2007年10月30日号(世銀/IMF年次総会、開発成果のためのマネジメ ント、開発コミットメント指数、他)


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2007年10月30日発行
                   http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】  開発フォーラム新着情報チェック:

   「平成19年度国際協力重点方針•地域別重点課題」
   「新JICA始動に向けて-2期目の抱負」
   「世界銀行/IMF年次秋総会」
   「開発コミットメント指数2007レポート」
 
【2】 パリ通信:「パリ宣言」:開発成果のためのマネジメントに向けた取り組みとは

【3】 国連フォーラム:
    「私の提言」JICAシエラレオネ事務所 久下勝也さんより
    「国連でインターン」UNDPのインドネシア各事務所より
    「国連職員NOW!」第54、55回

【4】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
  「研修:評価ワークショップ参加者募集」
  「講演:「国際開発研究 大来賞」の表彰式・記念講演」
  「議事録:開発援助の経済学:2006年度RIETIプロジェクト成果の紹介」
  「Journal Express:世銀、長期アフリカ農業戦略の失敗を報告 他」

【5】 GRIPS開発フォーラム:
   「新しい日本のODA」マニフェスト、『アメリカ援助事情』

[編集後記] 「有言不実行な私たち」

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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-日本関連-
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●外務省より平成19年度国際協力重点方針•地域別重点課題が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/pdfs/19_jyuten.pdf

●10月31日、東京/UNハウスにて平和構築人材育成パイロット事業シンポジウムが開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/sy_091031.html

●国際協力機構緒方理事長が記者会見で「新JICA始動に向けて-2期目の抱負」についてお話されました。
http://www.jica.go.jp/president/message/20071023.html

┏━━━━━━━━━━━┓
-バイ•ドナー関連-
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●英国国際開発大臣がワシントンDCにて開催されたEducation for Allイベントにて演説しました。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/Speeches/vadera-education.asp

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-マルチ•ドナー関連-
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●世界銀行/IMF年次秋総会が開催されました。
http://www.worldbank.org/ambc/

○第76回世銀•IMF合同開発委員会コミュニケ(英語)
http://www.mof.go.jp/english/if/wb_imf_071021st.pdf

○第76回世銀•IMF合同開発委員会コミュニケ(ポイント) (日本語)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/wb_imf_191021.pdf

○第76回世銀•IMF合同開発委員会における日本国ステートメント (英語)
http://www.mof.go.jp/english/if/wb_imf_071021st.pdf

○第76回世銀•IMF合同開発委員会における日本国ステートメント(日本語)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/wb_imf_191021st.pdf

○第16回IMF国際通貨金融委員会コミュニケ(英語)
http://www.mof.go.jp/english/if/ko_071020c.pdf

○第16回IMF国際通貨金融委員会コミュニケのポイント(日本語)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko_191020c.pdf

○第16回IMF国際通貨金融委員会における日本国ステートメント(英語)
http://www.mof.go.jp/english/if/ko_071020st.pdf

○第16回IMF国際通貨金融委員会における日本国ステートメント(日本語)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko_191020st.pdf

●世界貧困デーの10月17日(水曜日)、貧困をなくすための世界同時アクション、STAND UP SPEAK OUTが行われ、ギネス記録が作られました。
http://www.standup-speakout.jp/

●OECD事務総長のアンヘル•グリア氏がGlobalist of the Yearを受賞しました。グローバルガバナンス、国際関係への革新的な取り組みが評価されています。
http://www.oecd.org/document/53/0,3343,en_2649_201185_39544181_1_1_1_1,00.html

●米州開発銀行から11月1日にフラグシップレポート2008が発表される予定です。
http://www.iadb.org/NEWS/articledetail.cfm?artid=4107&language=En

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-シンク•タンク関連-
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●米国シンクタンクCGD から開発コミットメント指数2007のレポートが発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/14716/

●世界銀行のゼーリック総裁がCGDでの会議において気候変動への世銀の取り組みについてスピーチを行いました。
http://blogs.cgdev.org/globaldevelopment/2007/10/robert_zoellick_speaking_at_cg.php

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【2】 パリ通信:「パリ宣言」:開発成果のためのマネジメントに向けた取り組みとは
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2005年に採択された援助効果向上のための「パリ宣言」。

現在では100を越すドナー・パートナーが「パリ宣言」に署名し、援助効果向上
のための取り組みに努力しています。この「パリ宣言」には、長年援助関係者に
より重要だと認識されてきたことが5つの原則として明文化されており、このうち
のひとつが「開発成果のためのマネジメント」です。

「開発成果のためのマネジメント」とは、”成果により焦点を当て、各種情報を活用し、
意思決定を改善した援助のマネジメントや援助の実施を意味する“と「パリ宣言」は
規定しています。この上で「パリ宣言」には、「開発成果のためのマネジメント」のため
にドナー側が取り組むべきこと、パートナー国側が取り組むべきこと、そしてドナー及び
パートナー国双方が協力して取り組むことがコミットメントとしてまとめられています。

例えばパートナー国は、国家開発戦略が単なるお題目でなく予算に裏付けられた
ものとするよう求められたり、またドナーは、パートナー国が有する評価制度の結果
に即して各国への援助計画を立てることが求められます。

これらのコミットメントに基づき具体的に何を実践するかについては、DAC援助効果
作業部会の下に専門の専門家会合が設けられ、ドナーやパートナー国の専門家が
定期的に議論をしています。先般開催された専門家会合では以下のような事項が
議題としてあがりました。

・相互説明責任の仕組み

それぞれのパートナー国で実施される様々な援助活動について、どのような成果が
上がり、また今後どのような援助が必要(あるいは不要)なのか、ドナー・パートナー
国双方がきちんと説明できる相互説明責任体制を国レベルで整備するためにガイド
ラインを作成。

・援助実施機関のインセンティブの仕組み

援助実施機関の職員ひとりひとりが援助効果向上の取り組みに努力するには、
熱意だけでなくある程度のインセンティブが介在しないと機能しません。このため、
援助実施機関にどのようなインセンティブの仕組みがあり、また何が必要かについて調査。

このように、援助の世界でも成果への注目度が増している中、成果をあげるための
マネジメントの議論が活発になっています。DACは援助の評価に長年取り組んできた
歴史があり、援助の評価メソドロジーを豊富に有しています。

援助関係者は、これらのメソドロジーを活用しつつ「開発成果のためのマネジメント」に
取り組んでいくことが、今後より一層求められるでしょう。

(パリ通信担当:吉田 徹) 

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【3】 国連フォーラム:
    「私の提言」JICAシエラレオネ事務所 久下勝也さんより
    「国連でインターン」UNDPのインドネシア各事務所より
    「国連職員NOW!」第54、55回
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●「私の提言」第8回は、JICA シエラレオネ事務所の
久下勝也さんによる「援助協調促進のための新興ドナー
との情報共有を実現させよう」です。OECDクラブによる
途上国に対する援助という伝統的な開発の構図の
変化を踏まえ、新興ドナーとの情報共有強化のための
施策について、受け入れ政府とドナー側双方から
提言してくださいました。
http://unforum.org/teigen/8.html

●「国連でインターン」第20回は迫田恵子さんです。
前回の続編として、国連居住計画(UN-HABITAT)での
インターン後に同じインドネシアにて国連開発計画
(UNDP)パプア事務所、ジャカルタ事務所での二つの
異なるプロジェクトに従事した経緯とご経験について
ご寄稿いただきました。
http://unforum.org/internships/20.html

●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式で
お伝えする「国連職員NOW!」第54回では、国連
居住計画(UN-HABITAT)アジア太平洋事務所(福岡)の
熊谷有美さんにお話を伺いました。米国での
ボランティアから大学への編入、模擬国連から
国連事務局でのインターン、そしてKEDOでの5年間を
経て福岡に帰ってこられた経歴をお持ちの熊谷さんに
これまでの人生の選択などについて語っていただきました。
http://unforum.org/unstaff/54.html

第55回は、世界保健機関(WHO)健康開発総合研究
センター(WHO神戸センター)所長の岩尾總一郎さんに
お話を伺いました。学術分野や日本の官庁でも
ご活躍された岩尾さんに、国連システムでの勤務を
希望する若者へのメッセージなどをいただきました。
http://unforum.org/unstaff/55.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【4】FASID 国際開発研究センター最新情報:
「研修:評価ワークショップ参加者募集」
「講演:「国際開発研究 大来賞」の表彰式・記念講演」
「議事録:開発援助の経済学:2006年度RIETIプロジェクト成果の紹介」
「Journal Express:世銀、長期アフリカ農業戦略の失敗を報告 他」
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●FASID評価ワークショップ参加者募集のお知らせ
FASIDでは、ODA評価実務経験者を対象に評価ワークショップを12月10日から1月
11日の期間で開催します。コースは9種で、今後の国際協力のあり方に対応する
内容となっております。応募締め切りは11月15日です。コース内容、応募方
法、応募申込書等の詳細は以下のリンクをご覧ください。
http://www.fasid.or.jp/kenshu/hyoka/index.html

●第11回FASID「国際開発研究 大来賞」の表彰式・記念講演
「国際開発研究 大来賞」の表彰作品が『牧畜二重経済の人類学−ケニア・サン
ブルの民族誌的研究』(湖中 真哉、世界思想社、2006)に決定いたしました。
表彰式及びご本人による記念講演を2007年11月16日(金)15時より開催致します
ので、ご案内申し上げます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
http://www.fasid.or.jp/okita/index.html

●第68回開発援助動向研究会議事録・配布資料を掲載しました。
テーマ:開発援助の経済学:2006年度RIETIプロジェクト成果の紹介
報告者:澤田康幸氏(東京大学大学院経済学研究科准教授)
戸堂康之氏(東京大学新領域創成科学研究科准教授)
http://dakis.fasid.or.jp/report/minutes.html

●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、昨年5月からDAKIS
(開発援助情報システム)に加わったサービスです。ここでは、最近2号分の主
な見出しとURLをご紹介します。

○JX 2:26 (07.10.17) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-26.pdf
世銀ゼーリック総裁、貧困克服を優先/「南の銀行」がベネズエラに設立/EU、
ACP諸国との貿易交渉に留保の姿勢/【出版】2007年アジア太平洋地域MDG進捗報
告;2007年開発貢献度指標/【焦点】アフリカの食糧
○JX 2:27 (07.10.24) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-27.pdf
世銀独立評価グループ、長期アフリカ農業戦略の失敗を報告/ASEAN+3への日本
提案「援助の透明性」に中国猛反発/グレンイーグルズサミット公約に、アフリ
カ諸国苛立ち/日本政府のミャンマー制裁/【ドーハ最新】/開発と地球温暖化

(FASID国際開発研究センター担当:高篠仁奈)
http://www.fasid.or.jp

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【5】GRIPS開発フォーラム:
   「新しい日本のODA」マニフェスト、『アメリカ援助事情』
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●10月24日付けで、「新しい日本のODA」マニフェストを発表しました。本マニフェ
ストは「新しい日本のODA」を語る会で議論した事を踏まえてまとめた提言集です。
「新しい日本のODA」を語る会では、マスコミ、産業界、NGO、学界、官界、援助実施
機関の関係者が集い、オールジャパンの視点で、日本のODAの何が問題で、何を変え
るべきかを議論してきました。今般、参加者の多数意見を集約した「国際協力を変え
る30の提言」 をマニフェストに盛り込みました。この場をお借りして、ご意見を
賜った皆様にお礼を申し上げます。今後はこのマニフェストの具体化に向けて行動を
起していく所存です。マニフェスト本文をぜひご覧下さい。
マニフェスト本文
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_salon/ODAmanifesto.pdf(pdfファイル、96KB)

今までの議論、過去の会合資料については、当該サイト
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_salon/index.htmをご覧下さい。

●今般、当フォーラムのウェブサイトに『アメリカ援助事情』のコラムを設けまし
た。このコラムでは、JICA米国事務所長としてワシントンに赴任された山本愛一郎氏
から、『アメリカ援助事情』についての現地リポートを掲載していきます。第1回目
のテーマは「アメリカとリベリア」と題し、異例とも言える、アメリカからリベリア
への対個別国支援についてまとめられています。この様な支援が、対アフリカ、そし
て途上国全般への支援へと繋がっていくことを願わずにはいられません。今後は、
『アメリカ援助事情』のコラムを設け、シリーズものとしてご紹介していきますの
で、ぜひご一読下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/USA/First.htm

(GRIPS開発フォーラム:岩橋美智子)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm

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編集後記   有言不実行な私たち
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出張で南スーダンに来ております。公共ガバナンスの調査の一環で、
今回は6週間ほどの滞在です。フィールドでは本部勤務ではなかなか
経験できないことが、いろいろ体験できますが、フィールドで働く醍醐味は
やはりクライアント・先方機関と直接対応できるということでしょうか。

クライアントと面会をすることで、いろいろなフィードバックをいただきます。
私の働く機関への感謝の意を伝えられることもありますが、罵倒、叱咤、苦言を
もらされることも多々あります。私の担当以外のプロジェクトに関して文句を
いわれても困るなあ、と思うところもありますが、取りあえず頭を下げ謝るように
しております。

「官僚的過ぎる」、「仕事が遅い」、「口ばっかり」というのが定番の苦言ですが、
相手側からは所詮、私個人も機関の一部に過ぎず、同僚の失敗は組織の連帯
責任と思われるようです。少なくとも、自分のプロジェクトでは有言実行を目指
したいものです。(早川)

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 DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
     メーリングリスト(devforum)」
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編集後記:早川元貴
発行:ワシントンDC開発フォーラム