| 11月7日、ワシントンDC開発フォーラム特別セッション:緒方貞子さんとともに「人間の安全保障と日本の国際協力を考える」が、約70名の出席を得て行われました。冒頭、緒方貞子さんより、人間の安全保障への取り組みの経緯、現状と今後の課題について、人間の安全保障委員会での作業やアフガニスタン支援の実例を中心にご説明頂いた後、次のような論点を中心に活発な議論が行われました。
 
 (1)和解・共存の実現の重要性
 (2)紛争と開発に共通する社会的要因の存在
 (3)支援に際して実際に現場を踏み声を聞くことの意義
 (4)支援後のサステイナビリティを確保するための方策
 (5)イラク有事への国際社会への対応
 (6)政策レベル(マクロ)と現場レベル(ミクロ)のギャップの存在及び分
 野別の縦割り思考の弊害
 (7)紛争中の国に対する支援の方策
 (8)人間の安全保障というアプローチを国際社会・日本政府部内・日本国民に対して広めていくためのアイディア
 (9)ボトムアップのコミュニティ開発の重要性
 (10)難民政策と移民政策のリンケージ
 (11)開発問題について経済的側面を超えた全体的アプローチの重要性
 
 以上の諸点をはじめ、日本として取り組むべき課題や、議論を聞いての感想など、短いものでも結構ですのでinfo@developmentforum.orgまでご意見をいただければ幸いです。
 
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