ディスカッションペーパー

開発問題に関する国際的議論と日本の取り組みへの示唆

今般、経済産業研究所上席研究員/ジョージワシントン大学シグール・アジア研究センターの宗像直子氏(当地在住)が、ディスカッションペーパー「開発問題に関する国際的議論と日本の取り組みへの示唆」を公表しました。http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/02j020.pdf

同ペーパーでは、国際機関と援助国との協調が重視されるようになっていること、日本の援助額が財政上の理由等により減少が予想されることなどから、日本としても、国際的議論に対する影響力を高め、日本の援助が国際協調の中で有効に生かされるよう働きかけを強める必要があることを指摘しています。また、現在日本では援助政策の見直しが行われているところ、このような国際的な開発動向に知的貢献を行うための体制整備が喫緊の課題であること、そして日本は東アジアを中心に経済統合の取り組みを進めているなかで、途上国との経済統合に当たっては開発戦略との整合性に十分配慮する必要があることも併せ指摘しています。

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