糧援助に統合・廃止する案に対して、食糧増産への支援をないがしろにするものとして反論しています。
Will It be Feed the Future or Feed the Now?
http://blogs.cgdev.org/mca-monitor/2012/03/will-it-be-feed-the-future-or-feed-the-now.php

●  スタンフォードSocial Innovation Reviewで、メディアや一般大衆がチャリティ活動を評価する経験、手法を持ち合わせていないことを述べています。
Kony 2012” and Our Capacity to Evaluate Public Charities
http://www.ssireview.org/blog/entry/kony_2012_and_our_capacity_to_evaluate_public_charities

●  MITのバナージ教授が英王立国際問題研究所(チャタムハウス)で行った講演、”The Surprising Truth about Life on Less than $1 a Day” の記録が公開されています。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/182642

●  英王立国際問題研究所(チャタムハウス)より、アンゴラの過去10年を振り返った報告書が発表されています。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/182750

●  Oxfamは以下のジェンダー報告書を続けて発表しました。
– What Works for Women: Proven approaches for empowering women smallholders and achieving food security
http://policy-practice.oxfam.org.uk/publications/what-works-for-women-proven-approaches-for-empowering-women-smallholders-and-ac-216769
– Expanding women’s role in Africa’s modern off-grid lighting market:enhancing profitability and improving lives
http://policy-practice.oxfam.org.uk/publications/expanding-womens-role-in-africas-modern-off-grid-lighting-market-enhancing-prof-216716
– Shampoo, saris and SIM cards: seeking entrepreneurial futures at thebottom of the pyramid
http://policy-practice.oxfam.org.uk/publications/shampoo-saris-and-sim-cards-seeking-entrepreneurial-futures-at-the-bottom-of-th-216715
– Beyond participation: making enterprise development really work for women
http://policy-practice.oxfam.org.uk/publications/beyond-participation-making-enterprise-development-really-work-for-women-216731

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【2】 GRIPS開発フォーラム:
    「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ
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●第1回「中小企業の海外展開」勉強会開催のお知らせ

開発フォーラムでは、今までの活動を発展させて、来年度より「開発と
ビジネス」をテーマに、産官学やNPOなどのマルチステークホルダーに
よる相互学習、知的ネットワーク構築の場を提供していきます。これは、
今まで取組んできたアフリカ産業戦略、BOPビジネス、民間開発支援
等の勉強会を含む枠組みです。その一環で、「中小企業の海外展開」
勉強会を新しく開始いたします 。

キックオフとして、4月5日(木)18時半より中小企業庁国際室長の守山
宏道氏をお迎えして、日本の中小企業の現状、海外展開の必要性、
最近の政府のイニシアティブ等についてお話いただきます。ご関心のあ
る方は、ぜひお申し込みください。

◆ スピーカー: 守山宏道氏(経済産業省中小企業庁国際室長)
  「中小企業の海外展開について」

◆ コメンテーター: 大野健一(政策研究大学院大学 教授)

◆ 皆様との意見交換

◆ 会場: 政策研究大学院大学(GRIPS)1階 会議室1A&B

◆ 申し込み方法: 御出席いただける方は、お名前、ご所属先、
ご連絡先を明記の上、4月4日(水)までに、GRIPS開発フォーラム・
飯塚(m-iizuka@grips.ac.jp) までご連絡ください。
(車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及び
お車の色を事前にご連絡ください)

(GRIPS開発フォーラム: 飯塚 美恵子)

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【3】 東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から 
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(1)  セミナー・イベントのご案内

■世界銀行対日貸出31件プロジェクトシリーズ第2回写真パネル展「奇跡の桜、荘川桜と御母衣ダム」
世界銀行情報センター(PIC東京)主催

日程:  2012年4月2日(月)から6日(金)、4月16日(月)から27日(金)
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://bit.ly/e348Ev02
時間:  平日午後1時から4時30分。 土・日・祝日は閉館。
      (4月9日(月)から13日(金)は臨時閉館いたします。)
内容:  1950〜60年代に世界銀行から日本政府に貸し出された
   31件のプロジェクトを紹介する「世界銀行と日本」
   シリーズ写真展の第2回目となる今回は、
   岐阜県庄川上流部の御母衣発電所のプロジェクトを取り上げます。
詳細:  http://bit.ly/GJvUEe

■ 海洋におけるグリーン・エコノミー:セッション1(全3回)

主催:  世界銀行、国連環境計画グリッドアレンダールセンター(UNEP/GRID-Arendal)
共催:  グローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワーク (GDLN)
日時:  2012年4月4日(水)午前10時から午後1時まで
場所:  世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 
    http://bit.ly/uFtDNj
内容:  海洋・沿岸生態系に基づく経済開発が直面する
   課題について、実際的な解決策を探るための
   セミナーシリーズ。最初のセッションでは
   ケーススタディを通じて概念やアプローチを話し合います。
    (当日の模様はウェブキャストでもご覧いただけます)
言語: 英語のみ
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/zQLtcP

■ 「世界一大きな授業の教え方」〜震災から見えてきた教育の大切さ〜
教育協力NGOネットワーク(JNNE)、世界銀行情報センター(PIC東京)共催コーヒーアワー

日時:  2012年4月5日(木)午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://bit.ly/e348Ev02
内容:  「世界一大きな授業」は、世界180カ国で同時期に
   同テーマで授業を行い教育の普及を訴えるキャンペーンとして、
   2003年から毎年4月に実施されています。今年の教材を作った
    NGOスタッフとともに効果的な授業のあり方を話し合います。
言語:  日本語
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/GPRlmM

■ 「脆弱国支援センターの設立」
世界銀行、JICA(国際協力機構) 共催パブリックセミナー

日時:  2012年4月10日(火)午後4時から午後5時30分まで
場所:  世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 
http://bit.ly/xrYfkr
内容:  世銀が新設した「紛争・安全保障・開発グローバルセンター
   (CCSD)」は今後、脆弱国や紛争の影響を受けている国への
   開発効果向上を図ります。来日するジョエル・ヘルマン
  同センター長から、センターの紹介ならびに世銀が目指す
  脆弱国における開発支援を展望します。
言語:  英語・日本語(同時通訳付き)
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/H1ZAA5

■ 「大規模災害における市民社会の連携を考える」
世界銀行、JICA(国際協力機構) 共催パブリックセミナー

日時:  2012年4月12日(木)午後6時から午後8時まで
場所:  世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 
    http://bit.ly/xrYfkr
内容:   被災地仙台(JICA東北)、阪神・淡路を経験した
    神戸(JICA関西)、東京の3箇所をTV会議でつなぎ、
    災害時のボランティアと世界や自治体、地元等との
    連携について、東日本大震災からの教訓を考えます。
言語:  日本語
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/Him4L1

■ 大規模災害からの教訓 GDLNセミナーシリーズ(全5回)

主催: 世界銀行、防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)、グローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワーク (GDLN)

日時:  2012年4月18日(水)〜 5月11日(金)
場所:  世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 
   http://bit.ly/uFtDNj
内容:  3月11日の東日本大震災より学んだ知見や教訓を
  全世界へ向けて共有する事を目的に「大規模災害
   からの教訓」全5回のセミナーシリーズが開催されます。
  各セッション開催日時や内容はTDLCサイトをご参照ください。
言語:  英語のみ
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/Hjf3te

(2) 最近の活動から

■ 3月19日、コーヒーアワー「ブータン・国民総幸福(GNH)の今シリーズ 
第1回 〜映画『思いを運ぶ手紙』から見えること〜」を日本ブータン友好協会と
共催しました。監督との質疑応答をUstreamでご覧いただけます。

http://bit.ly/AthapL

■ 3月23日、世界銀行パブリックセミナー「日本社会開発基金 (JSDF) :
採鉱・油田地域における女性の自立支援プロジェクト」を開催しました。

http://bit.ly/HpeO2y

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

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【4】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「桜」
    執筆:松原勝也 (DC開発フォーラム幹事/メリーランド大学MBA)
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日本三景には富士山が含まれていない。日本が誇る有名な景色なのになぜなのか?
その理由を以前友達から聞いてはっとした。日本三景に選ばれているのは
松島、天の橋立、宮島。この三つに共通しているのが海辺という事。特に
海から島もしくは陸地が見えるというのが綺麗とされている。これには日本人の
古い記憶が関係しているらしい。大昔、島国の日本人は漁を頻繁に行って
いました。時々、遠くに行ってしまう事もあっただろうし、嵐にさらされる事もあり
ました。そういう生命が脅かされる状況の中で一番美しいと思える、また一番
見たいと思える景色は海から見える陸地の景色。まさしく日本三景で描かれて
いるような景色。いくら富士山が雄大であったとしても、日本人からしたら生きれる
という希望を与えるまでの美しさは感じられないのでしょう。

違う生活環境のため、西洋の人達の美意識も日本人と違っています。大昔、
彼らは狩を中心にした生活を送っていました。たまに獲物を追いかけ、森、山に
迷い込んでしまい、生命の危険を感じる事もあったでしょう。そんな彼らが美しいと
思える景色は山から平原が見える景色。自分達の村への道が見え、元の生活に
戻れるという安心感を与えてくれます。これらの例の様に、昔の生活の違いから
何を美しいと思うかは変わるとの事。

日本人が美しいと思う景色で代表的なものの一つは桜。きっと昔の日本人は
今よりも厳しい冬を経験していて、春の知らせを知らせる桜は花が綺麗に咲くと
いう以上に、暖かい季節が来る、作物を育てれるという生きる希望を与える美しさを
当時の日本人に感じさせていたのでしょう。

ワシントンDCではとても綺麗な桜が咲きました。この桜を日本人が感じるように
アメリカ人は感じているのか。おそらく違って感じられるのでしょう。しかし、太平洋
桜’とも呼ばれていたこの桜が日米の友好の象徴として今年で100年を迎え、
国籍を問わずに多くの人が集まり、写真を撮っているのを見ます。文化の壁、昔の
記憶から来る美意識の違いを超え、日米の橋渡し役を担っています。私は昔の人が
桜にかんじていた希望の美しさをワシントンの桜に重ねます。日米の友好の希望を
感じざるを得ません。

松原勝也 (DC開発フォーラム幹事/メリーランド大学MBA)

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  DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
       「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報 (案内・レジュメ・
議事録)をはじめとする活動情報に加 え、グローバルな開発戦略と日本の
関わりに関する主要な情 報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途 に送付しています
(メルマガと同じです)。バックナンバー はこちらです。
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また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の 他、より広くグロー
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「ワシントンDC開発フォ ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する ため、本メー
リングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす るとともに、発言者の了承がない
限りメディア等での引用が されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへ
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