Activitiesの欄に新しいエッセイを載せましたので、どうぞご覧ください。
アジア債券市場発展へのアジア開発銀行の取組
アジア開発銀行地域経済統合室の宮地正人さんが、「アジア債券市場発展へのアジア開発銀行の取組」を寄稿してくださいました。アジア債券市場構想(ABMI)
の議論が活発になる中、ADBが主にTAを通しての貢献を目的として、現在6つのワーキンググループで、アジア内での1)新型債務担保証券の開発、信用力の低い発行体の発行する債券へのリスク軽減を目的とした2)信用保証および投資メカニズム、3)外国為替取引及び決済システムの発展、等が議論・検討されていることが紹介されています。将来的には学識者と市場関係者の間の認識の差を埋めることがADBの役割や方向性として述べられています。
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ACTIVITIESの欄に新しいエッセイを載せましたので、どうぞご覧ください。
JICAにおける経済政策・金融分野への支援の本格化
− 経済政策・金融チームの発足について −
国際協力機構(JICA)の高橋宏太郎さんが、「JICAにおける経済政策・金融分野への支援の本格化 −経済政策・金融チームの発足について−」と題する文章を寄稿してくださいました。2004年4月に発足した経済開発部が、従来の取り組みで浮き彫りになった課題を克服すべく如何にアプローチを変化させているか、また経済政策・金融チームの業務概略等について分かりやすく説明されています。
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新しく2つのエッセイ、「ローンとTA」と「スリランカの金融制度改革とTA」を載せましたので、REPORTS/ESSSEYSからどうぞご覧ください。
ローンとTA
ローンのなかでもいわゆるプロジェクトローンとプログラムローンでは、それに伴う援助の仕事の進め方が大きく異なっていることもあり、分けて考える方が有益な場合も多いのではないかという観点から、とくに財政支援とも近い関係にあるプログラムローンの問題について、いくつか議論させていただきたいと思います。(筆者 IMF通貨金融審議役・アジア太平洋地域TAチーフ 玉川雅之)
スリランカの金融制度改革とTA
スリランカでは、4月の政権交代後も金融制度改革が継承されることとなりました。本稿では、スリランカのTAを通じて発見した、金融セクター改革のいくつかの側面をご紹介させて頂きたいと思います。(筆者 IMF通貨金融審議役・アジア太平洋地域TAチーフ 玉川雅之)
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皆様のご協力により、昨年は当ネットワークを開始することができました。
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
REPORTS/ESSEYSの欄に新しいエッセイを載せましたので、どうぞご覧ください。
銀行の経済学
IMFアジア太平洋局の野崎 仁宏さんが、「銀行の経済学」と題するエッセイを寄稿してくださいました。
銀行やあるいは金融制度の存在意義については、伝統的なミクロ経済学ではうまく説明できなかった分野でしたが、80年代以降の経済学が情報の非対称性、当事者のインセンティブというような問題を深く考察することにより、銀行システムが円滑に機能することや、銀行監督、預金保険制度などが経済厚生を高める上で重要な役割を果たすことが明らかになってきています。本稿では、このような金融セクターに関する新しい経済学のエッセンスを数式を使わないで示して下さっており、また預金保険のもつモラルハザードや自己資本規制の意義などもモデルに取り入れた、筆者の博士論文(2003年)等、最近の研究成果についても言及されています。
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ACTIVITIESの欄に新しいエッセイを載せましたので、どうぞご覧ください。
欧州復興開発銀行と中央アジアの移行支援
欧州復興開発銀行(EBRD)の本間 勝 中央アジア局長が、「欧州復興開発銀行と中央アジアの移行支援」と題する文章を寄稿してくださいました。
EBRDは、旧ソ連中東欧諸国の市場経済システムへの移行を支援する国際投融資機関ですが、民間部門の育成を最重要分野とし、民間では実施できないようなプロジェクトを行っていくことを重視するユニークな国際金融機関で、金融部門の整備、強化についても、積極的な投融資活動を行っています。本稿では、筆者が担当されている中央アジア各国およびモンゴルの現況を概観しつつ、EBRDが金融セクターの整備などに関連してどのようなオペレーションを行っているかについて記述されています。とくにEBRDの投融資活動が、技術協力や他の国際金融機関やバイのドナーからの融資や無償資金による援助等とどのように関わっているかにつき、最前線での事情が紹介されており、示唆に富むものと思われます。
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次のエッセイを載せましたので、左側のREPORTS/ESSEYSのところをクリックしてから、ご覧ください。
IMFの金融セクター専門家派遣制度について
IMF通貨金融システム局の玉川 雅之さんが「IMFの金融セクター専門家派遣制度について」と題するエッセイを寄稿してくださいました。日本人が金融セクターの様々な専門家として、今後もっと国際的にも活躍していける余地はないかという視点から、筆者が携わっているIMFの金融専門家派遣制度の実情を紹介するとともに、最後の節では、本ネットワークの問題提起に応答を試みるかたちで、JICAの現在の専門家派遣制度の運営を強化し、国際機関などとも連携を強化してはどうかといった意見を述べられています。
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幹事メンバーからの問題提起を載せましたので、どうぞご覧ください。
問題提起
(Suggested Issues for discussion and Information Exchange)
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REPORTSのコーナーに次の論文を載せましたので、どうぞご覧ください。
金融部門と経済発展及び社会厚生との関係について
IMF調査局の植田健一さんが、金融資本市場の整備と経済発展及び社会厚生との関係について、最近の研究の進展状況などを紹介するエッセイを寄稿してくださいました。金融セクターの発展の意義については、貧困削減や経済成長などとの関係で開発経済学の世界でも盛んに論じられてきたテーマですが、本稿では、金融の発展がなぜ、そしてどのように社会経済に役に立つのかについて、基本的なコンセプトに立ち返った考察が行われ、このような枠組みのもとに行われた最近の実証研究の成果も紹介されています。
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ACTIVITIESのコーナーにOECDからのレポートを載せましたので、どうぞご覧ください。
OECDの域外国金融セクター改革支援活動の概要
本稿は、OECD(経済開発協力機構)の域外国(中国、東南アジア、インド、ラ米等のOECD非加盟国)における金融セクター改革の支援事業の活動状況等について説明したものです。(筆者 OECD 金融財政企業局域外国担当課
河上 洋右)
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金融資本市場ネットワークのウェッブサイトは、9月23日から構成を新たにして再開されました。
再開に当たって、以下のような情報が掲載されていますのでご参照ください。
今後皆様からの投稿などにより、内容の充実を図っていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。
なお本ネットワークはML参加者間の意見、情報交換を中心に運営されていますので、ご関心のあるかたは是非、MLにご参加ください。
About the Network
本ネットワークについて金融資本市場整備の分野・トピック、幹事名簿、MLのご案内、本ウェッブサイトの運営について
Activities
IMF関係(金融セクターに関する機構改革、アジア金融危機等におけるIMFの役割に関する評価レポートの発表、金融セクター審査プログラム(FSAP)日本レポートの発表)
JICA関係 (「金融に関する政策支援型協力基礎研究」報告書)
Reports & Essays
(投稿募集中)
Debates
アジアの金融セクター整備、アジアの債券市場と通貨制度、アジアの金融危機とIMFの対応に関する議論
Links
金融資本市場の整備に関する日本・世界の諸機関のウェッブサイトへのリンク
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